スグリ科 Grossulariaceae

分類 被子植物(Angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-バラ上群(Superrosids)-ユキノシタ目(Saxifragales)
分布 世界に1属約160種があり、アジア、ヨーロッパ、北アフリカ、北アメリカ、メキシコ、中央アメリカ、南アメリカ分布する。
 クロンキスト体系分類でユキノシタ科からスグリ科が分離されれスグリ属1属となった。Grossularia は亜属で属とすることもあった。
特徴  低木、普通、落葉性 (Ribes speciosum は半常緑、R. viburnifolium は常緑)。葉は互生、単葉。托葉はある。葉柄はある[又は無い]。葉身は分裂又は切れ込み (R. speciosum と R. viburnifoliumは不分裂)、縁には歯がある[又はほぼ全縁]。.花序は頂生又は腋生、普通、総状花序、ときに散房花序又は花が単生する。花は両性 ( R. diacanthumは単性)。花被と雄しべ群は子房上。花托筒は全体又は部分的に子房につき、上部は分離。咢片は普通、5個 (R. speciosum は4個)、分離。蜜腺のある花盤(nectary disc)がある。雄しべは(4~)5本、咢片に対生し、花托筒の上につき、分離又は花托筒につき、分離。葯は内向き、縦の隙間から裂開する。雌しべは1個、2心皮がある。子房は部分的に~完全に下位、1室、側膜胎座 。胚珠は倒生、二珠皮性(bitegmic)、薄層型珠心(crassinucellate)。花柱は2、分離、下部で合着又は完全にほぼ合着する。柱頭は2個、頂生、頭状。果実は漿果(baccate) 。種子は (3~)10~60個、褐色~黒色、紡錘形~長円状楕円形~楕円形、胚は真っすぐ、胚乳は豊富、油質、でんぷん質でない。
栽培 セイヨウスグリ、クロスグリ、フサスグリ(アカスグリ、シロスグリ)が食用に栽培され、ハナスグリが鑑賞用に栽培されている。
スグリ属 クロスグリ Ribes nigrum L.
フサスグリ Ribes rubrum L.
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