カラクサイノデ 唐草猪の手 

mark

Flora of Mikawa

オシダ科 Dryopteridaceae イノデ属

別 名 シノブイノデ
[英名] Attu holly fern
学 名 Polystichum microchlamys (H.Christ) Matsum.
カラクサイノデの葉表
カラクサイノデの葉裏
カラクサイノデのソーラス
カラクサイノデ
高 さ 60~90㎝
生活型 夏緑性
生育場所 やや湿った林床
分 布 在来種 北海道、本州(中部地方以北、鳥取県)、カムチャッカ半島、アラスカ
撮 影 駒ケ岳  06.7.2
葉は斜上して、叢生。葉柄は葉の長さの1/8~1/4 、葉身よりかなり短い。鱗片は薄い紙質、淡褐色で上部のものほど赤みがかり、幅が狭い。葉身は長楕円状披針形~広披針形で2回羽状浅~中裂し、羽片は長さ3~13㎝、中部のものが最も大きく、下部の羽片は収縮する。小羽片は卵形、鋭頭で、浅~深裂し、基部は翼状に流れ、裂片の先は芒状に尖る。ソーラスは羽片の中肋寄り。包膜は全縁~波状縁。2n=164
 Polystichum rufopaleaceum 红鳞耳蕨( hong lin er jue) は中国に分 布し、よく似ている。鱗片が赤褐色。下部の羽片が収縮せしない。広義にはこれに Polystichum microchlamys を含むとする見解もある。