カツラ科 Cercidiphyllaceae
分類 | 被子植物(Angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-バラ上群(Superrosids)-ユキノシタ目(Saxifragales) |
分布 | 東アジアに1属、2種だけが分布し、日本にはカツラとヒロハカツラの2種がある。 |
特徴 | 落葉高木。ジュラ紀に続く白亜紀(紀元前約1億4千万年前~6500万年前)の地層から花粉の化石が出たり、更新世以降の地層から果実などの多くの化石が発見されている古い系統の樹木である。雌雄異株。分枝型(ramification system)は長い栄養シュート(vegetative shoots) 、短い栄養シュート、生殖シュート(reproductive shoot)。托葉は早落性。葉は対生又はまれに長いシュートに互生し、短シュートに1個つく。葉身は紙質、単葉、掌状脈。花序は束生、葉の展開前に出る。花は短シュートの上につき、各々の花は基部に苞がつくか又は苞が発達しない。花被は無い。雄花序は花序柄がほぼ無く、花は約4個又はそれ以上つき、ほぼ同形、無柄。雄しべは花に(1~)7~13個。雌花序は短い花序柄があり、花は2~6(~-8)個つき、無柄、心皮1個、胚珠は15~30個、2列につく。果実は袋果(follicle)。種子は扁平、翼がある。胚乳は油性、胚は大きい。 |
栽培 | カツラは庭木や公園樹としてよく植栽されている。木材は家具、器具、将棋盤、楽器など幅広く利用されている。 |
カツラ属 | カツラ | Cercidiphyllum japonicum Siebold et Zucc. ex Hoffm. et Schult.. |