エゾスナゴケ 蝦夷砂蘚

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Flora of Mikawa

ギボウシゴケ科 Grimmiaceae シモフリゴケ属

中国名 东亚砂藓 dong-ya sha xian
学 名 Racomitrium japonicum Dozy et Molk.
エゾスナゴケの葉
エゾスナゴケの葉のy中部の細胞
エゾスナゴケの葉の基部の細胞
エゾスナゴケの葉の翼部の細胞
エゾスナゴケ
エゾスナゴケ拡大
エゾスナゴケの葉
分 類 蘚類
高 さ 1~3(4)㎝
生育場所 日当たりのよい土上
分 布 在来種  日本全土、朝鮮、中国、ロシア、ベトナム、オーストラリア
撮 影 岡崎市   10.3.12
茎は分枝せず、直立し、長さ1~4㎝、葉が密につき、乾くと葉が圧着して棒状になる。葉は長さ2~2.5㎜、幅0.7~1㎜の卵状披針形~卵状惰円形。葉先は短い透明尖になる。中肋は太く、葉長の 4/5~5/6の上部で終わる。葉縁は折れて、2重になる。葉の中部の葉身細胞は長さ9~12µm、幅5~7µmの方形~短矩形、細胞の縦壁は不規則に肥厚し波打ち、腔上に微細なパピラがある。葉基部の葉身細胞は長さ23~46µm、幅4~5µmの長矩形、翼部に透明な大型の六角形の薄壁の細胞がある。パピラは葉全体にあり、葉の基部細胞は特にパピラの高さが高い。雌雄異株。蒴は長楕円状、平滑。蒴柄は長さ約15㎜、赤褐色、平滑。蒴歯は2裂し、糸状。胞子は見られない。n=12,14