シタキソウ 舌切草
Flora of Mikawa
キョウチクトウ科 Apocynaceae シタキソウ属
別 名 | オキナワシタキヅル |
中国名 | 黑鳗藤 hei man teng |
学 名 | Jasminanthes mucronata (Blanco) W.D.Stevens et P.T.Li Stephanotis japonica Makino |
花 期 | 6月 |
高 さ | つる性(長さ~12m) |
生活型 | 落葉蔓性木 |
生育場所 | 林内 |
分 布 | 在来種 本州(千葉県以西)、九州、沖縄、中国、台湾 |
撮 影 | 静岡県 14.6.24 |
オキナワシタキヅルは別種のStephanotis lutchuensis とされていた。シタキヅルはオキナワシタキヅルの変種 var. japonica
とされていたこともあるが、現在ではオキナワシタキヅルを含め、中国、台湾に分布するJasminanthes mucronataにまとめる見解である。旧ガガイモ科はキョウチクトウ科に含められた。
つる性植物(藤本)。liana(蔓性木)とすることが普通であるが、vine(蔓性草)とされていることもある。茎は2列に毛がある。葉柄は長さ2~3㎝。葉身は長さ7~12㎝、幅4.5~8㎝、卵状惰円形、紙質、有毛又は無毛、基部は心形、先は尖り、側脈は8対。集散花序に花が2~4(9)個つく。花柄は長さ1.5~2㎝、小花柄は長さ2~3㎝。萼片は長さ約7㎜、惰円形。花冠は白色、筒部は長さ約2㎝、内部に長毛がある。花冠の裂片は5個、長さ2~3㎝、幅5㎜のかま形、開出する。雄しべと雌しべが合着した肉柱体(ずい柱)がある。肉柱体は花冠の筒部より短い。柱頭は不明瞭に2裂する。袋果は長さ約12㎝、幅約1㎝の披針形、2個つく場合は開いてつく。種子は長さ約1㎝の惰円形、種髪は長さ約2.5㎝。
蔓性木。集散花序は腋外生(extra-axillary)、散形花序状、単純又は二又。咢は5深裂し、普通、腺は無い。咢片は直立、基部で合着する。花冠は高杯形又はつぼ形。筒部は長く、基部は広く、のど部はくびれ又はわずかに広がり、内部に毛の縦の線の5対をもつ。花冠裂片は5個、右に捻じれ、普通、筒部より長く、蕾中では尖鋭形。副花冠は普通、目立ち、雄しべの背につき、直立、先は分離し、背側が扁平、背に幅広の突起があり、小さいか又は無い。花糸は合着し短い筒になる。葯の付属体は直立又は柱頭の頭部の上に内曲する。花粉塊は花粉団に2個、直立。柱頭の頭部は円錐形又は頭状。袋果は披針形又は長円状披針形、先は尖異形。種子は種髪がある。Jasminanthesは以前は Stephanotisに含まれていたが、後にStephanotisはマダガスカルの固有属となった。
世界に約5種があり、日本、中国、台湾、ラオス、タイ、ベトナム、マレーシアに分布する。
synonym Stephanotis japonica Makino
日本(本州の千葉県以西、九州、沖縄)、中国、台湾原産。中国名は黑鳗藤 hei man teng 。別名はオキナワシタキヅル。
つる性植物(藤本)。liana(蔓性木)とすることが普通であるが、vine(蔓性草)とされていることもある。茎は2列に毛がある。葉柄は長さ2~3㎝。葉身は長さ7~12㎝、幅4.5~8㎝、卵状惰円形、紙質、有毛又は無毛、基部は心形、先は尖り、側脈は8対。集散花序に花が2~4(9)個つく。花柄は長さ1.5~2㎝、小花柄は長さ2~3㎝。萼片は長さ約7㎜、惰円形。花冠は白色、筒部は長さ約2㎝、内部に長毛がある。花冠の裂片は5個、長さ2~3㎝、幅5㎜のかま形、開出する。雄しべと雌しべが合着したずい柱がある。ずい柱は花冠の筒部より短い。柱頭は不明瞭に2裂する。袋果は長さ約12㎝、幅約1㎝の披針形、2個つく場合は開いてつく。種子は長さ約1㎝の惰円形、種髪は長さ約2.5㎝。花期は5~6月。果期は9~11月。
Jasminanthes
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=116767
2) Plants of the World Online | Kew Science
Jasminanthes
http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:3449-1
つる性植物(藤本)。liana(蔓性木)とすることが普通であるが、vine(蔓性草)とされていることもある。茎は2列に毛がある。葉柄は長さ2~3㎝。葉身は長さ7~12㎝、幅4.5~8㎝、卵状惰円形、紙質、有毛又は無毛、基部は心形、先は尖り、側脈は8対。集散花序に花が2~4(9)個つく。花柄は長さ1.5~2㎝、小花柄は長さ2~3㎝。萼片は長さ約7㎜、惰円形。花冠は白色、筒部は長さ約2㎝、内部に長毛がある。花冠の裂片は5個、長さ2~3㎝、幅5㎜のかま形、開出する。雄しべと雌しべが合着した肉柱体(ずい柱)がある。肉柱体は花冠の筒部より短い。柱頭は不明瞭に2裂する。袋果は長さ約12㎝、幅約1㎝の披針形、2個つく場合は開いてつく。種子は長さ約1㎝の惰円形、種髪は長さ約2.5㎝。
シタキソウ属
family Apocynaceae - genus Jasminanthes蔓性木。集散花序は腋外生(extra-axillary)、散形花序状、単純又は二又。咢は5深裂し、普通、腺は無い。咢片は直立、基部で合着する。花冠は高杯形又はつぼ形。筒部は長く、基部は広く、のど部はくびれ又はわずかに広がり、内部に毛の縦の線の5対をもつ。花冠裂片は5個、右に捻じれ、普通、筒部より長く、蕾中では尖鋭形。副花冠は普通、目立ち、雄しべの背につき、直立、先は分離し、背側が扁平、背に幅広の突起があり、小さいか又は無い。花糸は合着し短い筒になる。葯の付属体は直立又は柱頭の頭部の上に内曲する。花粉塊は花粉団に2個、直立。柱頭の頭部は円錐形又は頭状。袋果は披針形又は長円状披針形、先は尖異形。種子は種髪がある。Jasminanthesは以前は Stephanotisに含まれていたが、後にStephanotisはマダガスカルの固有属となった。
世界に約5種があり、日本、中国、台湾、ラオス、タイ、ベトナム、マレーシアに分布する。
シタキソウ属の主な種と園芸品種
1 Jasminanthes mucronata (Blanco) W.D.Stevens et P.T.Li シタキソウ 舌切草synonym Stephanotis japonica Makino
日本(本州の千葉県以西、九州、沖縄)、中国、台湾原産。中国名は黑鳗藤 hei man teng 。別名はオキナワシタキヅル。
つる性植物(藤本)。liana(蔓性木)とすることが普通であるが、vine(蔓性草)とされていることもある。茎は2列に毛がある。葉柄は長さ2~3㎝。葉身は長さ7~12㎝、幅4.5~8㎝、卵状惰円形、紙質、有毛又は無毛、基部は心形、先は尖り、側脈は8対。集散花序に花が2~4(9)個つく。花柄は長さ1.5~2㎝、小花柄は長さ2~3㎝。萼片は長さ約7㎜、惰円形。花冠は白色、筒部は長さ約2㎝、内部に長毛がある。花冠の裂片は5個、長さ2~3㎝、幅5㎜のかま形、開出する。雄しべと雌しべが合着したずい柱がある。ずい柱は花冠の筒部より短い。柱頭は不明瞭に2裂する。袋果は長さ約12㎝、幅約1㎝の披針形、2個つく場合は開いてつく。種子は長さ約1㎝の惰円形、種髪は長さ約2.5㎝。花期は5~6月。果期は9~11月。
参考
1) Flora of ChinaJasminanthes
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=116767
2) Plants of the World Online | Kew Science
Jasminanthes
http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:3449-1