ビャクブ科  Stemonaceae

分類 被子植物(angiosperm)-単子葉類(Monocots) -タコノキ目(Pandanales)
【ビャクブ科の属】
Croomia(ナベワリ属)6種、Pentastemona(ペンタステモナ属 5数性)2種、[Roxburghia]、Stemona(ビャクブ属)24種、Stichoneuron
分布 東アジアとオーストラリア、北米に3属約10種が分布し、日本にはナベワリ属のナベワリとヒメナベワリの2種が自生する。
特徴 被子植物  タコノキ目に属す。低木、つる性木、多年草、塊茎又は匍匐する根茎をもつ。茎は直立し又はよじのぼる。葉は輪生、対生、又は互生、葉柄は有又は無。主脈は3本又はそれ以上。横脈は多数。花序は集散花序(総状花序又は単生花)、1~少数の花がつく。花序柄は腋生又は葉柄又は葉の中脈につく。花は両性、放射相称(又は2唇形)。花被片は4(5)個が2輪列に並び、花弁状、分離(合着)。雄しべ4(5)個、花被片に対生。花糸は分離又は基部で環状に合着、非常に短い。葯は背着~底着、直立、線形、内向き、普通、付属体がつき、花被状、線状披針形。子房は上位、類下位、1室。胚珠は2又はそれ以上、頂生胎座又は基底胎座。花柱は1個(又は欠く)。柱頭は無柄、小さい。蒴果はわずかに扁圧し、2(3)バルブ。種子は球形~楕円形、付属体が珠柄又はその近くにあり、仮種皮がある。外種皮は革質、胚は硬く、たんぱく質を含む(albuminous)。n = 7, 9, 12。
用途 中国原産のビャクブ Stemona japonica (百部 bai bu ) 、タチビャクブ Stemona sessilifolia (直立百部 zhi li bai bu ) 、タマビャクブ Stemona tuberosa(大百部 da bai bu ) が薬用に栽培される
ナベワリ属 ナベワリ Croomia heterosepala (Baker) Okuyama