シデシャジン  四手沙参
[中国名] 牧根草 mu gen cao
[学名] Asyneuma japonicum (Miq.) Briquet.
キキョウ科 Campanulaceae  シデシャジン属
三河の植物観察
シデシャジン蕾
シデシャジン雌性期の花
シデシャジン雄性期の花
シデシャジン雄しべ
シデシャジン
シデシャジン葉
 和名の由来は神社のしめ縄や玉串などにつける白い紙(四手)のように花が細く裂けることから。
 全体にまばらに毛が生え、切ると白い乳液が出る。葉は互生し、卵形~長楕円形、先が尖り、基部は楔形。葉縁に不定の鋸歯がある。茎の下部の葉には長い葉柄がある。穂状花序に多数の花をつける。花冠は青紫色、5全裂し、裂片は長さ10~15㎜の線形、不定に曲がる。蕾は棍棒状であり、萼片5個も線形。雄しべ5個。花糸は幅広く、写真の花の中心で膨らんで見える青紫色の部分で、分泌された蜜がたまる。葯は白色の細い紐状。雄しべ先熟。雄性期には雌しべの先は紫色を帯び、閉じている。花柱は雄しべの間から長く突き出し、雌性期に柱頭は3裂する。蒴果は幅約5㎜の扁球形。2n=28
[花期] 7~9月
[高さ] 50~100㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 山地の林縁、草原
[分布] 在来種 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ロシア
[撮影] 伊吹山  02.8.2

 シデシャジン属

   family Campanulaceae - genus Asyneuma

 多年草。根はニンジン形。葉は互生する。花序は長く、穂状花序又は総状花序、数個の腋生の集散花序からなり、それぞれ (1 ~)2~4個の花と抱く苞 がつく。花柄は短く、その基部に対の線形の小苞をもつ。咢は5裂。咢片は線形。花冠は5深裂し、花冠裂片はほとんど分離し、線形。雄しべは5本、花糸は基部で広がり、縁に密に縁毛がある。子房は下位、3室。花柱は花冠の長さとほぼ同じで、上部に毛がある。柱頭は3裂、枝は線形、反曲する。蒴果は中間の上で3孔開し、10うねがある。種子は卵形、楕円形、又は長円形、ときに角(かど)がある。
 世界に約30種があり、北アフリカ、アジアの温帯、ヨーロッパに分布する。


 シデシャジン属の主な種

 1  Asyneuma japonicum (Miq.) Briq.  シデシャジン  四手沙参
 日本(北海道、本州、四国、九州、朝鮮)、中国、ロシア原産。中国名は牧根草 mu gen cao。
 多年草。高さ50~100㎝。全体にまばらに毛が生え、切ると白い乳液が出る。葉は互生し、卵形~長楕円形、先が尖り、基部は楔形。葉縁に不定の鋸歯がある。茎の下部の葉には長い葉柄がある。穂状花序に多数の花をつける。花冠は青紫色、5全裂し、裂片は長さ10~15㎜の線形、不定に曲がる。蕾は棍棒状であり、萼片5個も線形。雄しべ5個。花糸は幅広く、写真の花の中心で膨らんで見える青紫色の部分で、分泌された蜜がたまる。葯は白色の細い紐状。雄しべ先熟。雄性期には雌しべの先は紫色を帯び、閉じている。花柱は雄しべの間から長く突き出し、雌性期に柱頭は3裂する。蒴果は幅約5㎜の扁球形。2n=28。花期は7~9月。

 2  Asyneuma prenanthoides (Durand) McVaugh ⇒Campanula prenanthoides Durand
 北アメリカ(カリフォルニア州、オレゴン州)原産。
品種) 'Cambell Blue'



 参考

1)Flora of China
 Asyneuma
 http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=103023
2)GRIN
 Asyneuma
 https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=1114
3)Kewscience
 Asyneuma
 http://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:5619-1
4) The Jepson Herbarium
 Asyneuma prenanthoides
 https://ucjeps.berkeley.edu/eflora/eflora_display.php?tid=15138
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