サンショウバラ 山椒薔薇
Flora of Mikawa
バラ科 Rosaceae バラ属
別 名 | ハコネバラ(箱根薔薇) |
学 名 | Rosa hirtula (Regel) Nakai R. microphylla Roxb. var. hirtula Regel (basion) |
花 期 | 5~6月 |
高 さ | 0.5~1m |
生活型 | 落葉低木 |
生育場所 | 低山、丘陵地 |
分 布 | 在来種(日本固有種) 本州(神奈川県、山梨県、静岡県) |
撮 影 | 豊田市 17.5.12 |
富士山や箱根周辺にのみに分布する日本固有種。富士山付近の不老山が有名。国の絶滅危惧Ⅱ類 (VU)だが、庭木や盆栽として栽培されている。和名は葉や刺がサンショウに似ていることからサンショウバラという。
落葉小高木、高さ5~6m。幹は樹皮が灰褐色、古くなると薄く裂けて剥がれる。枝はよく分枝し、稲妻形に屈曲し、若いときはやや紫褐色を帯び、強い刺がある。刺は後屈又は真っすぐ。葉は互生(少数束生)し、長さ7~15㎝、奇数羽状複葉、小葉が(2)4~9対つく。小葉は長さ1~3㎝、楕円形~卵状長楕円形、葉縁には鋭い鋸歯があり、両面に短軟毛があり、先は鋭形~鈍形。葉軸は細かい刺と毛があり、上面が樋状に窪む。托葉は葉柄に合着し、幅が狭く、上部の裂片は披針形。花は枝先の葉腋に単生し、直径5~6㎝。花柄や花托筒には刺が密生する。萼片は5個、縁に不規則な切れ込み状の付属片がつく、外面は刺があり、内面は淡色平滑、宿存性。花弁は5個、ピンク色、先が切れ込みハート形、縁は平滑~不規則に小さく切れ込む。果実は偽果、扁球形、直径約2㎝、果柄、果実に刺が密生する。
落葉小高木、高さ5~6m。幹は樹皮が灰褐色、古くなると薄く裂けて剥がれる。枝はよく分枝し、稲妻形に屈曲し、若いときはやや紫褐色を帯び、強い刺がある。刺は後屈又は真っすぐ。葉は互生(少数束生)し、長さ7~15㎝、奇数羽状複葉、小葉が(2)4~9対つく。小葉は長さ1~3㎝、楕円形~卵状長楕円形、葉縁には鋭い鋸歯があり、両面に短軟毛があり、先は鋭形~鈍形。葉軸は細かい刺と毛があり、上面が樋状に窪む。托葉は葉柄に合着し、幅が狭く、上部の裂片は披針形。花は枝先の葉腋に単生し、直径5~6㎝。花柄や花托筒には刺が密生する。萼片は5個、縁に不規則な切れ込み状の付属片がつく、外面は刺があり、内面は淡色平滑、宿存性。花弁は5個、ピンク色、先が切れ込みハート形、縁は平滑~不規則に小さく切れ込む。果実は偽果、扁球形、直径約2㎝、果柄、果実に刺が密生する。