シロヤマブキ 白山吹
Flora of Mikawa
バラ科 Rosaceae シロヤマブキ属
中国名 | 鸡麻 ji ma |
英 名 | jetbead , black jetbead , white kerria |
学 名 | Rhodotypos scandens (Thunb.) Makino |
花 期 | 4~5月 |
果 期 | 9~10月 |
高 さ | 1~2(3)m |
生活型 | 落葉低木 |
生育場所 | 山地の石灰岩地など |
分 布 | 在来種 本州(広島県、岡山県、島根県、福井県)、朝鮮、中国 |
撮 影 | 豊橋市(植栽) 04.4.18 |
日本に自生するものは少なく、絶滅危惧種種に指定されている。世界中で栽培され、日本でも庭園などに植栽されている。アメリカでは東部の広い範囲に帰化し、侵入植物とされている。5弁花のシロバナヤマブキとは異なる。
枝は無毛、若い時は緑色、後に褐色になる。托葉は毛が多い。葉は対生し、葉身は卵形、長さ4~11㎝、幅3~6㎝、基部は円形~やや心形、先は鋭先形。葉縁は鋭い重鋸歯。葉裏は初期に絹毛があり、古くなると脈上だけが疎らに毛がある。葉表は初期に有毛、後に無毛。葉脈は裏面に凹み、葉にいわが目立つ。葉柄は長さ2~5㎜、有毛。花は直径3~5㎝。花弁は4個、白色、円形~広円形。萼片は4個つき、卵状惰円形、縁に鋸歯があり、長さ1~1.5㎝。萼片の間に小さな副萼片があり、副萼片は線形、長さは萼片の1/5~1/4.。雄しべは多数。花柱は4個。心皮は4個。核果(drupe)は(1~)4個、固まってつき、褐黒色、傾いた楕円形、長さ5~8㎜。種子は淡褐色、半円形。2n=18。
ヤマブキ Kerria japonica は葉が互生し、花ベが黄色、5個。
シロバナヤマブキ Kerria japonica form. albescens はヤマブキの花が黄白色の品種。葉が互生、花弁が5個。
落葉低木。芽鱗は覆瓦状。葉は対生。托葉は離生、線形、膜質、早落性。葉身は単葉、卵形、縁には鋭い重歯がある。花は小枝に単生し、両性。花托筒は皿形、平坦。萼片は4個、2対につき、覆瓦状、葉状、間に4個の副萼片がある。花弁は4個、萼片に対生し、白色、基部に短い爪部がある。雄しべは多数、数列につく。花盤は花托筒の上王冠状につき、大きく、厚く、4裂片に分かれる。心皮は普通、4個。子房は花時に4裂片の花盤に被われる。 胚珠は2個、垂れ下がり、1個は未発達。花柱は頂生、突き出し、糸状。柱頭は頭状。果実は核果、外果皮は平滑、乾く。種子は1個、倒卵形、子葉は平凸形、上面に3脈がある。x=9。
世界に1種だけ、日本、朝鮮、中国に分布する。
synonym Rhodotypos kerrioides Siebold et Zucc.
日本(本州の広島県、岡山県、島根県、福井県)、朝鮮、中国原産。中国名は鸡麻 ji ma。英名はjetbead , black jetbead , white kerria
落葉低木、高さ1~2(3)m。枝は無毛、若い時は緑色、後に褐色になる。托葉は毛が多い。葉は対生し、葉身は卵形、長さ4~11㎝、幅3~6㎝、基部は円形~やや心形、先は鋭先形。葉縁は鋭い重鋸歯。葉裏は初期に絹毛があり、古くなると脈上だけが疎らに毛がある。葉表は初期に有毛、後に無毛。葉脈は裏面に凹み、葉にいわが目立つ。葉柄は長さ2~5㎜、有毛。花は直径3~5㎝。花弁は4個、白色、円形~広円形。萼片は4個つき、卵状惰円形、縁に鋸歯があり、長さ1~1.5㎝。萼片の間に小さな副萼片があり、副萼片は線形、長さは萼片の1/5~1/4.。雄しべは多数。花柱は4個。心皮は4個。核果(drupe)は(1~)4個、固まってつき、褐黒色、傾いた楕円形、長さ5~8㎜。種子は淡褐色、半円形。2n=18。花期は4~5月。果期は9~10月。
Rhodotypos
Rhodotypos
Rhodotypos
枝は無毛、若い時は緑色、後に褐色になる。托葉は毛が多い。葉は対生し、葉身は卵形、長さ4~11㎝、幅3~6㎝、基部は円形~やや心形、先は鋭先形。葉縁は鋭い重鋸歯。葉裏は初期に絹毛があり、古くなると脈上だけが疎らに毛がある。葉表は初期に有毛、後に無毛。葉脈は裏面に凹み、葉にいわが目立つ。葉柄は長さ2~5㎜、有毛。花は直径3~5㎝。花弁は4個、白色、円形~広円形。萼片は4個つき、卵状惰円形、縁に鋸歯があり、長さ1~1.5㎝。萼片の間に小さな副萼片があり、副萼片は線形、長さは萼片の1/5~1/4.。雄しべは多数。花柱は4個。心皮は4個。核果(drupe)は(1~)4個、固まってつき、褐黒色、傾いた楕円形、長さ5~8㎜。種子は淡褐色、半円形。2n=18。
ヤマブキ Kerria japonica は葉が互生し、花ベが黄色、5個。
シロバナヤマブキ Kerria japonica form. albescens はヤマブキの花が黄白色の品種。葉が互生、花弁が5個。
シロヤマブキ属
family Rosaceae - genus Rhodotypos落葉低木。芽鱗は覆瓦状。葉は対生。托葉は離生、線形、膜質、早落性。葉身は単葉、卵形、縁には鋭い重歯がある。花は小枝に単生し、両性。花托筒は皿形、平坦。萼片は4個、2対につき、覆瓦状、葉状、間に4個の副萼片がある。花弁は4個、萼片に対生し、白色、基部に短い爪部がある。雄しべは多数、数列につく。花盤は花托筒の上王冠状につき、大きく、厚く、4裂片に分かれる。心皮は普通、4個。子房は花時に4裂片の花盤に被われる。 胚珠は2個、垂れ下がり、1個は未発達。花柱は頂生、突き出し、糸状。柱頭は頭状。果実は核果、外果皮は平滑、乾く。種子は1個、倒卵形、子葉は平凸形、上面に3脈がある。x=9。
世界に1種だけ、日本、朝鮮、中国に分布する。
シロヤマブキ属の主な種と園芸品種
1 Rhodotypos scandens (Thunb.) Makino シロヤマブキ 白山吹synonym Rhodotypos kerrioides Siebold et Zucc.
日本(本州の広島県、岡山県、島根県、福井県)、朝鮮、中国原産。中国名は鸡麻 ji ma。英名はjetbead , black jetbead , white kerria
落葉低木、高さ1~2(3)m。枝は無毛、若い時は緑色、後に褐色になる。托葉は毛が多い。葉は対生し、葉身は卵形、長さ4~11㎝、幅3~6㎝、基部は円形~やや心形、先は鋭先形。葉縁は鋭い重鋸歯。葉裏は初期に絹毛があり、古くなると脈上だけが疎らに毛がある。葉表は初期に有毛、後に無毛。葉脈は裏面に凹み、葉にいわが目立つ。葉柄は長さ2~5㎜、有毛。花は直径3~5㎝。花弁は4個、白色、円形~広円形。萼片は4個つき、卵状惰円形、縁に鋸歯があり、長さ1~1.5㎝。萼片の間に小さな副萼片があり、副萼片は線形、長さは萼片の1/5~1/4.。雄しべは多数。花柱は4個。心皮は4個。核果(drupe)は(1~)4個、固まってつき、褐黒色、傾いた楕円形、長さ5~8㎜。種子は淡褐色、半円形。2n=18。花期は4~5月。果期は9~10月。
参考
1) Flora of ChinaRhodotypos
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=128419
2) Plants of the World Online| KewscienceRhodotypos
http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:60452048-2
3) World Flora OnlineRhodotypos
http://www.worldfloraonline.org/taxon/wfo-4000033057