ツルチョウチンゴケ 蔓提灯蘚
Flora of Mikawa
チョウチンゴケ科 Miniaceae ツルチョウチンゴケ属
中国名 | 侧枝匐灯藓 ce zhi fu deng xian |
学 名 | Plagiomnium maximoviczii (Lindb.) T.J.Kop. |
分 類 | 蘚類 |
高 さ | 1~2㎝(長さ) |
生育場所 | 山地の湿った岩上 |
分 布 | 在来種 日本全土、朝鮮、中国、ロシア、インド |
撮 影 | 本宮山 04.5.26 |
一次茎は匍匐し、多くの仮根がつき、不規則に側方に分枝する。二次茎は直立し高さ1~2㎝、基部に長さ0.8~1.2㎝の枝が曲がってつき、葉はほぼ水平近くにつく。葉は長さ5~6㎜の舌形、円頭、先端に微突起があり、葉身が弱く波打つのが特徴である。葉縁には2~4細胞列の明瞭な舷があり、全周に歯がある。中肋は葉先に達し、中肋の横の細胞が大きい。中部の葉身細胞は長さ12~25μmの丸みのある方形、平滑、厚角。基部の細胞は長方形で大きい。雌雄異株。雄株には雄花盤ができる。蒴柄は長さ1.5~3.5㎝。蒴は水平~下垂し、長さ2.8~4.0㎜、幅1.2~1.8㎜の円柱状の卵形。蓋にはやや長い嘴がある。n=6,7