ジンガサゴケ 陣笠苔

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Flora of Mikawa

ジンガサゴケ科 Aytoniaceae ジンガサゴケ属

中国名 石地钱 shi di qian
学 名 Reboulia hemisphaerica (L.) Raddi subsp. orientalis R.M.Schust.
Reboulia hemisphaerica (L.) Raddi 広義
ジンガサゴケの雌器托
ジンガサゴケの雌器托横
ジンガサゴケの雄
ジンガサゴケの葉状体背
ジンガサゴケの葉状体腹
ジンガサゴケ
ジンガサゴケ背面拡大
ジンガサゴケ腹鱗片
分 類 苔類
高 さ 1~4㎝(長さ)
生育場所 土上、石垣、岩上
分 布 在来種  日本全土、東アジア
撮 影 幸田町   05.3.12
和名の由来は雌器床が陣笠の形に似ていることから。葉状体は二又状に分枝し、長さ1~4㎝、幅5~7㎜、背面の縁が紅紫色を帯びる。腹面も紅紫色を帯び、腹鱗片は2列につき、紅色、広三日月形、毛のように細い披針形の付属物が2個ある。雌雄同株。雌器托は葉状体の先端又は短腹枝につき、長さ約1~2㎝の柄があり、柄に1本の溝がある。雌器床は陣笠形、縁が3~5浅裂する。包膜は裂片の下面につき、縦に2裂する。雄器托も葉状体の先端又は短腹枝につく。雄器床は無柄、盤状、鱗片に囲まれる。無性芽はつかない。弾糸は長さ約10μm。胞子は早春に熟し、黄褐色、直径60~90μm。n=9。