ヤリノホゴケ 槍の穂蘚
Flora of Mikawa
ヤナギゴケ科 Amblystegiaceae ヤリノホゴケ属
中国名 | 大湿原藓 da shi yuan xian |
英 名] | calliergonella moss |
学 名 | Calliergonella cuspidata (Hedw.) Loeske |
分 類 | 蘚類 |
高 さ | 5~10㎝(長さ) |
生育場所 | 湿地、草地の土上 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、四国、九州、中国、ロシア、インド、ブータン、ネパール、ヨーロッパ、北アフリカ、北アメリカ |
撮 影 | 豊田市 10.4.21 |
和名の由来は茎葉が開出せず、茎の先が槍のように尖ることから。
植物体は中形~大形、緑色~黄緑色、光沢がある。茎は長さ10㎝以下、平伏してやや羽状に分枝し、先が直立し、長さ5~10㎜の細い枝を横に出す。茎は中心束があり、表皮細胞は大形。茎葉は覆瓦状につき開出せず、長さ2~3㎜、幅1.0~1.5 ㎜の卵形~楕円状卵形、全縁、平坦。葉先は円頭だが、縦に破れやすい。中肋は2叉して、短い。葉中部の葉身細胞は長さ65~85(約90)µm、幅約5µmの線形。翼細胞は透明な大形の方形、明瞭な区画をつくる。雌雄異株。蒴は稀にしかつかない。雌苞葉は長さ約1.7㎜、幅約0.8㎜の広披針形。蒴柄は長さ5~6㎝。蒴は赤褐色、短い曲がった円筒形、水平~傾く。蒴歯は2列、完全。胞子は直径17~22 µm、細かいパピラがある。
植物体は中形~大形、緑色~黄緑色、光沢がある。茎は長さ10㎝以下、平伏してやや羽状に分枝し、先が直立し、長さ5~10㎜の細い枝を横に出す。茎は中心束があり、表皮細胞は大形。茎葉は覆瓦状につき開出せず、長さ2~3㎜、幅1.0~1.5 ㎜の卵形~楕円状卵形、全縁、平坦。葉先は円頭だが、縦に破れやすい。中肋は2叉して、短い。葉中部の葉身細胞は長さ65~85(約90)µm、幅約5µmの線形。翼細胞は透明な大形の方形、明瞭な区画をつくる。雌雄異株。蒴は稀にしかつかない。雌苞葉は長さ約1.7㎜、幅約0.8㎜の広披針形。蒴柄は長さ5~6㎝。蒴は赤褐色、短い曲がった円筒形、水平~傾く。蒴歯は2列、完全。胞子は直径17~22 µm、細かいパピラがある。