フランコア科 Francoaceae
分類 | 被子植物(Angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-バラ上群(Superrosids)-アオイ群(malvids)-フウロソウ目(Geraniales) |
Melianthaceae と FrancoaceaeはSavolainen et al. (2000b);によって1つの科に置かれたが、多くの特性が2つの結びつきが原始的であるとして、A.P.G.
II (2003)では分離するオプションが示された。A.P.G. III 2009ではFrancoaceaeはMelianthaceaeに含められたが、
A.P.G. IV 2016ではFrancoaceaeが復活し、Melianthaceae が他のいくつかの科とともにFrancoaceaeに含められた。 フランコア科 Francoaceae A.Juss. にA.P.G. IV 2016で含められた6科。 旧ベルサマス科Bersamaceae、旧グレイアス科 Greyiaceae、旧レドカルプス科Ledocarpaceae、旧メリアントゥス科Melianthaceae、旧リンコテカス科Rhyncothecaceae、旧 ウィウィアニアス科 Vivianiaceae 新フランコア科は次の4グループに分けられている。 1. Bersameae Planchon synonymy: Bersamaceae Doweld, Melianthaceae Horaninow nom. cons. 2. Vivianieae Klotzsch 2A. Viviania Cavanilles synonymy: Vivianiaceae Klotzsch 2B. Balbisia Cavanilles, etc. synonymy: Ledocarpaceae Meyen, Rhyncothecaceae Jussieu ) 3. Greyieae Gurke synonymy: Greyiaceae Hutchinson, nom. cons 4. Francoeae Spach ※狭義の旧FrancoaceaeはFrancoa(7種) とTetilla (1種) の2属。 |
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分布 | 世界に8属約40種が分布し、アフリカ、南アメリカに分布し、日本には自生はない。 |
特徴 | 多年草又は小高木、少なくともイヌリンの痕跡がある。葉は根生し、互生、有柄、托葉があり、托葉は葉柄間托葉、しばしば大きい。葉身は全裂又は全縁。花序は頂生、総状花序。花は両性、まれに、単生、左右相称。咢片は5個、不等形、覆瓦状。花弁は5個、分離、類子房周囲、爪部があり、不等形。蜜腺の盤は片側につき又は環状、咢の内側に裏張りされる。雄しべは4~6本、花盤の中につき、分離又は様々に合着し、しばしば、傾斜する。葯は2室、縦に裂開する。子房は4~5室、子房上位、花柱は中央につき、歯状又は全縁。胚珠は各室に1~4個。珠孔は内珠皮性(micropyle
endostomal)。果実は紙質又は木質の蒴果、胞背裂開して 4~5バルブがあり又は先だけから開く。種子は胚乳が豊富、胚は真っすぐ。 【フランコア科の属】 Balbisia (11種) , Bersama(8種) , Francoa(7種) , Greyia (3種) , Melianthus (6種) , Rhynchotheca(1種) , Tetilla (1種) , Viviania (3種) ※旧メリアントゥス科Melianthaceae 葉は互生、単葉又は複葉、葉軸にしばしば翼がある。托葉は形態に変化がある。花序は総状花序。花は、両性、花柄が捻じれ上下が反対になる背着性(resupinate)。咢片は5又は4個、覆瓦状。花弁は4又は5個。花盤は花弁と雄しべの間につき、三日月形又は環状、10個の突起がある。雄しべは4、5、又は10本。花糸は分離又は合着。子房は上位、4~5室、胚珠は各室に1~多数、果実は蒴果。 |
栽培 | メリアンサス・マヨールが観賞用に栽培される。 |
メリアンサス属 | メリアンサス・マヨール | Melianthus major L. |