マチン科 Loganiaceae

分類 被子植物(angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-キク上群(Superasterids)-キク類(Asterids)-シソ類(Lamiids)-リンドウ目(Gentianales)
 以前はフジウツギ科(Loganiaceae)約29属であったが、APG分類ではマチン科(Loganiaceae)とフジウツギ科(Buddlejaceae)、ゲルセミウム科(Gelsemiaceae)などが分けられた。アエナエ属(Mitrasacme)はフジウツギ科(Buddlejaceae)とする見解もあり、混乱が見られる。新フジウツギ科(Buddlejaceae)はゴマノハグサ科に統合された。
【マチン科の属】
Antonia、Bonyunia、Buddleia、Gardneria(ホウライカズラ属)、Geniostoma(オガサワラモクレイシ属)、Labordia、Liesneria、Logania、Mitrasacme(アイナエ属)、Mitreola、Neuburgia。[Norrisia]、Spigelia、Strychnos(マチン属)、Usteria、Utania
【フジウツギ科の属】現在はゴマノハグサ科に含められた。
Androya、Buddleja(フジウツギ属) 、Emorya、Gomphostigma、Nicodemia、Nuxia、
【ゲルセミウム科の属】独立している
Anthocleista、Fagraea、Gelsemium(ゲルセミウム属)、Mostuea、Peltanthera、Pteleocarpa
【コルメリア科Columelliaceae】フジウツギ科から分けて新設
Desfontainia 
分布 世界の熱帯から温帯にかけて約15属約200種が分布し、日本にはアイナエ、ヒメナエ、ホウライカズラなどが分布する。
特徴 有毒なものが多く、科名と同じマチン(馬銭)は東南アジアからオーストラリア北部にかけて分布する高木で、その種子にはストリキニーネが含まれている。
 木本又は草本。根がピンク色のものもある(Spigelia)。葉は対生、まれに互生。花は普通、両性、4又は5数生、花冠裂片は敷石状(又は覆瓦状)。雄しべは花冠裂片と同数、ときにそれ以上、分離、花冠から突き出し又は突き出さない。花糸は分離。葯は底着、2~4室、縦に裂開する。子房は上位、まれに周位。中軸胎座又は側膜胎座。花柱は1個、頂生。果実は蒴果、液果、核果。
栽培  マチン、タカラマメが薬用に用いられている。
アイナエ属 アイナエ Mitrasacme pygmaea R. Brown