ウスノキ 臼の木
Flora of Mikawa
ツツジ科 Ericaceae スノキ属
別 名 | カクミスノキ(角実酢の木)、アカモジ |
学 名 | Vaccinium hirtum Thunb Vaccinium hirtum Thunb. var. pubescens (Koidz.) Yamazaki |
花 期 | 4~6月 |
高 さ | 0.5~1.5m |
生活型 | 落葉低木 |
生育場所 | 山地の林内、林縁、岩場 |
分 布 | 在来種(日本固有種) 北海道、本州、四国、九州 |
撮 影 | 愛知県民の森 06.4.8 岡崎市(果実) 11.7.11 |
和名の由来は果実の先端が凹み臼に似ることから。別名はスノキと同じように果実や葉に酸味があり、萼に角張った稜があることから。ウスノキは地域変異があり、葉の大きさなどにより変種に分類されている。分類は困難であり、広義にVaccinium
hirtumとすることも多い。広義のウスノキは次のとおり。
葉は互生し、長さ2~5㎝、幅1~2.5㎝。葉の縁に細かな鋸歯があり、葉裏に短毛が生える。葉先は尖り、先端に腺状突起があり、葉の基部は円形。葉柄はごく短い。毛の量は変異が多い。枝先に赤い筋のある緑白色の花を1~3個下向きにつける。萼筒は5個の稜がある広鐘形。果実は長さ7~8㎜の卵状球形の液果で、赤く熟す。
ウスノキ(狭義)var. pubescens は北海道、本州(日本海側に多い)に分布し葉が大きい。
コウスノキ var. hirtum は本州(太平洋側)、四国に分布し、葉の長さ約2㎝と小さい。
ツクシウスノキ var. kiusianum は九州に分布し、葉が小さく披針形。
類似のスノキの萼筒には稜はなく、果実が紫黒色に熟す。
葉は互生し、長さ2~5㎝、幅1~2.5㎝。葉の縁に細かな鋸歯があり、葉裏に短毛が生える。葉先は尖り、先端に腺状突起があり、葉の基部は円形。葉柄はごく短い。毛の量は変異が多い。枝先に赤い筋のある緑白色の花を1~3個下向きにつける。萼筒は5個の稜がある広鐘形。果実は長さ7~8㎜の卵状球形の液果で、赤く熟す。
ウスノキ(狭義)var. pubescens は北海道、本州(日本海側に多い)に分布し葉が大きい。
コウスノキ var. hirtum は本州(太平洋側)、四国に分布し、葉の長さ約2㎝と小さい。
ツクシウスノキ var. kiusianum は九州に分布し、葉が小さく披針形。
類似のスノキの萼筒には稜はなく、果実が紫黒色に熟す。