カタヒバ 片檜葉
Flora of Mikawa
イワヒバ科 Selaginellaceae イワヒバ属
中国名 | 兖州卷柏 yan zhou juan bai |
学 名 | Selaginella involvens(Sw.) Spring. |
高 さ | 20~40㎝ |
生活型 | 常緑性 |
生育場所 | 山林の樹幹、岩上 |
分 布 | 在来種 本州(宮城県以南)、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、台湾、インド、ブータン、ネパール、スリランカ、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、フィリピン |
撮 影 | 鳳来寺山 04.4.10 |
担根体(rhizophores )は匍匐する根茎や匐枝にだけある。葉は黄緑色、冬は赤味を帯びることがある。地上茎は3~4回羽状に分裂する。地上茎が葉柄状になり、葉が密につく。葉は二形になり、開出してつく腹葉と前向きの背葉とがそれぞれ2列に並ぶ。腹葉(ventral
leaves )は上部にだけに微鋸歯がある。背葉(dorsal leaves )は全体に微鋸歯があり、先端は芒状にならない。胞子嚢穂は小枝より細い四角柱状で、小枝の先に1個ずつつく。異形胞子性であり、1胞子嚢穂の中に大胞子嚢と小胞子嚢の2種を持ち、大胞子嚢には4個の大胞子ができ、小胞子嚢には多数の小胞子ができる。