オオカナダモ 大カナダ藻
Flora of Mikawa
トチカガミ科 Hydrocharitaceae オオカナダモ属
中国名 | 水蕴草 shui yun cao |
英 名 | Brazilian elodea ,giant elodea |
学 名 | Egeria densa Planch. |
花 期 | 6~10月 |
高 さ | 沈水植物 長さ1m |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | ため池、河川、水路 |
分 布 | 帰化種 南アメリカ原産 |
撮 影 | 幸田町 05.9.3 |
南米原産の水草で、関東地方以西に帰化している。雌雄異株。日本で見られるのは雄花だけである。葉は長さ1.5~4㎝の線形で、3~5個輪生。水面から花を出して開花する。花は直径約1.5㎝。花弁は3個。2n=46
多年草、淡水性。根茎と匍匐茎は無い。茎は直立し、基質に根を出し、分枝または非分枝、長い。葉は茎葉、5個以上輪生し、沈水し、無柄。葉身は全体的に均一な色であり、基部は茎に向かって傾斜し、下面は刺や気孔がなく、先は鈍形、中脈は側面に沿って裂孔の列はなく、鞘の小鱗片は全縁。 花序は花が1個、無柄。仏炎苞は翼がない。雌雄異株。花は単性、花筒の基部が細長いことにより表面に突き出し、花柄がある。花弁は白色。雄花は花糸が分離し、葯は線形、花粉は単集粒(monad)。雌花は子房が1室、花柱は3本、2分岐ではない。果実は卵形、平滑、不規則に裂開する。種子は紡錘形、粘液性。
世界に3種あり、南アメリカに分布し、アフリカ、アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、および北アメリカに広がり帰化している。
synonym Elodea densa (Planch.) Casp. [Kew Science]
南アメリカ(ブラジル南東部、アルゼンチン)原産。中国名は水蕴草 shui yun cao。英名はBrazilian elodea , giant elodea
多年草、無毛、淡水性、 沈水植物。茎は直立し、下部の節に根があり、枝分かれするか、またはしない。雌雄異株。葉は単葉、輪生、線形、長さ10~40㎜×幅1.5~4.5㎜、鋸歯縁、下面に側に刺のない葉脈があり、無柄。花序は単生および腋生。雄花の仏炎苞は無柄、漏斗形~広筒状、花が2~4個つく。雌花の仏炎苞は片側が半分に分かれ、花が1個。花は放射相称、薄くて細長い花托筒の基部を通って水面に向かって突き出す。萼片は3個、草質、緑色。花弁は3個、萼片の長さの2~3倍、膜質、白色。雄花は9本の離生の雄しべと小さな中央の3裂の蜜腺管をもつ。雌花は3本の仮雄しべ、3個の心皮、単室の子房、 側膜胎座をもつ。梶井は円筒形。種子は多数、紡錘形、嘴をもち、種皮は粘液性。花期と果期は1~4月(Flora de Nicaragua 1984)。
茎は直径1~3mm。葉は輪生し、反曲し、長さ10~40㎜×幅1.5~4.5㎜、縁は小鋸歯がある。雄花の仏炎苞は花が2~4個つき、長さ7.5~12㎜。花柄は長さ8㎝以下。2n=46。(Flora of North America)
Egeria
Egeria
Egeria
オオカナダモ属
family Hydrocharitaceae - genus Egeria多年草、淡水性。根茎と匍匐茎は無い。茎は直立し、基質に根を出し、分枝または非分枝、長い。葉は茎葉、5個以上輪生し、沈水し、無柄。葉身は全体的に均一な色であり、基部は茎に向かって傾斜し、下面は刺や気孔がなく、先は鈍形、中脈は側面に沿って裂孔の列はなく、鞘の小鱗片は全縁。 花序は花が1個、無柄。仏炎苞は翼がない。雌雄異株。花は単性、花筒の基部が細長いことにより表面に突き出し、花柄がある。花弁は白色。雄花は花糸が分離し、葯は線形、花粉は単集粒(monad)。雌花は子房が1室、花柱は3本、2分岐ではない。果実は卵形、平滑、不規則に裂開する。種子は紡錘形、粘液性。
世界に3種あり、南アメリカに分布し、アフリカ、アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、および北アメリカに広がり帰化している。
オオカナダモ属の主な種と園芸品種
1 Egeria densa Planch. オオカナダモsynonym Elodea densa (Planch.) Casp. [Kew Science]
南アメリカ(ブラジル南東部、アルゼンチン)原産。中国名は水蕴草 shui yun cao。英名はBrazilian elodea , giant elodea
多年草、無毛、淡水性、 沈水植物。茎は直立し、下部の節に根があり、枝分かれするか、またはしない。雌雄異株。葉は単葉、輪生、線形、長さ10~40㎜×幅1.5~4.5㎜、鋸歯縁、下面に側に刺のない葉脈があり、無柄。花序は単生および腋生。雄花の仏炎苞は無柄、漏斗形~広筒状、花が2~4個つく。雌花の仏炎苞は片側が半分に分かれ、花が1個。花は放射相称、薄くて細長い花托筒の基部を通って水面に向かって突き出す。萼片は3個、草質、緑色。花弁は3個、萼片の長さの2~3倍、膜質、白色。雄花は9本の離生の雄しべと小さな中央の3裂の蜜腺管をもつ。雌花は3本の仮雄しべ、3個の心皮、単室の子房、 側膜胎座をもつ。梶井は円筒形。種子は多数、紡錘形、嘴をもち、種皮は粘液性。花期と果期は1~4月(Flora de Nicaragua 1984)。
茎は直径1~3mm。葉は輪生し、反曲し、長さ10~40㎜×幅1.5~4.5㎜、縁は小鋸歯がある。雄花の仏炎苞は花が2~4個つき、長さ7.5~12㎜。花柄は長さ8㎝以下。2n=46。(Flora of North America)
参考
1) Flora of ChinaEgeria
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=111329
2) Plants of the World Online | Kew ScienceEgeria
http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:19696-1
3) World Flora Online Egeria
http://www.worldfloraonline.org/taxon/wfo-4000013050
Egeria densa
http://www.worldfloraonline.org/taxon/wfo-0000770732