ナガサキホウオウゴケ 長崎鳳凰蘚
Flora of Mikawa
ホウオウゴケ科 Fissidentaceae ホウオウゴケ属
中国名 | 二形凤尾藓 er-xing feng-wei xian |
学 名 | Fissidens geminiflorus Dozy et Molk. |
分 類 | 蘚類 |
高 さ | 17~60mm |
生育場所 | 水のかかる岩上 |
分 布 | 在来種 日本全土、中国、ロシア、インドネシア、フィリピン、オセアニア |
撮 影 | 五井山 05.1.8 |
植物体は中形、長さ1.7~6㎝、幅2.7~3.1㎜、鮮緑色~濃緑色。茎は這い、やや羽状に分枝する。枝は長さ0.5~2㎝。茎に葉腋瘤ができる。葉は扁平に18~60対つき、長さ2.3~3.0㎜(China
Moss:1.8~2.5㎜×0.3~0.4㎜)の披針形、鋭頭、厚さが1細胞層。葉の縁に舷はない。葉翼の基部は下垂し、茎に被る。中肋は葉先に達し、細胞が細長く、上端にパピラがある。葉縁全体に規則的な微細な歯がある。腹翼は葉の長さの1/2
~3/5。葉身の厚さは1細胞。背翼の葉身細胞は円状六角形~方形、長6~12μm。細胞壁は薄い。雌雄異株。蒴は茎に側生し、相称、直立~傾く。蒴柄は長さ8~14㎜。蓋には長い嘴がある。蒴歯は1列、16個、赤色。n=12
トサカホウオウゴケは葉身が1~2細胞層、葉縁の全周に厚さ1細胞層の薄い部分があり、明るい帯状になり、内側は暗い。葉先にとさか状の鋸歯がある。
ミヤマホウオウゴケは乾いてもあまり縮れず、葉先がより細く尖る。上部の葉身は2~4細胞層の厚さがあり、細胞は断面の境が膨れ、不明瞭。
キャラボクゴゴケはやや小形、葉が長さ1.5~2.2㎜。中肋が葉先から短く突出。葉身細胞は中央に1個のパピラがある。腹翼の細胞にも高いマミラがある。蒴柄は15~17㎜とやや長い。蒴は傾く。
トサカホウオウゴケは葉身が1~2細胞層、葉縁の全周に厚さ1細胞層の薄い部分があり、明るい帯状になり、内側は暗い。葉先にとさか状の鋸歯がある。
ミヤマホウオウゴケは乾いてもあまり縮れず、葉先がより細く尖る。上部の葉身は2~4細胞層の厚さがあり、細胞は断面の境が膨れ、不明瞭。
キャラボクゴゴケはやや小形、葉が長さ1.5~2.2㎜。中肋が葉先から短く突出。葉身細胞は中央に1個のパピラがある。腹翼の細胞にも高いマミラがある。蒴柄は15~17㎜とやや長い。蒴は傾く。