ハゼラン科 Talinaceae

分類 被子植物(Angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-キク上群(Superasterids)-ナデシコ目(Caryophyllales)
APG IIIで、スベリヒユ科から分離された。

  【ハゼラン科の属】
 Amphipetalum、Talinella、ハゼラン属(Talinum)
分布 アメリカ、アフリカ、マダガスカルに3属約28種が分布し、日本ではハゼランが野生化している。
特徴 多年草、小さな低木状まれに小型の肥厚した多肉茎の木(small caudiciform tree)になる。しばしば塊茎状の根又は根茎をもつ。葉はときに非対称、粘性があり、わずかに多汁、先は様々、全縁(まれに乳頭状突起又は縁毛があり)、ときに深く、外巻きし、無毛又は綿毛がある。葉腋に普通、未発達の短いシュートをつける(無いこともある)。花は小~中、両性、ときに雌雄異株(まれに雌性両性異株)、放射相称。萼片は2個、果時に脱落性又は宿存性。花弁は普通2~5個、しかし5より少ないときは萼片とはっきり区別できない。雄しべは15~35個、ときに蜜花盤につく。子房は上位、1室、3~5心皮をもつ。果実は粘性のある液果又は多種子の胞背裂開蒴果、宿存性の花被をもち、先や底から裂開し、バルブは脱落性。ほとんどの種子は黒色(まれに暗灰色)、光沢があり、種瘤(ストロフィオール)をもつ。n = 8。
栽培 ハゼラン、クサハナビなどが栽培され、ハゼランが野生化している。
ハゼラン属 ハゼラン Talinum paniculatum (Jacq.) Gaertn.