カモジゴケ
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Flora of Mikawa
シッポゴケ科 Dicranaceae シッポゴケ属
中国名 | 曲尾藓 qu-wei xian |
学 名 | Dicranum scoparium Hedw. |
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分 類 | 蘚類 |
高 さ | 2~5㎝ |
生育場所 | 半日陰の腐食土上 |
分 布 | 在来種 日本全土、ニュージーランド、北半球に広く分布 |
撮 影 | 豊田市 05.4.3 |
植物体は中形~大形、緑色~濁緑色~黄褐色。茎は直立し、高さ2.~10㎝、仮根は褐色、葉はあまり開出せず、乾くと鎌形に曲がり、湿ると接着してつくこともある。葉は長さ(4)7~10㎜の狭披針形、上部は細く、竜骨状に折れ、先が溝状になる。葉縁は上半部1/3に明瞭な歯がある。中肋は先では細く、葉先に達し、上部の背面に2~4列、鋭い歯がある。葉身細胞は厚壁でくびれがあり、上部では偏菱形、基部では長さ85~120µm、幅8–10µm、翼部は方形~円みを帯びた方形、黄褐色。雌雄異株。蒴柄は長さ2~3㎝、赤褐色、単生まれに複生する。蒴は長さ2~3㎜の楕円形~短円筒形、褐色を帯び、湾曲し、乾くとややしわがある。蓋は長さ2.5~3㎜の傾いた嘴がある。口環はない。外蒴歯は上部は淡褐色、パピラがあり、下部は赤褐色、縦の条がある。胞子は直径16~20㎜。n=11。
オオシッポゴケは高さが5㎝以下。仮根が褐色、葉はあまり開出せず、接着してつくこともある。葉は長さ約7㎜の披針形、上部の1/3から次第に狭くなり、扁平、先は広く尖るか鈍頭。葉身細胞は厚壁でくびれがあり、基部では長さ120~150µm、幅16~22µm。蒴柄は長さ2~4㎝。蒴は長さ約3.6㎜。蓋は長さ2.5~4㎜の嘴がある。
シッポゴケは大形で、仮根が白色。葉が乾くと開出してつき、葉先が溝状に細くなる。蒴柄が5~6㎝と長い。
アオシッポゴケは葉が長さ10~15㎜と長く、シッポゴケに似ている。中肋が葉先から突出して針状に伸びる。葉身細胞の壁にくびれがない。蒴柄が淡黄色。
オオシッポゴケは高さが5㎝以下。仮根が褐色、葉はあまり開出せず、接着してつくこともある。葉は長さ約7㎜の披針形、上部の1/3から次第に狭くなり、扁平、先は広く尖るか鈍頭。葉身細胞は厚壁でくびれがあり、基部では長さ120~150µm、幅16~22µm。蒴柄は長さ2~4㎝。蒴は長さ約3.6㎜。蓋は長さ2.5~4㎜の嘴がある。
シッポゴケは大形で、仮根が白色。葉が乾くと開出してつき、葉先が溝状に細くなる。蒴柄が5~6㎝と長い。
アオシッポゴケは葉が長さ10~15㎜と長く、シッポゴケに似ている。中肋が葉先から突出して針状に伸びる。葉身細胞の壁にくびれがない。蒴柄が淡黄色。