ヤブヘビイチゴ 藪蛇苺
Flora of Mikawa
バラ科 Rosaceae キジムシロ属
中国名 | 蛇莓 she mei |
英 名 | Indian strawberry, mock strawberry; false strawberry |
学 名 | Potentilla indica (Andrews) Th.Wolf Duchesnea indica (Andrews) Focke var. major Makino Duchesnea indica (Andrews) Focke |
花 期 | 4~6月 |
高 さ | 5~10㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | やぶ、林縁など半日陰の場所 |
分 布 | 在来種 本州、四国、九州、朝鮮、中国、インドネシア、インド、ネパール、ブータン |
撮 影 | 豊橋市石巻町 02.4.14 |
最近の遺伝子解析の結果から、ヘビイチゴはキジムシロ属に非常に近いものであることが明らかにされた(2008年)。ヘビイチゴ属 Duchesneaからキジムシロ属
Potentillaに変更され、新名がつけられ、ヤブヘビイチゴはもキジムシロ属に戻された。
ヘビイチゴ同様に海綿質で食べてもおいしくない。
茎は地を這い、葉は3小葉、濃緑色、長い葉柄(長さ2~20㎝)があり、基部に托葉がある。頂小葉は長さ(1)3~4(6)㎝の菱形状惰円形、鋸歯は重鋸歯にならない。花柄は長さ3~6㎝。萼片(内萼片)は4~10㎜三角状、その外側に葉状の副萼片(外萼片)が5個ずつ重なってつく。花は直径1.5~2.5㎝、ヘビイチゴより大型、花弁は長さ4~8㎜。雄しべは普通20個、やや多いときもある。実は偽果と呼ばれ、肥大した花托である。偽果は直径(8)13~20㎜、無毛で光沢がある。ヘビイチゴと違い、痩果1~1.5㎜(表面の粒状のところ)の表面には小突起はない。果期にも花があり、赤い偽果と花が同時に見られる。12倍体(2n = 84)
偽果が直径8~10㎜と小さく、痩果にややしわがあるものが混ざるものをヤマヘビイチゴと区別する見解があった。これはインド原産でありU.S.Aにも帰化している。var. indica とすることもあるが、偽果と花の大きさ以外に差がなく、同一種として扱うのが普通である。
ヘビイチゴは葉が黄緑色、小葉が広卵形で先が丸い。また、偽果の表面が白っぽく、痩果の表面にこぶ状の突起があり、光沢がない。果期に花はない。ただし、葉の色や葉の大きさは生育場所の違いによるもので、混成している場合には葉の色がほとんど同じである。小葉の先の丸いものがヘビイチゴ。
ヘビイチゴ同様に海綿質で食べてもおいしくない。
茎は地を這い、葉は3小葉、濃緑色、長い葉柄(長さ2~20㎝)があり、基部に托葉がある。頂小葉は長さ(1)3~4(6)㎝の菱形状惰円形、鋸歯は重鋸歯にならない。花柄は長さ3~6㎝。萼片(内萼片)は4~10㎜三角状、その外側に葉状の副萼片(外萼片)が5個ずつ重なってつく。花は直径1.5~2.5㎝、ヘビイチゴより大型、花弁は長さ4~8㎜。雄しべは普通20個、やや多いときもある。実は偽果と呼ばれ、肥大した花托である。偽果は直径(8)13~20㎜、無毛で光沢がある。ヘビイチゴと違い、痩果1~1.5㎜(表面の粒状のところ)の表面には小突起はない。果期にも花があり、赤い偽果と花が同時に見られる。12倍体(2n = 84)
偽果が直径8~10㎜と小さく、痩果にややしわがあるものが混ざるものをヤマヘビイチゴと区別する見解があった。これはインド原産でありU.S.Aにも帰化している。var. indica とすることもあるが、偽果と花の大きさ以外に差がなく、同一種として扱うのが普通である。
ヘビイチゴは葉が黄緑色、小葉が広卵形で先が丸い。また、偽果の表面が白っぽく、痩果の表面にこぶ状の突起があり、光沢がない。果期に花はない。ただし、葉の色や葉の大きさは生育場所の違いによるもので、混成している場合には葉の色がほとんど同じである。小葉の先の丸いものがヘビイチゴ。