ウラムラサキ 裏紫

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Flora of Mikawa

キツネノマゴ科 Acanthaceae イセハナビ属

別 名 ストロビランテス・ディエリアナ
中国名 波斯红草 bo si hong cao
英 名 Burmuda coneflower , Persian Shield
学 名 Strobilanthes auriculata var. dyeriana (Mast.) J.R.I.Wood
 synonym Strobilanthes dyeriana Mast.
ウラムラサキの枝先
ウラムラサキの葉基部
ウラムラサキの茎
ウラムラサキ
ウラムラサキの葉表
ウラムラサキの葉裏
花 期 12~3月
高 さ 90~180㎝
生活型 低木又は亜低木
生育場所 栽培種
分 布 外来種  
撮 影 西尾市 21.9.6
ウラムラサキはキツネノマゴ科イセハナビ属の観葉植物。
 低木又は亜低木。高さ90~180㎝。葉は普通、無柄、葉身は楕円形、長さ12~30㎝、基部は漸尖して耳があり、縁は小鋸歯があり、先は尖鋭形、上面には明瞭な線形の鍾乳体(cystoliths)があり、まばらに毛がある。若い時には上面は暗緑色に濃ピンク色や紫色の斑入りで、古くなると白色を帯び、銀白緑色に暗紫紅色が混じり、金属光沢がある。下面は緑色でなく、帯赤色~暗紫紅色になる。花は紫色。花序は垂れ下がる腋生又は頂生の穂状花序、小さな葉のように見える葉状の苞が基部につく。花の苞は覆瓦状、倒卵形、先は鋭形~凹形、ときに後屈し、表面に密に直軟毛と毛があり、腺毛が混じる。萼片は5個、線状へら形、後ろ側の3個はしばしば下半部が統合し、苞と同様に密に毛がある。花冠は長さ25~38㎝、青色~淡紫色、毛がある。花冠筒部は曲がり、基部の筒は狭い円筒形、のど部は顕著に便腹形。拡大部は5裂し、裂片は短く、後屈する。雄しべは4本、2強雄しべ、突き出ない。花期は冬~春。

イセハナビ属

  family  Acanthaceae - genus Strobilanthes

 多年草、亜低木、低木 [又は小高木]、等葉性(isophyllous:節に等長の対の葉をつける)又は弱く~強く不等葉性(anisophyllousous)、木質の種は通常、プリエテシアル(pliestesial= plietesial:数年間成長し、花や果実をつけてから枯れる。長い間隔で花、実をつけ、枯れる植物)。茎と枝は普通、4角(かど) があり、しばしば、溝があり、古くなると基部は木質で中空になる。葉は対生、葉柄は有又は無。葉身は上面に普通、明瞭な線形の鍾乳体(cystoliths)があり、ときに下面にもあり、縁は様々な歯、鋸歯、円鋸歯、波打ちがあり、又は全縁。花序は腋生及び(又は)頂生、苞のある頭状花序、頭状に束生、穂状花序(ときに、明瞭な偏側生)、又はまれに花柄が開いてつく円錐花序を作る。不稔の苞(sterile bracts:花の付かない苞)は小さい葉のようであり、複合花序にしばしばある。花の苞(floral bracts)は普通、葉と異なり、開花時に宿存又は早落し、大きさや形が様々で、ときに2形があり、基部の不稔の苞(頭状花序の最も外側の苞)は内側の苞又は先の稔性の苞と異なる。小苞は花柄に2個つき、普通、小さく、ときに欠く。萼は普通、基部まで5裂し、普通、果時に大きくなり、裂片は等長又は中間の裂片が他より明瞭に長く、ときに、部分的に融着し、2深裂又は3深裂の萼となる。花冠はほとんど帯青色、まれに白色、黄色、又はピンク色、筒状又は漏斗形、内側はStrobilanthes parvifolia, S. oresbia,及び関連種では花柱に毛状突起が残り、これを除いて無毛。花冠筒部は基部から次第に幅が広くなり、又は狭い円筒形で急に幅が広くなり、鐘形又はギボス形。拡大部は5裂し、裂片は普通、卵形、等長又は不等長、広がり、蕾では捻じれる。雄しべは普通、4本、2強雄しべ(まれに2本、2本が稔性で2本が仮雄しべ、又は4本が稔性で中心に仮雄しべを1本もつ)、基部は単体(monadelphous)、普通2本の花糸は他の2本より明瞭に長い。葯は突き出ず又は突き出し、2半葯。半葯は長円形~ほぼ球形、平行、直立又は内側に曲がり、無毛、基部には芒が無く、まれに葯隔が拡大し、先端が微突形になる。花粉は球形~楕円形、いがぐり状又は様々なうねがあり、普通、三溝粒(tricolporate) 。子房は長円形~倒卵形、2室、各室に胚珠が2(~8)個。花柱は糸状、長く、細く、単純、ときに花冠が落ちた後に宿存し、花冠筒部の片側の毛状突起の場所に残る。柱頭は2裂し、1本の枝が長い。蒴果は長円形~狭倒卵形、ときに紡錘形~狭楕円形になり、種子は(2~)4(~16)個、網目は強く、曲がる。種子は普通、外形が卵形~円形で扁平になりレンズ形、普通、粘る伏した毛状突起があり、湿ったときに広がり、ごく少数の種では毛状突起が早落性で無毛になる。アレオラ(areola)は普通、非常に小さいが、たまに種子のかなりの無毛の部分に広がる。
 世界に約400(453)種があり、熱帯のアジアに分布する。中国には128種ある。

イセハナビ属の主な種と園芸品種

1 Strobilanthes anisophylla (Wall. ex Hook.) T.Anderson  ストロビランテス・アニソフィルス
 インド(アッサム)、バングラデシュ、ブータン、ネパール原産。英名はgoldfussia , gold fussia。
品種) Brunetthy = 'Lankveld15' (PBR)

2 Strobilanthes atropurpurea Nees ストロビランテス・アトロプルプレア
 中国、ブータン、インド、ミャンマー、ネパール、パキスタン、ベトナム原産。中国名は翅柄马蓝 chi bing ma lan。英名はdeep-blue curved bells , hardy persian shield。
品種) 'Out of the Ocean'

3 Strobilanthes attenuata (Wall. ex Nees) Jacq. ex Nees ストロビランテス・アッテヌアタ
  synonym Pteracanthus urticifolius (Kuntze) Bremek.
  synonym Strobilanthes alatus Nees
  synonym Strobilanthes urticifolia Kuntze

 パキスタン、バングラデシュ、インド、ブータン、ネパール原産。英名はblue nettle , nettle leaved strobilanthes。
 低木、直立し、茎はやや4稜木、毛がある。葉は卵状心形、長さ15㎝以下、鋸歯縁、先は尖鋭形。葉柄は上部に翼がある。花は暗青色、円錐花序状に穂状花序につく。苞は萼より短く、早落性。咢片は不等長、果時に大きくなる。蒴果は楕円状長円形、長さ約16㎜、4種子を持つ。
品種) 'Aquarella' , 'Blue Carpet' , 'Blue and White' , 'Cally Bicolor' , 'Latham's Form' , 'Out of the Ocean' , 'Pieter'

4 Strobilanthes auriculata Nees 
 中国、バングラデシュ、インド、マレーシア(ランカウイ島)、ミャンマー、ネパール、パキスタン、タイ原産。中国名は耳叶马蓝 er ye ma lan。英名は eared leaf coneflower , aluminium plant。
 (低木又は)亜低木。亜低木、高さ0.5~2m、多数分枝し、弱く~強く不等葉性(anisophyllous)。茎は4角(かど)があり、ときにジグザグに曲がり、無毛又はまばらに粗毛がある。葉は無柄。葉身は狭~広長円状楕円形又は長円状倒披針形、まれに小さい葉は卵形、長さ2~20㎝×幅1.5~6㎝、両面にまばらに直軟毛があり、下面は淡緑色又は若いときに帯赤色、上面は緑色、2次脈は中脈の各側に12~15本、基部は漸尖形、くさび形、円形、又は耳があり、縁は鋸歯縁形波打ち、先は尖鋭形。花序は腋生又は頂生、穂状花序、長さ3~10㎝、ときに分枝する。花序柄は長さ2~4㎝、4角(かど)があり、溝があり、苞がある。不稔の苞は長さ1.8~2㎝×幅約1.5㎝、花の苞は覆瓦状、広卵形~倒卵状へら形、長さ4~9㎜、しばしば、反曲し、宿存し、密に絨毛があり、縁毛があり、先は普通、短突起があるが、ときに円形~凹形。小苞は無い。萼は長さ6~12mm、先に腺のある直軟毛があり、ほとんど基部まで5裂する。萼片は線形、不等長、2本は他よりわずかに短く、普通、縁毛があり、先はほぼ鋭形。花冠は淡紫色~バイオレット、漏斗形、長さ2.5~3㎝、曲がり、花冠裂片の外側に先に腺のある直軟毛があり、内側は無毛。花冠筒部は基部が円筒形、約4mmが狭くなり、それから弱く~強く曲がり、急に膨らみ、口部で約2.5㎝以下に広がる。拡大部は弱い2唇形、下唇は3裂し、上唇は2裂する。裂片は長さ約3㎜。雄しべは4本、突き出ない。花糸は無毛、短い対は長さ約2mm、長い対は長さ約4mm。葯は半葯が長円形、約・長さ1.5mm×幅1㎜、花粉は三溝粒。子房は無毛。花柱は長さ約3.2㎝。蒴果は狭長円状倒卵形、長さ8~10㎜×幅約2㎜、無毛、4種子があり、先には短突起がある。種子は外形が卵状類円形、約・長さ2㎜×幅1.8㎜、毛があり、アレオラ(areola)はごく小さい。花期は9~1月。果期は1~2月。
4-1 Strobilanthes auriculata var. dyeriana (Masters) J. R. I. Wood  ウラムラサキ 裏紫
  synonym Strobilanthes dyeriana Mast.
 ミャンマー、タイ原産。中国名は波斯红草 bo si hong cao。英名はBurmuda coneflower , Persian Shield。別名はストロビランテス・ディエリアナ、ストロビランテス・ダイエリアヌス。観葉植物として栽培される。
 低木又は亜低木。高さ90~180㎝。葉身は下面が緑色でなく、帯赤色~暗紫紅色。上面は銀白緑色に暗紫紅色が混じり、金属光沢がある。花は紫色。花期は冬~春。

5 Strobilanthes sinuata J.R.I.Wood ストロビランテス・シヌアタ
  synonym SRuellia repanda L.
  synonym SHemigraphis repanda (L.) Hallier f.
 マレーシア原産。英名はdragon's tongue , give a thumbs up , waffle plant , narrow flame leaf ivy , dragon's breath , narrow leaf hemigraphis。
品種) 'Acanthus'

6 その他ハイブリッド
品種) 'Orizaba' , 'Silver Star' , 'Wollerton'

参考

1) Flora of China
 Strobilanthes
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=131740
2) Plants of the World Online | Kew Science
 Strobilanthes
http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:327189-2