植物体は中形、低地に多く、よく群生が見られる。茎は高さ1～3(5)㎝、ほとんど分枝しない。乾くと強く巻縮する。葉は長さ4～6㎜の線状披針形、基部の鞘部は卵形、鋭頭、葉の縁に小歯がある。中肋は葉先に達し、突出するときもあり、背面に鋭歯がある。葉身の腹面は1細胞厚、4～6細胞幅の多数の薄板が縦方向に密に並んで被われる。薄板の端細胞は平面が惰円形、側面が横長の矩形又は菱形。葉断面の薄板の上端は盛り上がるか切形。葉基部の細胞は長さ20～35µm、幅12～16µmの方形、薄壁。雌雄異株。蒴柄は長さ1～3.5㎝、赤褐色。蒴は長さ3.5～4.5㎜、幅1～2㎜の円筒形、直立し、長毛が被う。胞子は直径8～10µm、平滑。n=7
　類似のヒメスギゴケは乾いてもあまり巻縮しない。薄板の端細胞は平面が円形。