オオヒキヨモギ 大引蓬
Flora of Mikawa
ハマウツボ科 Orobanchaceae ヒキヨモギ属
中国名 | 腺毛阴行草 xian mao yin xing cao |
学 名 | Siphonostegia laeta S. Moore |
花 期 | 8~9月 |
高 さ | 30~70㎝ |
生活型 | 1年草 |
生育場所 | 山地の林縁 |
分 布 | 在来種 本州(関東~中国地方)、四国(瀬戸内海側)、中国 |
撮 影 | 新城市 16.8.31 海上の森 06.9.3 |
科はAPGではゴマノハグサ科からハマウツボ科に移動された。全国では絶滅危惧Ⅱ類に指定されているが、愛知県ではランク外。
半寄生で、茎は直立し、全体に開出した腺毛が密に生え、乾くと黒色を帯びる。枝は3~5対。葉は密に腺毛があり、短い葉柄があり、葉柄に翼がある。葉身は狭三角状卵形、長さ1.5~2.5㎝、幅 0.8~1.5㎝、掌状に近い羽状、3個に分裂する。中央羽片は他より大きく、菱状卵形、側羽片は斜めの三角状卵形。苞は葉状、萼より短く、菱状卵形~卵j状被針形、密に腺毛があり、縁は羽状に分裂~全縁、先は尖る。小花柄は長さ2~3㎜。小苞は長さ3~5㎜。花は枝先の分裂しない長さ2~3㎝の葉の葉腋に単生する。萼は腺毛が密生し、筒状鐘形、筒部は長さ1~1.5㎝、10本の条線が溝状になり、先は5裂する。萼片は披針形、長さ6~10(12)㎜、全縁。花冠は黄色、2唇形、外面に腺毛が多く、筒部は下部が萼筒に包まれ、長さ約2㎝。上唇弁はかぶと状、ときに紫色を帯び、内面に長い多細胞の縮れた毛がある。下唇弁は上唇とほぼ同長、上面に長い多細胞の縮れた毛があり、裂片は三角状卵形。雄しべ4個、上唇弁内にあり、花糸には毛が密生する。雌しべ1個、子房は狭卵形、長さ2~3㎜、子房上位。蒴果は長さ1.2~1.3㎝、幅約3.5㎜、残存性の萼片に包まれ、内部で2つに裂開する。種子は長さ1~1.5㎜、黄褐色。
ヒキヨモギSiphonostegia chinensis は逆に全国ではランク外であるが、愛知県では準絶滅危惧種に指定されている。中国名は阴行草(yin xing cao)。 全体に短毛が多いが、腺毛はない。葉は広卵形、2回羽状全裂。花冠が鮮黄色、筒部は長さ1.2~1.4㎝。萼裂片が長さ2~2.5(4~5)㎜と短い。花糸は基部に縁毛がある。果実は長さ約1.5㎝、幅約2.5㎜と細長い。種子は長さ約0.8㎜、黒色。
半寄生で、茎は直立し、全体に開出した腺毛が密に生え、乾くと黒色を帯びる。枝は3~5対。葉は密に腺毛があり、短い葉柄があり、葉柄に翼がある。葉身は狭三角状卵形、長さ1.5~2.5㎝、幅 0.8~1.5㎝、掌状に近い羽状、3個に分裂する。中央羽片は他より大きく、菱状卵形、側羽片は斜めの三角状卵形。苞は葉状、萼より短く、菱状卵形~卵j状被針形、密に腺毛があり、縁は羽状に分裂~全縁、先は尖る。小花柄は長さ2~3㎜。小苞は長さ3~5㎜。花は枝先の分裂しない長さ2~3㎝の葉の葉腋に単生する。萼は腺毛が密生し、筒状鐘形、筒部は長さ1~1.5㎝、10本の条線が溝状になり、先は5裂する。萼片は披針形、長さ6~10(12)㎜、全縁。花冠は黄色、2唇形、外面に腺毛が多く、筒部は下部が萼筒に包まれ、長さ約2㎝。上唇弁はかぶと状、ときに紫色を帯び、内面に長い多細胞の縮れた毛がある。下唇弁は上唇とほぼ同長、上面に長い多細胞の縮れた毛があり、裂片は三角状卵形。雄しべ4個、上唇弁内にあり、花糸には毛が密生する。雌しべ1個、子房は狭卵形、長さ2~3㎜、子房上位。蒴果は長さ1.2~1.3㎝、幅約3.5㎜、残存性の萼片に包まれ、内部で2つに裂開する。種子は長さ1~1.5㎜、黄褐色。
ヒキヨモギSiphonostegia chinensis は逆に全国ではランク外であるが、愛知県では準絶滅危惧種に指定されている。中国名は阴行草(yin xing cao)。 全体に短毛が多いが、腺毛はない。葉は広卵形、2回羽状全裂。花冠が鮮黄色、筒部は長さ1.2~1.4㎝。萼裂片が長さ2~2.5(4~5)㎜と短い。花糸は基部に縁毛がある。果実は長さ約1.5㎝、幅約2.5㎜と細長い。種子は長さ約0.8㎜、黒色。