ヤマゴボウ科 Phytolaccaceae
分類 | 被子植物(angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-キク上群(Superasterids)-ナデシコ目(Caryophyllales) |
分布 | 熱帯中心に世界に22属約120種が分布し、日本には1属2種(ヤマゴボウ、マルミノヤマゴボウ)が自生し、北アメリカ産のヨウシュヤマゴボウが帰化している。 |
特徴 | 草本又は木本。低木まれに高木。直立まれに攀縁、ほとんどが無毛、まれに雌雄異株。葉は単葉、互生、全縁。托葉は無いか又は微小。花序は頂生、腋生又は葉に対生し、総状花序、集散花序、円錐花序、穂状花序。花は小さく、両性まれに単性、放射相称。花被片は4又は5個、宿存性、分離又は基部で合着、等長又は不等長、蕾では覆瓦状、緑色ときに他の色になる。雄しべは4個~多数、肉質の花盤につく。花糸は普通、宿存性、分離又は基部でわずかに合着する。葯は2室、背着、縦に裂開する。子房は上位、球形。心皮は1個~多数、分離又は合着。胚珠は室ごとに1個、基底、湾生。花柱は宿存性、短いか又は欠き、直立又は曲がり、心皮と同数。果実は肉質、液果又は核果、まれに蒴果。種子は腎臓形又は扁球形、小さい。外種皮は膜質又は堅く、壊れやすく、平滑又はしわが多い。胚は大きく、曲がり、胚乳がまわりに豊富にあり、粉末状。 |
用途 | 有毒である。ヤマゴボウの名で食用とされるのはアザミ類やヤマボクチなどのキク科の他の植物である。 |
ヤマゴボウ属 | マルミノヤマゴボウ | Phytolacca japonica Makino |
ヨウシュヤマゴボウ | Phytolaceae americana L. |