タニタデ 谷蓼
Flora of Mikawa
アカバナ科 Onagraceae ミズタマソウ属
中国名 | 谷蓼 gu liao |
学 名 | Circaea erubescens Franch. et Savat. |
花 期 | 7~9月 |
高 さ | 10~60(120)㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 渓流沿 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、本州、四国、九州、朝鮮、中国、台湾 |
撮 影 | 静岡県本川根 07.8.6 |
和名の由来はタデに似ていることから。
茎が普通、紅紫色を帯びる。茎、葉は無毛。葉は対生し、長さ2.5~10㎝、幅1~6㎝の卵形~披針形、先が尖り、基部は円形~浅い心形。葉縁に波状の鋸歯がある。基部で枝分かれする長さ2~20㎝の円錐花序に花をまばらにつける。萼に毛がなく蕾は無毛。萼片は紅紫色を帯び、長さ0.6~2.5㎜、幅0.8~1.2㎜、普通、花弁より長い。花弁は白色~淡紅色、2個つき、長さ0.8~1.7㎜、幅 0.7~1㎜、先の切れ込みが花弁の1/10~1/5と浅く、やや波状になる。雄しべ2個。柱頭は2裂。果実(堅果)は2室、長さ1.7~3.2㎜、幅1.2~2.1㎜の倒卵形、縦溝が少なく、先が鉤状に曲がった毛が密に生え、水玉のように見える。果柄は無毛、長さ6~12㎜、果実の長さの2倍より長い。果実は熟しても裂開しない。2n=22
類似のミズタマソウは茎、葉が有毛。花弁の先が明瞭に2裂する。果実は卵形~球形、溝が目立つ。
ミズタマタニタデ Circaea erubescens x C. mollis はタニタデとミズタマソウの交雑種
茎が普通、紅紫色を帯びる。茎、葉は無毛。葉は対生し、長さ2.5~10㎝、幅1~6㎝の卵形~披針形、先が尖り、基部は円形~浅い心形。葉縁に波状の鋸歯がある。基部で枝分かれする長さ2~20㎝の円錐花序に花をまばらにつける。萼に毛がなく蕾は無毛。萼片は紅紫色を帯び、長さ0.6~2.5㎜、幅0.8~1.2㎜、普通、花弁より長い。花弁は白色~淡紅色、2個つき、長さ0.8~1.7㎜、幅 0.7~1㎜、先の切れ込みが花弁の1/10~1/5と浅く、やや波状になる。雄しべ2個。柱頭は2裂。果実(堅果)は2室、長さ1.7~3.2㎜、幅1.2~2.1㎜の倒卵形、縦溝が少なく、先が鉤状に曲がった毛が密に生え、水玉のように見える。果柄は無毛、長さ6~12㎜、果実の長さの2倍より長い。果実は熟しても裂開しない。2n=22
類似のミズタマソウは茎、葉が有毛。花弁の先が明瞭に2裂する。果実は卵形~球形、溝が目立つ。
ミズタマタニタデ Circaea erubescens x C. mollis はタニタデとミズタマソウの交雑種