オキシデンドラム・アルボレウム
Flora of Mikawa
ツツジ科 Ericaceae オキシデンドラム属
別 名 | スズランノキ 鈴蘭の木 |
中国名 | 酸模树 suan mo shu |
英 名 | sourwood , sorrel tree |
学 名 | Oxydendrum arboreum (Linnaeus) de Candolle |
花 期 | (5~)7~8月 |
高 さ | 約25(~35)m |
生活型 | 落葉高木 |
生育場所 | 栽培種 |
分 布 | 外来種 USA原産 |
撮 影 | 浜松フラワーパーク 19.10.20 |
オキシデンドラム・アルボレウム(スズランノキ)はツツジ科オキシデンドラム属の栽培種。オキシデンドラム属(オクシデンドルム属ともいわれる)はオキシデンドラム・アルボレウム1種だけの属で、USA原産の落葉高木。花がスズランに似ていて垂れ下がって咲き、秋に赤く紅葉し、スズランノキと呼ばれる。 USA原産の低木であるZenobia pulverulenta (W.Bartram) Pollardの和名がスズランノキであり、間違えやすく、こちらがゼノビアと呼ばれ区別されている。
高さ約25(~35)m、酸っぱい味の樹液をもつ。茎は円柱形。葉身は秋に赤色に変わり、長さ5.5~23.5㎝×幅2~8㎝、基部はくさび形~円形、先は鋭形~尖鋭形。頂生の「円錐花序に小さな白色の花が多数、つく。咢片は長さ1~2mm×幅0.7~1.4mm。花冠はつぼ形~円筒状つぼ形、長さ4~7mm×幅2.5~5.5mm。雄しべは10本、わずかに突き出る。花糸は長さ2~3.5mm。葯は室の上部が狭く、小管状(tubulelike)。花柱は子房の先に強く押し付けられる。蒴果は長さ3.5~8.5mm×幅2~4㎜、単細胞の毛がある。基底胎座。種子は多数。2n = 24。
高木又は低木。茎は直立。小枝は無毛又は微軟毛がある。葉は落葉。葉身は楕円状長円形~楕円形~卵形~倒卵形、±紙質、縁は不規則な重鋸歯又は小鋸歯、特に上部に多く、又は全縁(ときにフリンジ状になり、長い毛があり、特に若いときにあり、又は切り株から出た芽に多く)、平面、下面の中脈上に多細胞の長い毛があり(毛は丈夫) 、ときにそのような毛が上面の中脈と葉身にあり、又はそのような毛がないこともある。両面の中脈にまばらに単細胞の毛があり、又はそのような毛がないこともある。 葉脈は 環結脈(brochidodromous:二次脈が葉縁で 曲がってつながるもの)。花序は頂生の円錐花序、アーチ状に下に曲がった総状花序又は2次の円錐花序からなり、花が15~50個(当季のシュートにつく)。小苞が2個、花柄の中間から上部につく。咢片は5個、わずか~その長さの1/2まで合着し、披針形。花弁は5個その長さの約3/4が合着し、白色、花冠はつぼ形~円筒状つぼ形、花冠裂片は筒部より短く(密に単細胞の毛があり、毛は短~長、縮れるか又は真っすぐ)。雄しべは10本、わずかに突き出る。花糸は真っすぐ、平ら、毛があり、距はない。葯は芒がなく、隙間状の孔から裂開し、各裂片の外側にある崩壊組織の白色の線をもつ。雌しべは5心皮。子房は5室。柱頭は頭状切形。果実は蒴果、卵形(縫合線はごくわずかに厚くなり)、乾く。種子は25~100個、狭長円形(尾がある)。種皮細胞は長い。x = 12。
世界に1種だけ、USAに分布する。
synonym Andromeda arborea L.
USA原産。中国名は酸模树 suan mo shu。英名はsourwood , sorrel tree。別名はスズランノキ 鈴蘭の木
高さ約25(~35)m、酸っぱい味の樹液をもつ。茎は円柱形。葉身は秋に赤色に変わり、長さ5.5~23.5㎝×幅2~8㎝、基部はくさび形~円形、先は鋭形~尖鋭形。咢片は長さ1~2mm×幅0.7~1.4mm。花冠は長さ4~7mm×幅2.5~5.5mm。花糸は長さ2~3.5mm。葯は室の上部が狭く、小管状(tubulelike)。花柱は子房の先に強く押し付けられる。蒴果は長さ3.5~8.5mm×幅2~4㎜、単細胞の毛がある。基底胎座。2n = 24。花期は春下旬~夏。
品種) Chameleon'
Oxydendrum
Oxydendrum
高さ約25(~35)m、酸っぱい味の樹液をもつ。茎は円柱形。葉身は秋に赤色に変わり、長さ5.5~23.5㎝×幅2~8㎝、基部はくさび形~円形、先は鋭形~尖鋭形。頂生の「円錐花序に小さな白色の花が多数、つく。咢片は長さ1~2mm×幅0.7~1.4mm。花冠はつぼ形~円筒状つぼ形、長さ4~7mm×幅2.5~5.5mm。雄しべは10本、わずかに突き出る。花糸は長さ2~3.5mm。葯は室の上部が狭く、小管状(tubulelike)。花柱は子房の先に強く押し付けられる。蒴果は長さ3.5~8.5mm×幅2~4㎜、単細胞の毛がある。基底胎座。種子は多数。2n = 24。
オキシデンドラム属
family Ericaceae - genus Oxydendrum高木又は低木。茎は直立。小枝は無毛又は微軟毛がある。葉は落葉。葉身は楕円状長円形~楕円形~卵形~倒卵形、±紙質、縁は不規則な重鋸歯又は小鋸歯、特に上部に多く、又は全縁(ときにフリンジ状になり、長い毛があり、特に若いときにあり、又は切り株から出た芽に多く)、平面、下面の中脈上に多細胞の長い毛があり(毛は丈夫) 、ときにそのような毛が上面の中脈と葉身にあり、又はそのような毛がないこともある。両面の中脈にまばらに単細胞の毛があり、又はそのような毛がないこともある。 葉脈は 環結脈(brochidodromous:二次脈が葉縁で 曲がってつながるもの)。花序は頂生の円錐花序、アーチ状に下に曲がった総状花序又は2次の円錐花序からなり、花が15~50個(当季のシュートにつく)。小苞が2個、花柄の中間から上部につく。咢片は5個、わずか~その長さの1/2まで合着し、披針形。花弁は5個その長さの約3/4が合着し、白色、花冠はつぼ形~円筒状つぼ形、花冠裂片は筒部より短く(密に単細胞の毛があり、毛は短~長、縮れるか又は真っすぐ)。雄しべは10本、わずかに突き出る。花糸は真っすぐ、平ら、毛があり、距はない。葯は芒がなく、隙間状の孔から裂開し、各裂片の外側にある崩壊組織の白色の線をもつ。雌しべは5心皮。子房は5室。柱頭は頭状切形。果実は蒴果、卵形(縫合線はごくわずかに厚くなり)、乾く。種子は25~100個、狭長円形(尾がある)。種皮細胞は長い。x = 12。
世界に1種だけ、USAに分布する。
オキシデンドラム属の種と園芸品種
1 Oxydendrum arboreum (Linnaeus) de Candolle i オキシデンドラム・アルボレウムsynonym Andromeda arborea L.
USA原産。中国名は酸模树 suan mo shu。英名はsourwood , sorrel tree。別名はスズランノキ 鈴蘭の木
高さ約25(~35)m、酸っぱい味の樹液をもつ。茎は円柱形。葉身は秋に赤色に変わり、長さ5.5~23.5㎝×幅2~8㎝、基部はくさび形~円形、先は鋭形~尖鋭形。咢片は長さ1~2mm×幅0.7~1.4mm。花冠は長さ4~7mm×幅2.5~5.5mm。花糸は長さ2~3.5mm。葯は室の上部が狭く、小管状(tubulelike)。花柱は子房の先に強く押し付けられる。蒴果は長さ3.5~8.5mm×幅2~4㎜、単細胞の毛がある。基底胎座。2n = 24。花期は春下旬~夏。
品種) Chameleon'
参考
1) Flora of North AmericaOxydendrum
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=1&taxon_id=123490
2) Plants of the World Online | Kew ScienceOxydendrum
http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:14832-1