オウムバナ科 Heliconiaceae
分類 | 被子植物(angiosperm)-単子葉類(Monocots) -ツユクサ類(Commelinids)-ショウガ目(Zingiberales) |
分布 | 世界に1属約200種があり、北アメリカ、メキシコ、中央アメリカ、南アメリカ、西インド諸島に分布し、少数が太平洋諸島に分布する。 |
特徴 | 単子葉植物。植物型はmusóide=musoid[Musa]バナナ型, canóide=canoid[Canna]カンナ型 , zingiberóide=zingiberoid[Zingiber]ショウガ型の3型。根茎(地下茎)は単軸分枝(leptomorph)又は仮軸分枝(Pachymorph)。茎は偽茎。葉は互生し、葉柄は長~短、ほぼ無柄又は葉身より長いこともある。花序は頂生、直立又は下垂し、苞が花序軸に1平面又は1平面以上に数個~多数つく。苞は披針形~卵形(オウムの嘴形)、しばしば華やかな明るい色で花のように見え、目立つ。花は苞に数個抱かれ、両性。花被片は6個、内花被片(花弁)3個と外花被片(咢片)3個はかすかに異なり、内花被片3個は融合し、外花被片2個が融合する。稔性の雄しべ5本。仮雄しべ1本。子房は下位、3室。胚珠は各室に1個。果実は液果状の蒴果、暗青色に熟し、1~3個の種子をもち、鳥が散布する。 単型科(monotypic family)であり、オウムバナ属(genus Heliconia)だけ。 |
栽培 | 観賞用に多くの種が熱帯アジア、熱帯アフリカで栽培されている。日本では ヒメゴクラクチョウカやオウムバナが温室で栽培される。 |
オウムバナ属 | ヒメゴクラクチョウカ | Heliconia psittacorum L.f. |