ミズゼニゴケモドキ 水銭苔擬
Flora of Mikawa
スジゴケ科 Aneuraceae ミドリゼニゴケ属
学 名 | Aneura maxima (Schiffn.) Steph. |
分 類 | 苔類 |
高 さ | 2~5㎝(長さ) |
生育場所 | 渓流、湿地の水辺や水流内 |
分 布 | 在来種 本州、四国、九州、東アジア~東南アジア、ヒマラヤ、北アメリカ |
撮 影 | 豊橋市 05.2.5 |
葉状体は長さ2~5㎝、不規則に分枝し、主軸と枝の幅に差があまりなく、透明感があり、緑色、幅が2~10㎜と広く、薄く、縁が波打ち、中肋部は不明瞭。仮根は腹面の中央部に密生する。
葉状体の単細胞の厚さの翼部は幅5細胞以上あり、波打つ。葉身細胞は長さ約90µm、幅約40µm程度の六角形、油体は微粒の集合。雌雄異株。造卵器は側枝上に不規則に並び、裸出し、包膜はなく、シュートカリプタラ(shoot
calyptra=胞子体を包む袋)が発達する。造精器腔は短側枝の背面に2~3列に並ぶ。無性芽はつくらない。n=10
同属のミドリゼニゴケは葉状体が黄緑色、不透明で、単細胞の翼部の幅は2~4細胞。
同属のミドリゼニゴケは葉状体が黄緑色、不透明で、単細胞の翼部の幅は2~4細胞。