スイセン・グランドモナーク
Flora of Mikawa
ヒガンバナ科 Amaryllidaceae スイセン属
英 名 | Paperwhites 'Grand Monarque' |
学 名 | Narcissus tazetta 'Grand Monarque' Narcissus tazetta subsp. italicus 'Grand Monarque' Narcissus tazetta subsp. lacticolor 'Grand Monarque' |
花 期 | 2~4月 |
高 さ | 20~40㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 道端、土手、草地 |
分 布 | 帰化種 オランダで作られた園芸品種 |
撮 影 | 西尾市 16.3.27 |
西尾市(旧幡豆町)内にたくさん植えられ、増えている。花の匂いは日本水仙と同じように強く、増殖しやすい品種。
園芸品種分類 8 W-Y、タゼッタ系(房咲き水仙)園芸品種。オランダ産、1759年以前の登録品種。Narcissus tazetta subsp. italicus (Narcissus. tazetta subsp. lacticolor)系統。ハイブリッドの親は不明。花は春中期。日本水仙に似ているが、花被片の先が尖り、クリーム色~白色。副花冠(カップ)は浅く、 明黄緑色(brilliant greenish yellow)。花は多数(5~9個)、束生する。花粉や種子には稔性がある。
タゼッタ系のよく似た品種
●Grand Primo Citronie 8 W-Y オランダ産
古い栽培種で野生化している。花は晩冬~早春
副花冠がシトロンイエロー(citron-yellow)
●Grand Primo 8 Y-Y 原産地不明
古い栽培種で野生化している。花は晩冬~早春
●Early Grand Primo' 8 W-Y 原産地不明
小さい花が12~15個つく。花は晩冬~早春
多年草、球根(鱗茎)は膜質の外皮を持つ。葉は(1~)数個、根生し、線形~舌形、扁平~半円柱形、肉質。花茎は中実。花序は散形花序、花を2~20個又は単生花。総苞(仏炎苞又は苞)は膜質又は紙質、基部は筒状。花は有柄又は無柄、直立又は垂れ下がる。芳香がしばしばある。花被の筒部は円筒形又は)漏斗形、短い。花被片は6個、直立又は反り返り、ほぼ同長。副花冠(corona)は狭い筒状~花冠状~杯状。雄しべは6個、花被の筒部につき、しばしば長短になる。葯は背着性。子房下位、3室、多数の胚珠がある。花柱は糸状、しばしば、突き出る。柱頭は3裂し、小さい。果実は胞背裂開蒴果、3室、紙質~革質。種子は多数、類球形、しばしばエライオソームがあり、外種皮は黒色。 x = 7, 11(10)。
世界に約60種があり、ヨーロッパ、北アフリカ、アジアに分布する。
世界中で栽培され、園芸種は非常に多く、2万種を超える。
②Hermione亜属
(8)Serotini節
N. obsoletus:地中海沿岸原産・白色 、
N. serotinus:地中海沿岸原産・副花冠がごく小さい
(9)Tazettae節
N. dubius、N. elegans、
N. papyraceus(ペーパーホワイト)2n=22、N. papyraceus subsp. pachybolbus 、
N. papyraceus subsp. panizzianus 、N. papyraceus subsp. polyanthos 、
N. tazetta subsp.tazetta(フサザキスイセン)2n=20、N. tazetta subsp. aureus 、
N. tazetta subsp. canariensis 、N. tazetta L. subsp. chinensis(スイセン)
N. tazetta subsp. corcyrensis 、N. tazetta subsp. italicus 、N. tortifolius
(10)Aurelia節 N. broussonetii
(11)Tapeinanthus節 N. cavanillesii
【Narcissus tazetta subsp. italicus】
synonymes Narcissus chrysanthus DC. et N. Subalbidus Lois.
多年草、高さ30~50㎝、無毛、球茎は卵形、大きい。葉は4~6個つき、幅10~15㎜、平ら、鈍形、ほとんど花茎と等長。花は散形花序に5~12個つき、直径約4㎝。花被片は黄色~淡色、長楕円形、先が鋭形、ほぼ覆瓦状、狭い花筒とほぼ同長。副花冠は黄色、高さ約1/4の4~6㎜のノッチや切れ込みがある。雄しべは長さが不規則。雌しべは雄しべより長い。フランスのアルプ=マリティーム県の Var川流域、イタリアのサルデーニャ島に分布。
花冠(perianth=petal)と副花冠(corona=cup)の3色で分類する
①花被片perianthの色
②副花冠の目 eye(副花冠のカップ内側の部分 inner zone)の色
③副花冠 corona の中央(middle zone)の色
④副花冠の縁 rim=edge の色
色のコード Throckmorton's color code system
W(白色又は帯白色)、G(緑色)、Y(黄色)、P(ピンク色)、O(オレンジ色)、R(赤色)
【品種の表示例】
品種名称 Division 9 W-GYR ・・・副花冠が3色
分類形式 ①-②③④
副花冠の部分が同の場合は省略する。
Division 9 W-Y ・・・・副花冠が1色
Division 9 W-GY ・・・・副花冠の目の色が異なり、縁が同色
花被片の内側の色が異なる場合
Division3 WWY-O・・・・・花被片が白色、内側が黄色、副花冠がオレンジ色
Narcissus
Narcissus
データベースがあり、品種名により検索できる。
DaffSeek
5) National Gardening Asociations
Plants Database
International Daffodil Register lists
7) GRIN
Narcissus List of Species Records in GRIN
5. Narcissus L.*
園芸品種分類 8 W-Y、タゼッタ系(房咲き水仙)園芸品種。オランダ産、1759年以前の登録品種。Narcissus tazetta subsp. italicus (Narcissus. tazetta subsp. lacticolor)系統。ハイブリッドの親は不明。花は春中期。日本水仙に似ているが、花被片の先が尖り、クリーム色~白色。副花冠(カップ)は浅く、 明黄緑色(brilliant greenish yellow)。花は多数(5~9個)、束生する。花粉や種子には稔性がある。
タゼッタ系のよく似た品種
●Grand Primo Citronie 8 W-Y オランダ産
古い栽培種で野生化している。花は晩冬~早春
副花冠がシトロンイエロー(citron-yellow)
●Grand Primo 8 Y-Y 原産地不明
古い栽培種で野生化している。花は晩冬~早春
●Early Grand Primo' 8 W-Y 原産地不明
小さい花が12~15個つく。花は晩冬~早春
スイセン属
family Amaryllidaceae - genus Narcissus多年草、球根(鱗茎)は膜質の外皮を持つ。葉は(1~)数個、根生し、線形~舌形、扁平~半円柱形、肉質。花茎は中実。花序は散形花序、花を2~20個又は単生花。総苞(仏炎苞又は苞)は膜質又は紙質、基部は筒状。花は有柄又は無柄、直立又は垂れ下がる。芳香がしばしばある。花被の筒部は円筒形又は)漏斗形、短い。花被片は6個、直立又は反り返り、ほぼ同長。副花冠(corona)は狭い筒状~花冠状~杯状。雄しべは6個、花被の筒部につき、しばしば長短になる。葯は背着性。子房下位、3室、多数の胚珠がある。花柱は糸状、しばしば、突き出る。柱頭は3裂し、小さい。果実は胞背裂開蒴果、3室、紙質~革質。種子は多数、類球形、しばしばエライオソームがあり、外種皮は黒色。 x = 7, 11(10)。
世界に約60種があり、ヨーロッパ、北アフリカ、アジアに分布する。
世界中で栽培され、園芸種は非常に多く、2万種を超える。
スイセン属の園芸種の分類抜粋
Narcissus tazetta subsp. italicus (Narcissus. tazetta subsp. lacticolor)系統。これはスイセン属のHermione亜属Tazettae節に含まれる。②Hermione亜属
(8)Serotini節
N. obsoletus:地中海沿岸原産・白色 、
N. serotinus:地中海沿岸原産・副花冠がごく小さい
(9)Tazettae節
N. dubius、N. elegans、
N. papyraceus(ペーパーホワイト)2n=22、N. papyraceus subsp. pachybolbus 、
N. papyraceus subsp. panizzianus 、N. papyraceus subsp. polyanthos 、
N. tazetta subsp.tazetta(フサザキスイセン)2n=20、N. tazetta subsp. aureus 、
N. tazetta subsp. canariensis 、N. tazetta L. subsp. chinensis(スイセン)
N. tazetta subsp. corcyrensis 、N. tazetta subsp. italicus 、N. tortifolius
(10)Aurelia節 N. broussonetii
(11)Tapeinanthus節 N. cavanillesii
【Narcissus tazetta subsp. italicus】
synonymes Narcissus chrysanthus DC. et N. Subalbidus Lois.
多年草、高さ30~50㎝、無毛、球茎は卵形、大きい。葉は4~6個つき、幅10~15㎜、平ら、鈍形、ほとんど花茎と等長。花は散形花序に5~12個つき、直径約4㎝。花被片は黄色~淡色、長楕円形、先が鋭形、ほぼ覆瓦状、狭い花筒とほぼ同長。副花冠は黄色、高さ約1/4の4~6㎜のノッチや切れ込みがある。雄しべは長さが不規則。雌しべは雄しべより長い。フランスのアルプ=マリティーム県の Var川流域、イタリアのサルデーニャ島に分布。
園芸種の品種の表示
Throckmorton classification system花冠(perianth=petal)と副花冠(corona=cup)の3色で分類する
①花被片perianthの色
②副花冠の目 eye(副花冠のカップ内側の部分 inner zone)の色
③副花冠 corona の中央(middle zone)の色
④副花冠の縁 rim=edge の色
色のコード Throckmorton's color code system
W(白色又は帯白色)、G(緑色)、Y(黄色)、P(ピンク色)、O(オレンジ色)、R(赤色)
【品種の表示例】
品種名称 Division 9 W-GYR ・・・副花冠が3色
分類形式 ①-②③④
副花冠の部分が同の場合は省略する。
Division 9 W-Y ・・・・副花冠が1色
Division 9 W-GY ・・・・副花冠の目の色が異なり、縁が同色
花被片の内側の色が異なる場合
Division3 WWY-O・・・・・花被片が白色、内側が黄色、副花冠がオレンジ色
参考
1)Flora of North AmericaNarcissus
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=1&taxon_id=121652
2) Flora of ChinaNarcissus
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=121652
3)the American Daffodil Society(ADS)アメリカスイセン協会データベースがあり、品種名により検索できる。
http://daffseek.org/
4)Florida Daffodil Society (FDS).DaffSeek
5) National Gardening Asociations
Plants Database
https://garden.org/ideas/又はhttps://garden.org/plants/group/
6)英国王立園芸協会(RHS)International Daffodil Register lists
7) GRIN
Narcissus List of Species Records in GRIN
https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=7979
8)Narcissus - Flora Iberica5. Narcissus L.*
http://www.floraiberica.es/floraiberica/texto/imprenta/tomoXX/20_184_05_Narcissus.pdf
http://www.floraiberica.es/floraiberica/texto/pdfs/20_184_05_Narcissus.pdf