ルリヂシャ 瑠璃苣
Flora of Mikawa
ムラサキ科 Boraginaceae ルリヂシャ属
別 名 | リジサ、ルリチシャ、ボリジ |
中国名 | 琉璃苣 liu li ju |
英 名 | beebread , beeplant , borage , starflower , talewort , Tailwort , common tidytips |
学 名 | Borago officinalis L. |
花 期 | 6~8月 |
高 さ | 20~70㎝ |
生活型 | 1年草 |
生育場所 | 栽培種 |
分 布 | 外来種 ヨーロッパ、西アジア、北アフリカ原産 |
撮 影 | 岐阜県 19.5.13 |
ルリヂシャはムラサキ科科ルリヂシャ(ボラゴ)属の栽培種。
1年草ときに2年草。高さ20~70㎝。茎は普通、上部で分枝し、直根がある。茎と葉には厳密に剛毛がある。根生葉は長さ8~20(~30)㎝×幅3~8(~20)㎝、披針形、卵形又は広卵形、葉柄があり、基部は普通、円形~楔形、先は鋭形。茎葉はかなり小さく、無柄になり、茎上部ではわずかに抱茎。花柄は長さ約3㎝、反曲する。咢は花時に長さ8~10㎜、果時に長くなり、長さ10~15㎜。咢片は線形又は線状披針形。花冠は車形、拡大部は直径18~20(~25)㎜。花冠裂片はわずかに後ろ向きで、卵状披針形、又は披針形、先は鋭形、明るい青色、たまに、白色。雄しべの円錐体(staminal cone)は直立し、長さ約10㎜、鋭形、黒色又はほぼ黒色。葯は長さ5~8㎜。小堅果は長さ5~7(~8)㎜、±長円形、不規則な縦のうねがある。2n=16。花期は6~8月。
1年草、2年草又は多年草、剛毛~粗毛がある。茎は斜上~直立する。葉は茎葉、±葉柄がある。葉身は卵形~倒卵形、全縁。花序は円錐花序状の集散花序、頂生、花が2~3個つき、苞がある。花柄は果時に±開出~垂れ下がる。咢は基部近くまで5裂し、果時に大きくなる。花冠筒部は非常に短く、拡大部は車形又は鐘形、普通、青色、まれにピンク色又は白色。花冠裂片は広がり、鋭形、付属体(鱗片)は凹形、直立、突き出る。花糸は先に長い付属体をもち、基部は広がる。葯は花柱の周りに密着し、襟が厚くなり、基部が強く、凹面、古くなると分かれる。果実は小堅果、±直立し、4個、丈夫、倒卵形、不規則ないぼがあり、柄のような基部の付着痕が露出する。付着痕の縁は厚い。
世界に5種あり、ヨーロッパ、西アジア、北アフリカに分布する。
【ルリヂシャ属の種】
Borago longifolia Poir. アルジェリア、チュニジア
Borago macranthera Sol. ⇒ Caccinia macranthera Brand
Borago morisiana Bigazzi & Ricceri サルデーニャ島
Borago officinalis L .ヨーロッパ、西アジア、北アフリカ
Borago pygmaea (DC.) Chater & Greuter フランス、イタリア
Borago spinulosa Roxb. ⇒ Trichodesma indicum (L.) R. Br.
Borago trabutii Maire アルジェリア、モロッコ
Borago tristis G.Forst ⇒ Borago africana L.⇒Trichodesma africanum
ヨーロッパ、西アジア、北アフリカ原産。英名はbeebread , beeplant , borage , starflower , talewort , Tailwort , common tidytips。中国名は琉璃苣 liu li ju。
1年草ときに2年草。高さ20~70㎝。茎は普通、上部で分枝し、直根がある。茎と葉には厳密に剛毛がある。根生葉は長さ8~20(~30)㎝×幅3~8(~20)㎝、披針形、卵形又は広卵形、葉柄があり、基部は普通、円形~楔形、先は鋭形。茎葉はかなり小さく、無柄になり、茎上部ではわずかに抱茎。花柄は長さ約3㎝、反曲する。咢は花時に長さ8~10㎜、果時に長くなり、長さ10~15㎜。咢片は線形又は線状披針形。花冠は車形、拡大部は直径18~20(~25)㎜。花冠裂片はわずかに後ろ向きで、卵状披針形又は披針形、先は鋭形、明るい青色、たまに、白色。雄しべの円錐体(staminal cone)は直立し、長さ約10㎜、鋭形、黒色又はほぼ黒色。葯は長さ5~8㎜。小堅果は長さ5~7(~8)㎜、±長円形、不規則な縦のうねがある。2n=16。花期は6~8月。
品種) 'Alba' , 'Bfs Quilon' (PBR) , 'Bfs Star' (PBR) , 'Bill Archer' , 'Biostar' (PBR) , 'Florin' , 'Kate' (PBR) , 'Murray' , 'Penny' (PBR) , 'Spruce' , 'Tyerman' , 'Variegata' (v)
2 Borago pygmaea (DC.) Chater & Greuter クリーピングボリジ
synonym Borago laxiflora (DC.) Fisch.
フランス、イタリア原産。英名はdwarf borage , slender borage , bell-flowered borage
多年草。高さ30~50㎝、全体に剛毛がある。茎は直立し、円筒形又はときにやや稜がある。根生葉は長い柄があり、線状へら形、長さ5~20㎝、縁は波打ち、下面に盛り上がった脈と網状脈をもち、上面より淡色。茎葉は無柄、沿下し、長円状披針形、小さくなる。花序は緩く、花序柄は長さ2~3㎝、上向きに曲がる。咢は5裂し、裂片は披針形、散開する房毛がある。花冠は直径約1(1.8)㎝、淡青色、筒部は長さ約5㎜、裂片は円形、交互に芒がある。小堅果は4個。花期は春~初夏。
Borago
http://www.nzflora.info/factsheet/Taxon/Borago.html
2) The Jepson Herbarium
Borago officinalis
http://ucjeps.berkeley.edu/eflora/eflora_display.php?tid=15875
3) GRIN
Borago
https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=1581
4) Borago officinalis : Tailwort | Atlas of Living Australia
Borago pygmaea
https://bie.ala.org.au/species/http://id.biodiversity.org.au/node/apni/2888604
5)Plante Endemiche Boraginaceae
Borago pygmaea
http://www.sardegnaflora.it/linkendemiche/borago_pygmaea.html
1年草ときに2年草。高さ20~70㎝。茎は普通、上部で分枝し、直根がある。茎と葉には厳密に剛毛がある。根生葉は長さ8~20(~30)㎝×幅3~8(~20)㎝、披針形、卵形又は広卵形、葉柄があり、基部は普通、円形~楔形、先は鋭形。茎葉はかなり小さく、無柄になり、茎上部ではわずかに抱茎。花柄は長さ約3㎝、反曲する。咢は花時に長さ8~10㎜、果時に長くなり、長さ10~15㎜。咢片は線形又は線状披針形。花冠は車形、拡大部は直径18~20(~25)㎜。花冠裂片はわずかに後ろ向きで、卵状披針形、又は披針形、先は鋭形、明るい青色、たまに、白色。雄しべの円錐体(staminal cone)は直立し、長さ約10㎜、鋭形、黒色又はほぼ黒色。葯は長さ5~8㎜。小堅果は長さ5~7(~8)㎜、±長円形、不規則な縦のうねがある。2n=16。花期は6~8月。
ルリヂシャ(ボラゴ)属
family Boraginaceae - genus Borago1年草、2年草又は多年草、剛毛~粗毛がある。茎は斜上~直立する。葉は茎葉、±葉柄がある。葉身は卵形~倒卵形、全縁。花序は円錐花序状の集散花序、頂生、花が2~3個つき、苞がある。花柄は果時に±開出~垂れ下がる。咢は基部近くまで5裂し、果時に大きくなる。花冠筒部は非常に短く、拡大部は車形又は鐘形、普通、青色、まれにピンク色又は白色。花冠裂片は広がり、鋭形、付属体(鱗片)は凹形、直立、突き出る。花糸は先に長い付属体をもち、基部は広がる。葯は花柱の周りに密着し、襟が厚くなり、基部が強く、凹面、古くなると分かれる。果実は小堅果、±直立し、4個、丈夫、倒卵形、不規則ないぼがあり、柄のような基部の付着痕が露出する。付着痕の縁は厚い。
世界に5種あり、ヨーロッパ、西アジア、北アフリカに分布する。
【ルリヂシャ属の種】
Borago longifolia Poir. アルジェリア、チュニジア
Borago macranthera Sol. ⇒ Caccinia macranthera Brand
Borago morisiana Bigazzi & Ricceri サルデーニャ島
Borago officinalis L .ヨーロッパ、西アジア、北アフリカ
Borago pygmaea (DC.) Chater & Greuter フランス、イタリア
Borago spinulosa Roxb. ⇒ Trichodesma indicum (L.) R. Br.
Borago trabutii Maire アルジェリア、モロッコ
Borago tristis G.Forst ⇒ Borago africana L.⇒Trichodesma africanum
ルリヂシャ(ボラゴ)属の主な種と園芸種
1 Borago officinalis L. ルリヂシャ 瑠璃苣、瑠璃萵苣ヨーロッパ、西アジア、北アフリカ原産。英名はbeebread , beeplant , borage , starflower , talewort , Tailwort , common tidytips。中国名は琉璃苣 liu li ju。
1年草ときに2年草。高さ20~70㎝。茎は普通、上部で分枝し、直根がある。茎と葉には厳密に剛毛がある。根生葉は長さ8~20(~30)㎝×幅3~8(~20)㎝、披針形、卵形又は広卵形、葉柄があり、基部は普通、円形~楔形、先は鋭形。茎葉はかなり小さく、無柄になり、茎上部ではわずかに抱茎。花柄は長さ約3㎝、反曲する。咢は花時に長さ8~10㎜、果時に長くなり、長さ10~15㎜。咢片は線形又は線状披針形。花冠は車形、拡大部は直径18~20(~25)㎜。花冠裂片はわずかに後ろ向きで、卵状披針形又は披針形、先は鋭形、明るい青色、たまに、白色。雄しべの円錐体(staminal cone)は直立し、長さ約10㎜、鋭形、黒色又はほぼ黒色。葯は長さ5~8㎜。小堅果は長さ5~7(~8)㎜、±長円形、不規則な縦のうねがある。2n=16。花期は6~8月。
品種) 'Alba' , 'Bfs Quilon' (PBR) , 'Bfs Star' (PBR) , 'Bill Archer' , 'Biostar' (PBR) , 'Florin' , 'Kate' (PBR) , 'Murray' , 'Penny' (PBR) , 'Spruce' , 'Tyerman' , 'Variegata' (v)
2 Borago pygmaea (DC.) Chater & Greuter クリーピングボリジ
synonym Borago laxiflora (DC.) Fisch.
フランス、イタリア原産。英名はdwarf borage , slender borage , bell-flowered borage
多年草。高さ30~50㎝、全体に剛毛がある。茎は直立し、円筒形又はときにやや稜がある。根生葉は長い柄があり、線状へら形、長さ5~20㎝、縁は波打ち、下面に盛り上がった脈と網状脈をもち、上面より淡色。茎葉は無柄、沿下し、長円状披針形、小さくなる。花序は緩く、花序柄は長さ2~3㎝、上向きに曲がる。咢は5裂し、裂片は披針形、散開する房毛がある。花冠は直径約1(1.8)㎝、淡青色、筒部は長さ約5㎜、裂片は円形、交互に芒がある。小堅果は4個。花期は春~初夏。
参考
1) Flora of New Zealand | Taxon Profile | Borago officinalisBorago
http://www.nzflora.info/factsheet/Taxon/Borago.html
2) The Jepson Herbarium
Borago officinalis
http://ucjeps.berkeley.edu/eflora/eflora_display.php?tid=15875
3) GRIN
Borago
https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=1581
4) Borago officinalis : Tailwort | Atlas of Living Australia
Borago pygmaea
https://bie.ala.org.au/species/http://id.biodiversity.org.au/node/apni/2888604
5)Plante Endemiche Boraginaceae
Borago pygmaea
http://www.sardegnaflora.it/linkendemiche/borago_pygmaea.html