セツブンソウ  節分草
[学名] Eranthis pinnatifida Maxim
Shibateranthis pinnatifida (Maxim.) Satake et Okuyama
キンポウゲ科 Ranunculaceae セツブンソウ属
三河の植物観察
セツブンソウの花
セツブンソウの雄しべ、雌しべ
セツブンソウの花横
セツブンソウの葉
セツブンソウの果実2
セツブンソウの裂開した袋果
セツブンソウ
セツブンソウ2
セツブンソウ果実
セツブンソウ種子
 名前の由来は節分の頃咲くことによる。球形の塊根がある。茎は直立し、先端の総苞葉の中心から花茎を伸ばし、花茎の先に直径約2㎝の花を1個付ける。白色の花弁のように見えるのは萼片であり、普通、5個、稀に6個や多数のものもある。花弁は退化して、2個の対になった黄色の蜜腺が5~10対ある。雄しべは多数、葯は青色。雌しべは2~6個、花柱は紫色。果実は2~6個の袋果が放射状につき、袋果は長さ約1㎝、種子は袋に数個、全体で5~15個程度入る。種子は卵形~球形、長さ2.5~2.8㎜、黄褐色~茶色。
[花期] 2~3月
[高さ] 8~14㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 半日陰
[分布] 在来種(日本固有種)  本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄
[撮影] 新城市(旧鳳来町) 白雲禅寺 07.1.23
 セツブンソウ属
  family Ranunculaceae - genus Eranthis

 多年草、塊根性の根茎をもつ。根生葉は1~2個又は無く、長い葉柄があり、掌状に分裂する。花茎は分枝しない。苞は数個、輪生し、総苞を作る。花は単生、頂生し、放射相称。咢片は5~8個、黄色、白色、又はピンク赤色、花弁状、長円形、楕円形、又は卵形、早落性。花弁は5~8個、筒状、小さく、短い柄があり、わずかに凹面又は2裂、ときに不稔の葯をもつ。雄しべは10本又は多数。花糸は狭い線形、1脈がある。葯は楕円形又は円形。袋果は4~9個、まれにそれ以上、普通、柄がある。種子は袋果に多数、扁球形、平滑又は網状。
 世界に約8種があり、アジア、ヨーロッパに分布する。中国には2種、日本には1種が自生する。

 セツブンソウ属の主な種
 1  Eranthis hyemalis (L.) Salisb.  キバナセツブンソウ 黄花節分草
   synonym Eranthis cilicicus Schott et Kotschy
   synonym Eranthis × tubergenii Bowles
 フランス、イタリア、ブルガリア、ユーゴスラビア、レバノン、シリア原産。英名はwinter-aconite 。
 葉は根生し、長さ3~10㎝。葉身は直径3~5㎝。側小葉は2深裂し、裂片は2~3裂する。頂小葉は3裂する。総苞片は長さ約2㎝。花は杯形、直径20~45㎜。咢片は長さ15~22㎜×幅5~11㎜。花弁は雄しべより短く、外側の唇は内側の唇の長さの2~2.5倍。袋果は果体が長さ8~14㎜。柄が長さ約3㎜。種子は長さ約2㎜。花期は晩冬~早春。
  E. cilicica × E. hyemalis の交雑種' (Tubergenii Group)と同じである。
品種) 'Andenken an Johannes Raschke' (d) , Cilicica Group , 'Clare Swales' , 'Dr Martina Bell' , 'Egon' , 'Egon Treff' , Eranthis 'Schwefelglanz' , 'Flore Pleno' (d) , 'Glory' , 'Grunling' , 'Grunspecht' , 'Guinea Gold' (Tubergenii Group) , 'Hessellund Green' , 'Noel Ayres' (d) , 'Orange Glow' , 'Pauline' , 'Ruth Treff' , 'Sachsengold' (Tubergenii Group) , 'Schwefelglanz' , Tubergenii Group , 'Winterzauber'

 2  Eranthis pinnatifida Maxim.  セツブンソウ 節分草
   synonym Shibateranthis keiskei (Franch. et Sav.) Nakai
   synonym Shibateranthis pinnatifida (Maxim.) Satake et Okuyama 
   synonym Eranthis keiskei Franch. et Sav.
 日本固有種(本州の関東地方以西、四国、九州、沖縄)。半日陰に生える。名前の由来は節分の頃咲くことによる。球形の塊根がある。
 多年草。高さ8~14㎝。茎は直立し、先端の総苞葉の中心から花茎を伸ばし、花茎の先に直径約2㎝の花を1個付ける。白色の花弁のように見えるのは萼片であり、普通、5個、稀に6個や多数のものもある。花弁は退化して、2個の対になった黄色の蜜腺が5~10対ある。雄しべは多数、葯は青色。雌しべは2~6個、花柱は紫色。果実は2~6個の袋果が放射状につき、袋果は長さ約1㎝、種子は袋に数個、全体で5~15個程度入る。種子は卵形~球形、長さ2.5~2.8㎜、黄褐色~茶色。花期は2~3月。

 3  Eranthis stellata Maxim.  チョウセンセツブンソウ 朝鮮節分草
   synonym Shibateranthis stellata (Maxim.) Nakai 
 朝鮮、中国、ロシア原産。中国名は菟葵 tu kui 。

 参考
1) Flora of Cnina
 Eranthis  
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=111902
2) Plants of the World Online | Kew Science
 Eranthis  
http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:331596-2
3)GRIN
 Eranthis  
https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus?id=4332
4) Flora of North America
 Eranthis  
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=1&taxon_id=111902
5)植物研究雑誌11(1): 47-50(1935))
 久米道民 : セツブンソウとキバナセツブンソウの実生
6) 植物研究雑誌49(4): 123-128(1974)
 田村道夫,水本陽子 : セツブンソウとニリンソウの胚発生における子葉と成長点について

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