チョウセンヤマツツジ 朝鮮山躑躅
Flora of Mikawa
ツツジ科 Ericaceae ツツジ属
英 名 | Korean azalea |
学 名 | Rhododendron yedoense Maxim. var. poukhanense (H. Lev.) Nakai Rhododendron yedoense Maxim. ex Regel var. yedoense f. poukhanense (H.Lev.) Sugim. ex T.Yamaz. |
花 期 | 4~5月 |
高 さ | 1~2m |
生活型 | 常緑、半常緑低木(日本では落葉) |
生育場所 | 林内、岩場 |
分 布 | 在来種 対馬列島、朝鮮半島、済州島 |
撮 影 | 浜松市(植栽) 16.3.27 |
朝鮮半島には多く、済州島、対馬列島にも分布する。耐寒性があり、栽培しやすく、公園などに植えられている。学名は栽培種のヨドガワツツジの変種として扱われているが、説が確定せず、はっきりしない。GRINの学名とした。
初めは枝や葉に淡褐色の毛があり、後にほぼ無毛。葉は日本国内では落葉性、春葉と夏葉の形が異なる2形性。春葉は葉表が濃緑色、葉裏が淡緑色、狭楕円形、長さ3~8㎝、幅1~2.5㎝、両面に伏した、光沢のある褐色~灰色の剛毛が散在する。夏葉は厚みがあり、葉表は成長するとほぼ無毛、幅が狭い。葉柄は伏した剛毛に覆われる。花序は頂生、枝先に2~4個の花が束生する。花は紅紫色~淡紅紫色(rose~ pale lilac-purple)、、芳香があり、葉の展開前に開花する。花冠は広漏斗形、5裂し、直径3.8~6.3㎝、.上側の裂片には濃色の斑点がある。雄しべは普通10個、突起状毛がある。花柱は無毛又は基部に長軟毛がある。子房には白毛がある。蒴果は卵形、密に剛毛で覆われ、萼片が宿存する。
ヨドガワツツジ Rhododendron yedoense Maxim. var. yedoense は花が淡い紫色の八重咲きであり、ボタンツツジとも呼ばれる。これは、チョウセンヤマツツジの八重咲きの不稔の栽培種。日本ではこれがよく植えられ、先に学名がつけられ、後にチョウセンヤマツツジが変種とされたといわれている。中国原産のコウシンバラも二重花弁の栽培種を基準変種としていて、学名の取り扱いが似ている。
初めは枝や葉に淡褐色の毛があり、後にほぼ無毛。葉は日本国内では落葉性、春葉と夏葉の形が異なる2形性。春葉は葉表が濃緑色、葉裏が淡緑色、狭楕円形、長さ3~8㎝、幅1~2.5㎝、両面に伏した、光沢のある褐色~灰色の剛毛が散在する。夏葉は厚みがあり、葉表は成長するとほぼ無毛、幅が狭い。葉柄は伏した剛毛に覆われる。花序は頂生、枝先に2~4個の花が束生する。花は紅紫色~淡紅紫色(rose~ pale lilac-purple)、、芳香があり、葉の展開前に開花する。花冠は広漏斗形、5裂し、直径3.8~6.3㎝、.上側の裂片には濃色の斑点がある。雄しべは普通10個、突起状毛がある。花柱は無毛又は基部に長軟毛がある。子房には白毛がある。蒴果は卵形、密に剛毛で覆われ、萼片が宿存する。
ヨドガワツツジ Rhododendron yedoense Maxim. var. yedoense は花が淡い紫色の八重咲きであり、ボタンツツジとも呼ばれる。これは、チョウセンヤマツツジの八重咲きの不稔の栽培種。日本ではこれがよく植えられ、先に学名がつけられ、後にチョウセンヤマツツジが変種とされたといわれている。中国原産のコウシンバラも二重花弁の栽培種を基準変種としていて、学名の取り扱いが似ている。