スイセン・テタテットゥ
Flora of Mikawa
ヒガンバナ科 Amaryllidaceae スイセン属
別 名 | ミニラッパスイセン |
英 名 | miscellaneous daffodil |
学 名 | Narcissus 'Tete-a-tete' Narcissus cyclamineus 'Tete-a-Tete ' |
花 期 | 3~4月初旬 |
高 さ | 20~30㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 道端、土手、草地 |
分 布 | 帰化種 イギリスで作られた園芸品種 |
撮 影 | 豊橋市 17.3.9 |
ミニチュアスイセンの中の最も代表的な品種の1つ。1949年以前からあるハイブリッド種。園芸品種分類 12 Y-Y その他のスイセン。1993年に王立園芸協会(RHS) のGarden Merit賞(AGM)、2014年にアメリカ水仙協会のWister賞を受賞している。
'Tete-a-Tete 'は種子親が 'Cyclataz' 12YーOであり、花粉親は自然受粉である。'Cyclataz' は種子親が'Soleil d' Or' 8Y-O、花粉親が Narcissus cyclamineus(ラッパズイセン系)である。
強健でよく野生化する。高さ15~20㎝。花茎は葉より長くなる。花は茎に2~3個、黄色、直径3~4(6.5)㎝。花被片は6個、卵形、鮮黄色、わずかに端が白色になり、開出又は少し反曲し、平坦、重なりは1/4程度。内花被片は縁が波状。副花冠は短い円筒形、花被片より暗色、口は直線状又はわずかに広がり、6浅裂し、縁は円鋸歯。 ‘Jumblie’12 Y-O や ‘Quince 12 Y-Yが兄弟。花期は3月~4月初旬。n=24+1B
名前はフランス語のhead to head の意味だが、茎に花が1、2個の意味ではない。初期のミニチュアを作ったMr. Taitの友人のジョークで名づけられ、Mr. Taitに因むらしい。
※参考 アメリカスイセン協会データベース
多年草、球根(鱗茎)は膜質の外皮を持つ。葉は(1~)数個、根生し、線形~舌形、扁平~半円柱形、肉質。花茎は中実。花序は散形花序、花を2~20個又は単生花。総苞(仏炎苞又は苞)は膜質又は紙質、基部は筒状。花は有柄又は無柄、直立又は垂れ下がる。芳香がしばしばある。花被の筒部は円筒形又は)漏斗形、短い。花被片は6個、直立又は反り返り、ほぼ同長。副花冠(corona)は狭い筒状~花冠状~杯状。雄しべは6個、花被の筒部につき、しばしば長短になる。葯は背着性。子房下位、3室、多数の胚珠がある。花柱は糸状、しばしば、突き出る。柱頭は3裂し、小さい。果実は胞背裂開蒴果、3室、紙質~革質。種子は多数、類球形、しばしばエライオソームがあり、外種皮は黒色。 x = 7, 11(10)。
世界に約60種があり、ヨーロッパ、北アフリカ、アジアに分布する。
世界中で栽培され、園芸種は非常に多く、2万種を超える。
①スイセン亜属(Narcissus亜属 )
(6)Pseudonarcissus節
N. abscissus、N. alcaracensis、N. asturiensis、、N. confusus、
N. cyclamineus(キクラミネウス):ポルトガル北西部、スペイン北西部原産
N. dubius、N. enemeritoi、N. eugeniae、
N. hispanicus、N. jacetanus:スペイン原産・小型、
N. longispathus、N. moleroi:スペイン東部原産・淡黄色、
N. munozii-garmendiae:スペイン原産・黄色、N. nevadensis:スペイン原産、
N. primigenius:スペイン北西部原産、N. pseudonarcissus(ラッパズイセン)、
N. pseudonarcissus subsp. bicolor 、N. pseudonarcissus subsp. leonensis 、
N. pseudonarcissus subsp. minor 、N. pseudonarcissus subsp. moschatus 、
N. pseudonarcissus subsp. nobilis、N. pseudonarcissus subsp. pallidiflorus 、
N. villarvildensis:スペイン原産、N. yepesii
園芸品種分類
Division 12 Miscellaneous = Other Daffodil Cultivars(その他の水仙)
1~11区分のいずれにも属さない園芸品種
園芸種の例
Tete-a-Tete, Toto, Jumblie , Quince
【Narcissus cyclamineus】
ポルトガル北西部、スペイン北西部原産。英名はcyclamen-flowered daffodil。多年草、球茎があり、強健。高さ15~20㎝。葉は草質、狭いひも状、明緑色。花は花茎に1~2(3)個、垂れ下がって下向きにつき、明黄色、長さ約4.5㎝。花被片は後方に強く反曲し、筒状になる。副花冠は長くて、狭く、先が、不規則にフリル状に切れ込む。ポルトガルでの花期は1月末~3月。栽培すると短命なことが多い。ハイブリッドの栽培種の方が強い。
花冠(perianth=petal)と副花冠(corona=cup)の3色で分類する
①花被片perianthの色
②副花冠の目 eye(副花冠のカップ内側の部分 inner zone)の色
③副花冠 corona の中央(middle zone)の色
④副花冠の縁 rim=edge の色
色のコード Throckmorton's color code system
W(白色又は帯白色)、G(緑色)、Y(黄色)、P(ピンク色)、O(オレンジ色)、R(赤色)
【品種の表示例】
品種名称 Division 9 W-GYR ・・・副花冠が3色
分類形式 ①-②③④
副花冠の部分が同の場合は省略する。
Division 9 W-Y ・・・・副花冠が1色
Division 9 W-GY ・・・・副花冠の目の色が異なり、縁が同色
花被片の内側の色が異なる場合
Division3 WWY-O・・・・・花被片が白色、内側が黄色、副花冠がオレンジ色
Narcissus
Narcissus
データベースがあり、品種名により検索できる。
DaffSeek
5) National Gardening Asociations
Plants Database
International Daffodil Register lists
7) GRIN
Narcissus List of Species Records in GRIN
5. Narcissus L.*
'Tete-a-Tete 'は種子親が 'Cyclataz' 12YーOであり、花粉親は自然受粉である。'Cyclataz' は種子親が'Soleil d' Or' 8Y-O、花粉親が Narcissus cyclamineus(ラッパズイセン系)である。
強健でよく野生化する。高さ15~20㎝。花茎は葉より長くなる。花は茎に2~3個、黄色、直径3~4(6.5)㎝。花被片は6個、卵形、鮮黄色、わずかに端が白色になり、開出又は少し反曲し、平坦、重なりは1/4程度。内花被片は縁が波状。副花冠は短い円筒形、花被片より暗色、口は直線状又はわずかに広がり、6浅裂し、縁は円鋸歯。 ‘Jumblie’12 Y-O や ‘Quince 12 Y-Yが兄弟。花期は3月~4月初旬。n=24+1B
名前はフランス語のhead to head の意味だが、茎に花が1、2個の意味ではない。初期のミニチュアを作ったMr. Taitの友人のジョークで名づけられ、Mr. Taitに因むらしい。
※参考 アメリカスイセン協会データベース
スイセン属
family Amaryllidaceae - genus Narcissus多年草、球根(鱗茎)は膜質の外皮を持つ。葉は(1~)数個、根生し、線形~舌形、扁平~半円柱形、肉質。花茎は中実。花序は散形花序、花を2~20個又は単生花。総苞(仏炎苞又は苞)は膜質又は紙質、基部は筒状。花は有柄又は無柄、直立又は垂れ下がる。芳香がしばしばある。花被の筒部は円筒形又は)漏斗形、短い。花被片は6個、直立又は反り返り、ほぼ同長。副花冠(corona)は狭い筒状~花冠状~杯状。雄しべは6個、花被の筒部につき、しばしば長短になる。葯は背着性。子房下位、3室、多数の胚珠がある。花柱は糸状、しばしば、突き出る。柱頭は3裂し、小さい。果実は胞背裂開蒴果、3室、紙質~革質。種子は多数、類球形、しばしばエライオソームがあり、外種皮は黒色。 x = 7, 11(10)。
世界に約60種があり、ヨーロッパ、北アフリカ、アジアに分布する。
世界中で栽培され、園芸種は非常に多く、2万種を超える。
スイセン属の園芸種の分類
原種のNarcissus cyclamineusこれはスイセン属のスイセン亜属(Narcissus亜属 )Pseudonarcissus節に含まれる。①スイセン亜属(Narcissus亜属 )
(6)Pseudonarcissus節
N. abscissus、N. alcaracensis、N. asturiensis、、N. confusus、
N. cyclamineus(キクラミネウス):ポルトガル北西部、スペイン北西部原産
N. dubius、N. enemeritoi、N. eugeniae、
N. hispanicus、N. jacetanus:スペイン原産・小型、
N. longispathus、N. moleroi:スペイン東部原産・淡黄色、
N. munozii-garmendiae:スペイン原産・黄色、N. nevadensis:スペイン原産、
N. primigenius:スペイン北西部原産、N. pseudonarcissus(ラッパズイセン)、
N. pseudonarcissus subsp. bicolor 、N. pseudonarcissus subsp. leonensis 、
N. pseudonarcissus subsp. minor 、N. pseudonarcissus subsp. moschatus 、
N. pseudonarcissus subsp. nobilis、N. pseudonarcissus subsp. pallidiflorus 、
N. villarvildensis:スペイン原産、N. yepesii
園芸品種分類
Division 12 Miscellaneous = Other Daffodil Cultivars(その他の水仙)
1~11区分のいずれにも属さない園芸品種
園芸種の例
Tete-a-Tete, Toto, Jumblie , Quince
【Narcissus cyclamineus】
ポルトガル北西部、スペイン北西部原産。英名はcyclamen-flowered daffodil。多年草、球茎があり、強健。高さ15~20㎝。葉は草質、狭いひも状、明緑色。花は花茎に1~2(3)個、垂れ下がって下向きにつき、明黄色、長さ約4.5㎝。花被片は後方に強く反曲し、筒状になる。副花冠は長くて、狭く、先が、不規則にフリル状に切れ込む。ポルトガルでの花期は1月末~3月。栽培すると短命なことが多い。ハイブリッドの栽培種の方が強い。
園芸種の品種の表示
Throckmorton classification system花冠(perianth=petal)と副花冠(corona=cup)の3色で分類する
①花被片perianthの色
②副花冠の目 eye(副花冠のカップ内側の部分 inner zone)の色
③副花冠 corona の中央(middle zone)の色
④副花冠の縁 rim=edge の色
色のコード Throckmorton's color code system
W(白色又は帯白色)、G(緑色)、Y(黄色)、P(ピンク色)、O(オレンジ色)、R(赤色)
【品種の表示例】
品種名称 Division 9 W-GYR ・・・副花冠が3色
分類形式 ①-②③④
副花冠の部分が同の場合は省略する。
Division 9 W-Y ・・・・副花冠が1色
Division 9 W-GY ・・・・副花冠の目の色が異なり、縁が同色
花被片の内側の色が異なる場合
Division3 WWY-O・・・・・花被片が白色、内側が黄色、副花冠がオレンジ色
参考
1)Flora of North AmericaNarcissus
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=1&taxon_id=121652
2) Flora of ChinaNarcissus
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=121652
3)the American Daffodil Society(ADS)アメリカスイセン協会データベースがあり、品種名により検索できる。
http://daffseek.org/
4)Florida Daffodil Society (FDS).DaffSeek
5) National Gardening Asociations
Plants Database
https://garden.org/ideas/又はhttps://garden.org/plants/group/
6)英国王立園芸協会(RHS)International Daffodil Register lists
7) GRIN
Narcissus List of Species Records in GRIN
https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=7979
8)Narcissus - Flora Iberica5. Narcissus L.*
http://www.floraiberica.es/floraiberica/texto/imprenta/tomoXX/20_184_05_Narcissus.pdf
http://www.floraiberica.es/floraiberica/texto/pdfs/20_184_05_Narcissus.pdf