クシノハスジゴケ
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Flora of Mikawa
スジゴケ科 Aneuraceae スジゴケ属
学 名 | 羽枝片叶苔 yu zhi pian ye tai |
学 名 | Riccardia multifida (L.) Gray subsp. decrescens (Steph.)Furuki Riccardia multifida (L.) Gray (広義) |

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分 類 | 苔類 |
高 さ | 1~3㎝(長さ) |
生育場所 | 湿った岩上、倒木上 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、四国、九州、中国、台湾、東アジア、ヒマラヤ |
撮 影 | 五井山 10.11.2 |
Riccardia multifidaはアジア、ヨーロッパ、北アメリカ、アジアなど広く分布する。アジアに分布するものが亜種として分類されている。広義に扱う見解もある。
葉状体は長さ1~3㎝、幅0.5~1㎜、緑色、2~3回羽状に側面から分裂する。枝先は厚さ3~5細胞層。縁の単細胞層は3~5細胞幅であり、他の細胞より小さく、縁が丸く張り出す。葉状体は腹面に粘液毛をもつ。表皮細胞は内部細胞より小さい。油体は小粒の集合した楕円体~ブドウ房状、1~3個あるが、表皮細胞にはない。雌雄同株。雄枝、雌枝、両性枝がある。弾糸は長さ12~15μm。胞子は淡黄色、平滑。
類似のキテングサゴケは葉状体が黄色を帯び、細胞の大きさがほぼ同じで、縁の単細胞層が1~3細胞幅と狭い。
葉状体は長さ1~3㎝、幅0.5~1㎜、緑色、2~3回羽状に側面から分裂する。枝先は厚さ3~5細胞層。縁の単細胞層は3~5細胞幅であり、他の細胞より小さく、縁が丸く張り出す。葉状体は腹面に粘液毛をもつ。表皮細胞は内部細胞より小さい。油体は小粒の集合した楕円体~ブドウ房状、1~3個あるが、表皮細胞にはない。雌雄同株。雄枝、雌枝、両性枝がある。弾糸は長さ12~15μm。胞子は淡黄色、平滑。
類似のキテングサゴケは葉状体が黄色を帯び、細胞の大きさがほぼ同じで、縁の単細胞層が1~3細胞幅と狭い。