アオハイゴケ 青這蘚
Flora of Mikawa
アオギヌゴケ科 Brachytheciaceae カヤゴケ属
中国名 | 水生长喙藓 shui sheng chang hui xian |
英 名] | platyhypnidium moss |
学 名 | Rhynchostegium riparioides (Hedw.) Card. Platyhypnidium riparoides (Hedw.) Dix. |
分 類 | 蘚類 |
高 さ | 1~2㎝(長さ) |
生育場所 | 渓流、水路など濡れた岩上、壁面 |
分 布 | 在来種 日本全土、北半球に広く分布 |
撮 影 | 幸田町 14.2.5 |
水路のコンクリート壁面の水面付近など、濡れる場所にマットをつくり、鮮緑色。茎はしばしば平伏し、長さ約4㎝、不規則に分枝し、枝は長さ1~2㎝、直立又は斜上する。茎は葉をわずかにつけ、枝は葉が多く、枝の葉は大形の鮮緑色~暗緑色、円形に近く、ややお碗形に中央が凹み、長さ1.32~1.58(2)㎜、幅0.77~1.40㎜の広卵形~円形、カバーグラスで圧着しても破れにくい。葉先はやや小さく尖るか又は鈍頭。葉縁に舷はなく、全周に小歯がある。中肋は緑色、上部で細くなって葉長の2/3~3/4終わり、葉先に達しない。葉身細胞は長さ(55)68~70(100)µm
、幅6~7(10)µmの長偏菱形~線形、平滑。細胞壁は薄い。 頂端細胞は短い偏菱形。雌雄同株(異苞)。蒴柄は長さ約10㎜、平滑、赤褐色。蒴は傾いてつき、非相称、卵形、暗緑色。蘚蓋は平伏し、短く、曲がった嘴がある。蒴歯は2列。外蒴歯にパピラがある。内蒴歯の基礎膜は高い。秋~冬に蒴が見られるが、胞子は見られない。n=12
ツクシアオハイゴケは葉身中部の細胞は長さ40µm以下の長六角形~惰円形。
ツクシアオハイゴケは葉身中部の細胞は長さ40µm以下の長六角形~惰円形。