ケホシダ 毛穂羊歯
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Flora of Mikawa
ヒメシダ科 Thelypteridaceae ヒメシダ属
中国名 | 华南毛蕨 hua nan mao jue |
学 名 | Thelypteris parasitica (L.) Tardieu Cyclosorus parasiticus (L.) Farw. |


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高 さ | 50~100㎝ |
生活型 | 常緑性 |
生育場所 | 山野、道端 |
分 布 | 在来種 本州(福島県、新潟県、関東地方以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、台湾、インド、ネパール、スリランカ、ラオス、ミャンマー、タイ、ッベトナム、インドネシア、フィリピン |
撮 影 | 蒲郡市 04.10.2 |
根茎は短く~長く、這い、葉状体の間隔は狭いこともある。葉柄は長さ(10)20~30(40)㎝、わら色。鱗片は暗褐色、披針形。葉身は草質、乾くと緑褐色~黄緑色、両面に長い白毛があり、腹面の中肋に沿って橙色の腺があり、長さ(20)30~50(60)㎝、幅(8)15~25(35)㎝、広披針形、2回羽状中裂、基部はほとんど狭くならず、最下の1~2対は下向きに曲がり、先は尾状に細くなる。羽片は10~15(20)
対つき、中部の羽片は長さ(5)10~15(20)、幅 (0.5)1~1.5㎝、基部は切形。裂片は20~25対、長さ3~4㎜、幅約3㎜、先が尖る。裂片の側脈は5~8対、普通、単脈まれに分岐し、隣の裂片の脈と網状に繋がる。ソーラスは円形、包膜は円腎形、密に毛がある。胞子嚢は柄に赤橙色の腺がある。胞子には翼がある。2n=72,108,144
ホシダ Thelypteris acuminata は葉の毛が短毛で、頂羽片が槍の穂先のように細長くなる。包膜の毛が少ない。
イヌケホシダ var. kuliangensis は最下羽片が中央の羽片長の1/2以下。鼓岭渐尖毛蕨 (gu ling jian jian mao jue)。
テツホシダThelypteris interrupta は本州(静岡県、紀伊半島、福井県、島根県)、四国、九州、沖縄、琉球熱帯、亜熱帯に広く分 布。中国名は毛蕨(mao jue)、英名は Hottentot fern。羽片の基部が狭くなり、羽片の裏に腺点がある。
ホシダ Thelypteris acuminata は葉の毛が短毛で、頂羽片が槍の穂先のように細長くなる。包膜の毛が少ない。
イヌケホシダ var. kuliangensis は最下羽片が中央の羽片長の1/2以下。鼓岭渐尖毛蕨 (gu ling jian jian mao jue)。
テツホシダThelypteris interrupta は本州(静岡県、紀伊半島、福井県、島根県)、四国、九州、沖縄、琉球熱帯、亜熱帯に広く分 布。中国名は毛蕨(mao jue)、英名は Hottentot fern。羽片の基部が狭くなり、羽片の裏に腺点がある。