ニワツノゴケ 庭角苔

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Flora of Mikawa

ツノゴケ科 Anthocerotaceae ニワツノゴケ属

中国名 高领黄角苔 gao ling huang jiao tai
英 名] Carolina phaeoceros
学 名 Phaeoceros carolinianus (Michx.) Prosk.
ニワツノゴケ
ニワツノゴケの葉状体
ニワツノゴケ
分 類 ツノゴケ類
高 さ 1~3㎝
生育場所 低地の人家の庭、畑、水田の土手
分 布 在来種 日本全土、世界に広く分布
撮 影 蒲郡市形原町   05.1.15
葉状体は長さ1~3㎝、幅3~5㎜、縁は波打つ。無性芽はつくらない。表皮細胞は薄壁、トリゴンはなく、葉緑体が1個。雌雄同株。蒴は長さ3~4㎝、気孔がある。弾糸は2~4細胞からなる。胞子は黄色、直径30~40μm、求心面の各面の中央に突起が1つずつある。n=5
 ミヤケツノゴケは腹面に無性芽をつける。胞子はやや広い翼があり、求心面の全面に突起が多数ある。
 ナガサキツノゴケは葉状体がやや小さく、縁が不規則に細かく切れ込む。蒴は長さ1~2㎝。胞子が黒色。無性芽は無い。
 ミヤベツノゴケは葉状体が幅4~6㎜、肉厚、縁が羽状に細かく切れ込み、背面に小突起が密生する。胞子は黒褐色。