クサトベラ科 Goodeniaceae

分類 被子植物(Angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-キク上群(Superasterids)-キク類(Asterids) -キキョウ類(Campanulids)-キク目(Asterales)
分布 世界の熱帯から亜熱帯にかけて、海岸に12属約390種が分布し、日本にも南西諸島、小笠原諸島にクサトベラ1種が自生する。オーストラリアには12属、約370種があり、ハワイ諸島の約9種などポリネシアに散在する。
特徴  双子葉植物、被子植物。草本、低木又は小高木又はつる性、乳管は無い。托葉は無い。葉は互生、まれに対生又は輪生、単葉。花序は集散花序、総状花序、頭状花序、ときに花が1個、腋生。花は雄性先熟、5数性。萼は子房上にあり、筒形、ほとんど(3~)5裂。花冠は合弁花、不規則。2唇形、しばしば、雄しべを包む耳状部がある。又はときに、唇の後部から基部まで2分裂して1唇形。裂片5個、敷石状、しばしば、重なる雄しべは5個、花冠裂片に互生し、花冠から離生、花冠筒部の基部につく。葯は4胞子嚢、2葯室、内向き、縦に裂開する。子房は下位、半下位(まれに上位)。(1又は)2室(たまに4室)。胚珠は室に1~多数、中軸~基底胎座、倒生胚珠。果実は普通、蒴果、頻繁ではないが核果又は小堅果、しばしば萼が宿存する。種子は1個~数個、胚が真っすぐ、胚乳は豊富、種枕は有又は無。
 12属
 アントティウム属 Anthotium R.Br.
 ブルノニア属 Brunonia Sm.
 コーペルノーキア属 Coopernookia Carolin
 ダンピエラ属 Dampiera R.Br.
 ディアスパシス属 Diaspasis R.Br.
 グーデニア属. Goodenia Sm.
 レケナウルティア属Lechenaultia R.Br. (syn. Leschenaultia DC.)
 ペンタプティロン属 Pentaptilon E.Pritz.
 クサトベラ属 Scaevola L.
 セリエラ属 Selliera Cav.
 ウェレイア属 Velleia Sm.
 ウェルレアウクシア属 Verreauxia Benth.
栽培 クサトベラ属のブルー・ファン・フラワーなどが観賞用に栽培されている。
クサトベラ属 ブルー・ファン・フラワー Scaevola aemula R.Br.
レケナウルティア属 ハツコイソウ Lechenaultia formosa R.Br.