ノウゼンハレン科 Tropaeolaceae
分布 | 被子植物(Angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-バラ上群(Superrosids)-アオイ類(malvids)-アブラナ目(Brassicales) |
分布 | 3属約90種が中央アメリカ、南アメリカに分布する。 |
特徴 | 1年草又は多年草。根はときに塊茎をもつ。茎は±多肉質、しばしばよじ登る。托葉はときに存在し、とくに実生のものにはある。葉は互生、葉柄は長い。葉身は盾状又は掌状に分裂又は全裂する。花序は不明瞭な総状花序、長く、茎状、濃縮、散形花序状、各花の基部に1枚の葉がつく。花は両性、単生、左右相称、大きく、腋生の長い花柄の先につく。咢片は5個、覆瓦状、1(又は3)個が細い蜜腺をもつ距になる。花弁は5個又はいくつかが退化し、黄色~橙色~青色~紫色、爪部があり、覆瓦状。上側の2個の花弁は大きく、距と合着、その他の花弁は普通、小さく、距の広がる部分につく。雄しべは8個、2輪生、分離、不等長。葯は2室、縦の隙間から裂開する。子房は上位、3室、中軸胎座。胚珠は各室に1個、中軸の先から垂れ下がり、倒生。花柱は1個、先の柱頭は線形、3裂。果実は3個の1種子をもつ分果に分かれ、肉質又は乾く。種子は胚乳が無く、胚は真っすぐ。 |
栽培 | ノウゼンハレン(キンレンカ)が観賞用やハーブ用に栽培されている。タマノウゼンハレン(ショクヨウキュウコンキンレンカ)がアンデス地方で食用として栽培されている。 |
ノウゼンハレン属 | ノウゼンハレン | Tropaeolum majus L. |