ツワブキ 石蕗

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Flora of Mikawa

キク科 Asteraceae ツワブキ属

中国名 大吴风草 da wu feng cao
英 名 Leopard Plant
学 名 Farfugium japonicum (L.) Kitam.
Ligularia tussilaginea Makino
ツワブキの花
ツワブキの総苞
ツワブキの冠毛を取った果実
ツワブキの葉
ツワブキ
ツワブキ果実
花 期 10~12月
高 さ 30~75㎝
生活型 多年草
生育場所 海岸の岩上、林縁
分 布 在来種  本州、四国、九州、沖縄、中国、台湾
撮 影 蒲郡市  04.11.28
和名はツヤブキがなまったものといわれている。海岸近くに多く、庭にもよく植えられている。葉は長さ10~38㎝の柄があり、葉の幅は6~30㎝の腎心形、表面に光沢がある。葉柄の基部は鞘状になる。頭花は直径4~6㎝。総苞は長さ12~15㎜、鐘形~広い筒形。総苞片は2列。痩果は長さ6~7㎜、上向きの毛があり、冠毛は淡褐色。2n=60

ツワブキ属

  family  Asteraceae - genus  Farfugium
 
 多年草、落葉又はときに常緑、長い根茎がある。茎は花茎状、葉は無いか又は苞状の葉があり、基部に密に羊毛状の毛がある。葉は全て根生し、ロゼットになり、各葉は内巻で握り拳状に見え、葉柄は基部に広い鞘がある。葉身は腎形又は円状腎形、下面に密に毛があり、掌状脈がある。頭花は散房花序につき、基部に少数の補助の苞(calyculus=副咢)をもつ。総苞は鐘形。総苞片は2列につき、外総苞片は狭く、内総苞片は幅が広く、縁は膜質。花托は平ら、鱗片は無く、蜂の巣状、浅い穴があり、穴の周りの縁に小歯がある。外側の小花は放射状、雌性、1列につく。中心小花は筒状、両性、拡大部は5裂。葯は基部が尾状、先の付属体は長円形、鈍形。花糸は無毛。花柱の枝は短毛があり、先は鈍形。痩果は円筒形、うねの間に毛がある。冠毛は小歯状の毛であり、白色。
 世界に2種あり、日本、中国に分布する。日本に2種ある。

ツワブキ属の主な種

1 Farfugium hiberniflorum (Makino) Kitam.  カンツワブキ 寒石蕗
 日本固有種(屋久島、種子島)。林内に生える。
 高さ25~42㎝葉身は卵状心形、質が薄く、縁は粗い重鋸歯縁。花期は9~12月。

2 Farfugium japonicum (L.) Kitam.  ツワブキ 石蕗
  synonym Farfugium tussilagineum (Burm.f.) Kitam
 日本(本州、四国、九州、沖縄)、中国、台湾原産。中国名は大吴风草 da wu feng cao 。英名はleopardplant
 根茎は直径、1~2㎝。花茎は高さ70㎝以下、直径は基部で5~6㎜、初め密に淡黄色の直軟毛があるが、無毛になる。葉柄は長さ(10)12~25(38)㎝、初め密に短い淡黄色の直軟毛があり、無毛になり、抱茎、鞘は内側に密に絨毛がある。葉身は下面が淡緑色、上面は緑色、腎形、長さ9~13(30)㎝×幅11~22(30)㎝、類革質、初め灰色の微軟毛があり、無毛になり、基部は心形、縁は全縁又は歯状又は掌状分裂し、先は円形、基部の湾入は葉身の長さの約1/3。茎葉は苞状、長円形~線状披針形、長さ1~2㎝。頭花は散房花序に2~7個つき、直径4~6㎝。花序柄は長さ2~13㎝、微軟毛がある。総苞は鐘形又は広こま形、長さ1.2~1.5㎝、口部は直径1.5㎝以下、外側には微軟毛がある。総苞片は12~14個、長円形、先は尖鋭形。内総苞片は縁が広く薄膜質。周辺小花は8~12個、黄色、花弁は長円形~へら状長円形、長さ1.5~2.2㎝×幅3~4㎜、先は円形又は鋭形。筒状小花は多数、長さ1~1.2㎝、筒部は長さ約6㎜。痩果は長さ6~7㎜、うねがあり、上向きの毛がある。冠毛は白色~淡褐色、筒状花冠と同長。花期と果期は8~3月。2n=60

2-1 Farfugium japonicum (L.) Kitam. f. aureomaculatum (Hook.f.) Kitam.  キモンツワブキ
2-2 Farfugium japonicum (L.) Kitam. f. eligulatum Konta  カワリツワブキ
2-3 Farfugium japonicum (L.) Kitam. f. luteofuscus Tawada  ウコンツワブキ
2-4 Farfugium japonicum (L.) Kitam. f. plenum (Nakai) Kitam.  ヤエツワブキ
  synonym Farfugium tussilagineum (Burm.f.) Kitam. var. plenum Nakai 

2-5 Farfugium japonicum (L.) Kitam. var. formosanum (Hayata) Kitam.  タイワンツワブキ
  synonym Farfugium japonicum (L.) Kitam. var. nokozanense (Yamam.) Kitam.

2-6 Farfugium japonicum (L.) Kitam. var. giganteum (Siebold et Zucc.) Kitam.  オオツワブキ
  synonym Farfugium japonicum (L.) Kitam. f. giganteum (Siebold et Zucc.) Kitam. 

2-7 Farfugium japonicum (L.) Kitam. var. luchuense (Masam.) Kitam.  リュウキュウツワブキ

3 Farfugium tatewakii (Saiki) Hatus., comb. nud.  ヤクシマツワブキ
 日本固有種(屋久島、種子島)。別名はヤクシマカンツワブキ。
 ツワブキとカンツワブキの雑種と推定される。

参考

1) GRIN
 Farfugium
 https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=4616
2) Plants of the World Online | Kew Science
 Farfugium
 http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:8918-1
3)Flora of China
 Farfugium
 http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=112648