ミヤマサナダゴケ
Flora of Mikawa
ツヤゴケ科 Entodontaceae サナダゴケ属
中国名 | 垂蒴棉藓 chui shuo mian xian |
学 名 | Plagiothecium nemorale(Mitt.)A.Jaeger |
分 類 | 蘚類 |
高 さ | 1~3㎝(長さ) |
生育場所 | 土上、岩上、腐木上、樹木の基部 |
分 布 | 在来種 日本全土、朝鮮、中国、ロシア、インド、ヨーロッパ、アフリカ |
撮 影 | 幸田町 10.5.19 |
植物体は中形、暗緑色~黄緑色、茎は長さ1.5~3㎝、葉を含めた幅約5㎜、這い、分枝して、枝を斜上する。中心束はある。葉は長さ2.4~3.5㎜、:幅1.1~1.6㎜の卵形、ほぼ相称、ほぼ全縁、葉先に小さな歯がある。葉はやや光沢があり、乾くと縮れ、扁平度はゆるい。中肋は2叉し、しばしば葉の中部に達し、わずかに越える。葉身細胞は長さ60~100µm、幅15~25µmの長六角形~狭菱形、平滑、細胞壁は薄い。葉翼部の細胞は他の細胞と明瞭に区別できない。雌雄異株。蒴柄は長さ1.5~4.0㎝、赤褐色、平滑。蒴は長さ2~2.5(蓋を含めて2.5~3.5㎜)、円柱形、非相称、乾いても平滑。胞子は直径10~15µm、パピラはわずか。n=8,10,11,12
オオサナダゴケモドキは葉が長さ1.3~2.4㎜とやや小さく、枝の幅が狭い。葉先に小歯があることが多く、葉が乾いてもあまり縮れず、平らなマットをつくる。
オオサナダゴケモドキは葉が長さ1.3~2.4㎜とやや小さく、枝の幅が狭い。葉先に小歯があることが多く、葉が乾いてもあまり縮れず、平らなマットをつくる。