ポンポンアザミ

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Flora of Mikawa

キク科 Asteraceae カンプロクリニウム属

英 名 pompom weed, pompom bossie
学 名 Campuloclinium macrocephalum (Less.) DC.
Eupatorium macrocephalum Less.
Eupatorium donianum Hook. et Arn.
ポンポンアザミ花序
ポンポンアザミの花
ポンポンアザミの総苞
ポンポンアザミの冠毛
ポンポンアザミの果実2
ポンポンアザミの葉裏鋸歯
ポンポンアザミの茎や葉柄の白色の剛毛
ポンポンアザミの茎
ポンポンアザミ
ポンポンアザミ筒状花
ポンポンアザミ痩果
ポンポンアザミの冠毛の小刺
ポンポンアザミ葉表
ポンポンアザミ葉裏
花 期 7~11月
高 さ 30~130㎝
生活型 多年草
生育場所 道端、空地
分 布 帰化種   南アメリカ(アルゼンチン、ブラジル)、中央アメリカ(ボリビア、コロンビア、グアテマラ、ホンジュラス、パラグアイ)、メキシコ原産
撮 影 田原市(旧渥美町)  12.7.9
北アフリカ、オーストラリア、西アジアなどに帰化し、問題となっている。東三河の田原市(旧渥美町)などで増加し、道端などでも見られるようになり、愛知県の「自然環境の保全及び緑化の推進に関する条例」により、生態系に著しく悪影響を及ぼすおそれのある移入種として平成23年3月に公表された。栽培種であり、10年ほど前から、蒲郡市内でも野生化しているものを確認しているがあまり増加していない。痩果はよくできており、草刈り等の管理の問題であると思われる。ポンポンアザミがニオイアザミVernonia glabra という名で販売されているが、glablaは無毛の意であり、ポンポンアザミは臭いがほとんどなく、名前が違っている。
 ヒヨドリバナ属 Eupatoriumに分類されることもあり、ヒヨドリバナ連に分類される。
 根茎は先がチューブ状の太い根に分かれ、深い。茎は直立し、分枝する。茎、葉、総苞に粗い剛毛がある。葉の剛毛はすべて白色であり、茎や総苞の剛毛はピンク色のものと白色のものがある。葉は対生又は互生し、淡緑色、長さ6~8㎝、幅2㎝以下の披針状長楕円形、葉の基部は狭まり、翼のある葉柄へと続く。上部の葉は小さい。頭花はピンク色、長さ約15㎜、直径約25㎜。筒状花のみからなり、花冠の先は5裂する。ピンクの花柱の先が2裂し、花冠から長さ6~8㎜、突き出して広がり、頭花は丸くなる。痩果は長さ約5㎜。冠毛は褐色を帯び、上向きの小刺があり、果体とほぼ同長、分枝しない。2n= 20, 30
 Vernonia glabra (wild heliotrope)はアフリカに分布し、ポンポンアザミとは似ていない。葉にさわっても滑らかである。葉は長さ6~12㎝、幅15~25㎜。ショウジョウハグマ属であり、花が異なり、痩果も違う。

カンプロクリニウム属

  family Asteraceae - genus Campuloclinium

 1年草又は多年草、亜低木。枝は円柱形、条線があり、ときに粗毛がある。葉は対生又は互生、無柄又は葉柄に翼がある。葉身は卵形~長円形。花序は散房花序、少数~多数の頭花をもつ。頭花は多数の小花をもつ。総苞片は15~30個、敷石状~弱い類覆瓦状、2~3列につき、幅が広い。花托は丸く又は先細、こぶの上に小さな傷をもち、無毛。小花は頭花に30~100個つき、花冠はピンク色、ライラック色、又は紫色、漏斗形、筒部は扁平、蜜腺の上につく。花冠裂片は三角形、普通、長さより幅が広く、パピラ、腺をもち、ときに外側に毛がある。葯台は円筒形、短く、葯は長円形、葯の付属体は短い。花柱の基部は小さい~大きくて膨れまで変化し、基部に少数~多数の毛がある(Campuloclinium irwinii)では無毛)。花柱の枝は真っすぐ、平らになり、わずかにマミラ~パピラがある。痩果は長さ4~7㎜、プリズム形、基部に柄があり、5本の明瞭で淡色の小剛毛のあるうねがあり、腺をもつ。冠毛は25~40本の1列につく長い剛毛( Campuloclinium alternifoliumとC. campuloclinioidesでは短い)。
 世界に約16種があり、中央アメリカと南アメリカに分布する。

カンプロクリニウム属の主な種

1 Campuloclinium macrocephalum (Less.) DC.  ポンポンアザミ
  synonym Eupatorium macrocephalum Less.
  synonym Eupatorium donianum Hook. et Arn.
 南アメリカ(ブラジル、ボリビア、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイ、ベネズエラ)原産。英名はpompomweed , pom-pom bossie。道端、荒地などに生える。
 多年草。高さ30~130㎝。根茎は先がチューブ状の太い根に分かれ、深い。茎は直立し、分枝する。茎、葉、総苞に粗い剛毛がある。葉の剛毛はすべて白色であり、茎や総苞の剛毛はピンク色のものと白色のものがある。葉は対生又は互生し、淡緑色、長さ6~8㎝、幅2㎝以下の披針状長楕円形、葉の基部は狭まり、翼のある葉柄へと続く。上部の葉は小さい。頭花はピンク色、長さ約15㎜、直径約25㎜。筒状花のみからなり、花冠の先は5裂する。ピンクの花柱の先が2裂し、花冠から長さ6~8㎜、突き出して広がり、頭花は丸くなる。痩果は長さ約5㎜。冠毛は褐色を帯び、上向きの小刺があり、果体とほぼ同長、分枝しない。2n= 20, 30。花期は7~11月。

参考

1) Flora do Bresil 2020
 Campuloclinium  
http://floradobrasil.jbrj.gov.br/reflora/PrincipalUC/PrincipalUC.do
2)GRIN
 Campuloclinium DC.(syn. Eupatorium L.)  
https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=4514
3)SANBI
 Campuloclinium macrocephalum  
https://www.sanbi.org/resources/infobases/invasive-alien-plant-alert/campuloclinium-macrocephalum/