タカトウダイ 高燈台
Flora of Mikawa
トウダイクサ科 Euphorbiaceae トウダイグサ属
別 名 | ハクトウタイゲキ |
中国名 | 大戟 da ji |
学 名 | Euphorbia pekinensis Rupr. Euphorbia lasiocaula Boiss. Euphorbia pekinensis Rupr. var. subulatifolia (Hurus.) T.B.Lee Euphorbia pekinensis Rupr. var. japonensis Makino Euphorbia pekinensis auct. non Rupr. |
花 期 | 6~7月 |
高 さ | 40~80(90)㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 丘陵、山地 |
分 布 | 在来種 本州、四国、九州、朝鮮、中国 |
撮 影 | 新城市 05.7.2 |
トウタカトウダイ Euphorbia pekinensis は中国に分布し、中国名は大戟(da ji)。タカトウダイと同じものとされていたが、果実のいぼ状突起の形が違い、分けられるようになった(1994)。しかし、WCSP(2012.3.23)ではEuphorbia
pekinensisとされ、この説は認知されていないようであり、The Plant List などではEuphorbia pekinensis
を accepted nameとしている。
茎や葉に白色の乳液を含み、乳液が皮膚につくとかぶれる。根茎は垂直に伸び、円筒形、長さ20~30㎝、太さ6~12㎜、ときに分枝する。茎は単性又は束生し太さ3~6(7)㎜、直立し、上部で4~5分枝し、白色の軟毛があるか又は無毛。葉は互生し、托葉は無い。葉柄は無いかほとんど無い。葉身は非常に変化が多く、普通、楕円形、たまに披針形~狭長楕円形~倒披針形~まれに線形、長さ3~7(9.5)㎝、幅0.7~1.7(2.4)㎝、両面とも無毛又は裏面に長疎毛があるか又は無毛、下部の葉の基部は類円形~類切形、上部の葉の基部は漸尖、縁は全縁~鋸歯縁、先は尖鋭形~鋭形、中脈は裏面に隆起し、しばしば表面は溝になり、側脈は不明瞭、変化が多い。花序は普通、頂生、複合の擬散形花序、ときに多数分枝し、ときに、軸の下部から細長い有柄の集散花序又は擬散形花序を出す。茎頂の葉(一次総苞葉)は4~7(~16)個つき、葉状だが短く、狭披針形、基部は円形、先は鋭形。茎頂の枝(一次散形柄)は4~7個つき、長さ2~5㎝。杯状花序苞葉は2個、基部はほぼ切形、先は類円形、小さな尖りがある。杯状花序は無柄。杯状総苞は杯状、長さ約3.5㎜、幅3.5~4㎜、裂片は円く、不規則な縁毛がある。腺体は4個、淡褐色、円形又は腎円形、全縁。雄花は数個、杯状総苞から突き出る。雌花は子房の柄が長さ3~5(6)㎜、杯から突き出る。子房は密に疣がある 。花柱は分離、宿存性だが簡単に落ち、先が2裂する。蒴果は球形、長さ約4.5㎜、幅4~4.5㎜、まばらに疣がある。種子は長い球形、長さ約2.5㎜、幅1.5~2㎜、暗褐色、わずかに光沢があり、裏面はわずかに着色した条線がある。種沈は類盾状、無柄。
シナノタイゲキ Euphorbia sinanensis はやや小型、開花が5~6月。葉は質が薄く、葉裏に白色の軟毛が密生する。種子が茶色。
ハクサンタイゲキ Euphorbia togakusensis は苞葉が鮮やかな黄色。子房に長い開出毛がある。
イワタイゲキ Euphorbia jolkinii は海岸に群生にし、やや小型。葉が全縁。苞葉が黄色。
イブキタイゲキ Euphorbia lasiocaula var. ibukiensisは伊吹山の固有種。全体に小型、茎が束生する。
茎や葉に白色の乳液を含み、乳液が皮膚につくとかぶれる。根茎は垂直に伸び、円筒形、長さ20~30㎝、太さ6~12㎜、ときに分枝する。茎は単性又は束生し太さ3~6(7)㎜、直立し、上部で4~5分枝し、白色の軟毛があるか又は無毛。葉は互生し、托葉は無い。葉柄は無いかほとんど無い。葉身は非常に変化が多く、普通、楕円形、たまに披針形~狭長楕円形~倒披針形~まれに線形、長さ3~7(9.5)㎝、幅0.7~1.7(2.4)㎝、両面とも無毛又は裏面に長疎毛があるか又は無毛、下部の葉の基部は類円形~類切形、上部の葉の基部は漸尖、縁は全縁~鋸歯縁、先は尖鋭形~鋭形、中脈は裏面に隆起し、しばしば表面は溝になり、側脈は不明瞭、変化が多い。花序は普通、頂生、複合の擬散形花序、ときに多数分枝し、ときに、軸の下部から細長い有柄の集散花序又は擬散形花序を出す。茎頂の葉(一次総苞葉)は4~7(~16)個つき、葉状だが短く、狭披針形、基部は円形、先は鋭形。茎頂の枝(一次散形柄)は4~7個つき、長さ2~5㎝。杯状花序苞葉は2個、基部はほぼ切形、先は類円形、小さな尖りがある。杯状花序は無柄。杯状総苞は杯状、長さ約3.5㎜、幅3.5~4㎜、裂片は円く、不規則な縁毛がある。腺体は4個、淡褐色、円形又は腎円形、全縁。雄花は数個、杯状総苞から突き出る。雌花は子房の柄が長さ3~5(6)㎜、杯から突き出る。子房は密に疣がある 。花柱は分離、宿存性だが簡単に落ち、先が2裂する。蒴果は球形、長さ約4.5㎜、幅4~4.5㎜、まばらに疣がある。種子は長い球形、長さ約2.5㎜、幅1.5~2㎜、暗褐色、わずかに光沢があり、裏面はわずかに着色した条線がある。種沈は類盾状、無柄。
シナノタイゲキ Euphorbia sinanensis はやや小型、開花が5~6月。葉は質が薄く、葉裏に白色の軟毛が密生する。種子が茶色。
ハクサンタイゲキ Euphorbia togakusensis は苞葉が鮮やかな黄色。子房に長い開出毛がある。
イワタイゲキ Euphorbia jolkinii は海岸に群生にし、やや小型。葉が全縁。苞葉が黄色。
イブキタイゲキ Euphorbia lasiocaula var. ibukiensisは伊吹山の固有種。全体に小型、茎が束生する。