タマゴケ 玉蘚
Flora of Mikawa
タマゴケ科 Bartramiaceae タマゴケ属
中国名 | 梨蒴珠藓 li shuo zhu xian |
英 名] | apple moss |
学 名 | Bartramia pomiformis Hedw. Bartramia pomiformis Hedw. var. elongata Turner |
分 類 | 蘚類 |
高 さ | 4~5㎝(長さ) |
生育場所 | 山地の陰地の岩上、土上 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、四国、九州、中国、ロシア、ヨーロッパ、アフリカ、北アメリカ、ニュージーランド |
撮 影 | 旭町 04.4.4 |
植物体は中形~やや大形、葉は鮮やかな新緑色(白緑色~黄緑色)で、周りが褐色の早春には遠く離れていても鮮やかさが目につく。茎は長さ4~5(10)㎝、褐色の分岐した仮根が多い。葉は乾くと巻縮し、長さ4~7㎜、幅0.5~0.6㎜の線状披針形、下部の幅がやや広い。中肋は葉先に達し、短く突出する。葉縁は2細胞層、鋭い歯がある。葉身細胞は長さ8~13μmの方形~矩径、背腹両面に1~2個のパピラがある。雌雄同株。蒴は直径1.5~2㎜の球形、和名はこれに由来する。蒴の出初めは緑色で、次第に色づき乳首のように見える。蒴柄は長さ1.5~2.5(China
Moss:0.8~1.5)㎝、赤褐色。蓋は低い円錐形。胞子は黄褐色、直径15~19µm。n=8