ヤマクワガタ 山鍬形
Flora of Mikawa
オオバコ科 Plantaginaceae クワガタソウ属
学 名 | Veronica japonensis Makino |
花 期 | 6~7月 |
高 さ | 10~20cm |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 標高の高い山地 |
分 布 | 在来種 本州(関東地方北部、中部地方中部) |
撮 影 | 茶臼山 05.5.29 |
愛知県内の分布は東三河の一部に限られ、絶滅危惧ⅠBに分類されている。果実は設楽町内で採取、三角状のものも近くにあり、クワガタソウにも菱状のものがあるのかは不明、茎に開出毛も見られたが、屈毛のものも見られた。
茎は分枝し、先が斜上し、開出毛が生える。葉は対生し、葉柄は長さ2~10㎜。葉身は長さ12~25㎜、幅9~20㎜の広卵形、先はやや尖り、基部は円形。葉の両面に白毛が多く、浅い鋭鋸歯が3~8対ある。上部の葉腋から出る短い総状花序に花を3~8個つける。花は直径約8㎜、皿形。花冠は4裂し、淡紅紫色を帯びた白色(まれに白色)。雄しべ2個は花冠より短い。雌しべ1個。蒴果は左右2室、長さ3~4㎜の菱形状扇形、基部が広い楔形、先は少し凹み、縁毛があり、熟すと上側が2裂する。種子は1室に約10個入り、扁平な惰円形。
クワガタソウ Veronica miqueliana はやや大型で、茎が這い、曲がった毛が密生し、葉の鋸歯がやや荒く、蒴果が三角状扇形。
茎は分枝し、先が斜上し、開出毛が生える。葉は対生し、葉柄は長さ2~10㎜。葉身は長さ12~25㎜、幅9~20㎜の広卵形、先はやや尖り、基部は円形。葉の両面に白毛が多く、浅い鋭鋸歯が3~8対ある。上部の葉腋から出る短い総状花序に花を3~8個つける。花は直径約8㎜、皿形。花冠は4裂し、淡紅紫色を帯びた白色(まれに白色)。雄しべ2個は花冠より短い。雌しべ1個。蒴果は左右2室、長さ3~4㎜の菱形状扇形、基部が広い楔形、先は少し凹み、縁毛があり、熟すと上側が2裂する。種子は1室に約10個入り、扁平な惰円形。
クワガタソウ Veronica miqueliana はやや大型で、茎が這い、曲がった毛が密生し、葉の鋸歯がやや荒く、蒴果が三角状扇形。