ニセカラクサケマン 偽唐草華鬘
Flora of Mikawa
ケシ科 Papaveraceae カラクサケマン属
別 名 | フマリア・カプレオラタ |
英 名 | climbing fumitory , ramping fumitory , white fumitory , white ramping fumitory , white-flower fumitory |
学 名 | Fumaria capreolata L. |
花 期 | (2)3~7月 |
[草高] | 10~100㎝ |
生活型 | 1年草(2年草) |
生育場所 | 荒地、溝、耕作地 |
分 布 | 帰化種 ヨーロッパ、西アジア、コーカサス、ロシア、北アフリカ原産 |
撮 影 | イタリア(フィレンツェ) 19.5.25 |
ニセカラクサケマンはケシ科カラクサケマン属の雑草。オー ストラリア、ニュージーランド、北アメリカ、南アメリカなど、世界中に帰化している。
1年草(2年草)。茎は控えめに分枝し、広がり、斜上し、葉軸で他に巻き付き、半つる性になり、弱くよじ登り、高さ0.1~1(~2又は3)mになる。葉は互生し、黄緑色、粉白を帯びず、羽状複葉。小葉は約3~9個、最終裂片は平ら、広長円形~卵形、長さ2~9㎜×幅1~4㎜。花序は総状花序、腋生、花序柄を除いて長さ2~3.5㎝、花を(10)14~25 (30)個つける。苞は長さ2~3㎜、長円状披針形。花柄は果時に弓状に下向きに曲がり、長さ約3㎜。花は脱落性、筒形、2唇形、4花弁。花冠は長さ(9~)10~12 (~13) ㎜、距は長さ2~3㎜、外側は白色又はクリーム色で紫色を帯び、先が紫色又は黒赤色、受粉後は次第にピンク色になる。萼片は2個、白色、長さ 4~6㎜×幅2.5~3.5㎜、花弁の長さの約1/2、花の側面に付く。果実は蒴果、球形わずかに扁平、直径2~2.5㎜、平滑又はほぼ平滑。2n = 64 , c. 70。花期は(2)3~7月。
セイヨウエンゴサク(Fumaria murali)は花がよく似るが、長い花序柄に比べ花序が短く、花序につく花数も15以下。果柄が斜上する。
1年草、有茎、直根があり、普通、無毛、草汁は無色。茎は直立~寄りかかり、分枝し、長さ10~70㎝。葉は茎葉、長さ2~6㎝、ときに、また、根生葉がある。葉身は3~4列の小葉と裂片があり、縁は全縁、表面は無毛。花序は主茎に頂生し、葉に対生する枝があり、総状花序。花は左右相称、約1平面。咢片は2個、花弁状、基部付近につき、卵形、基部は円形、縁は±ギザギザに切り裂かれ、先は鋭形又は尖鋭形、花後に枯れる。花弁は4個、クリーム色~紫色、花後に宿存する。外側の2個の花弁は離生上側の花弁の基部に距がある。内側の2個の花弁は先端につき、倒披針形、背にとさかがある。雄しべは6個、花糸が完全に合着して、2セットの束になり、外側の花弁に対生して、花弁の基部につく。子房はほぼ球形~卵形。花柱は1本、花後にすぐ落ち、長い。柱頭は点状、±2裂。果実は±堅果(蒴果は不裂開)、±球形。種子は1個、 エライオソーム は無い。
世界に約50種あり、ユーラシア、アフリカ、大西洋諸島に分布し、地中海沿岸地域に様々ある。
synonym Fumaria officinalis var. major Moris
地中海地域原産。英名はBaronola's fumitory
1年草。総状花序に花が10~25個つき、上部の花序はしばしば花序柄より極短い。苞はほぼ直立する花柄とほぼ同長。咢片は長さ3~3.5㎜×幅1.5~2㎜、不規則に湾入する歯状。花冠は長さ12~14㎜、ピンク色、内側の花弁の先と上側の翼は暗紫色。下側の花弁は縁が広く、開出する。果実は長さ2.5~3㎜×幅2.5~3㎜、類球形~倒卵形、わずかに竜骨があり、乾くと密にいぼ状のしわがあり、先は鈍形間らは類切形。 2n=80。花期は3~6月。
2 Fumaria capreolata L. ニセカラクサケマン 偽唐草華鬘
ヨーロッパ、西アジア、コーカサス、ロシア、北アフリカ原産。英名はclimbing fumitory , ramping fumitory , white fumitory , white ramping fumitory , white-flower fumitory 。オー ストラリア、ニュージーランド、北アメリカ、南アメリカなど、世界中に帰化している。
1年草(2年草)。茎は控えめに分枝し、広がり、斜上し、葉軸で他に巻き付き、半つる性になり、弱くよじ登り、高さ0.1~1(~2又は3)mになる。葉は互生し、黄緑色、粉白を帯びず、羽状複葉。小葉は約3~9個、最終裂片は平ら、広長円形~卵形、長さ2~9㎜×幅1~4㎜。花序は総状花序、腋生、花序柄を除いて長さ2~3.5㎝、花を(10)14~25 (30)個つける。苞は長さ2~3㎜、長円状披針形。花柄は果時に弓状に下向きに曲がり、長さ約3㎜。花は脱落性、筒形、2唇形、4花弁。花冠は長さ(9~)10~12 (~13) ㎜、距は長さ2~3㎜、外側は白色又はクリーム色で紫色を帯び、先が紫色又は黒赤色、受粉後は次第にピンク色になる。萼片は2個、白色、長さ 4~6㎜×幅2.5~3.5㎜、花弁の長さの約1/2、花の側面に付く。果実は蒴果、球形わずかに扁平、直径2~2.5㎜、平滑又はほぼ平滑。2n = 64 , c. 70。花期は(2)3~7月。
セイヨウエンゴサク(Fumaria murali)は花がよく似るが、長い花序柄に比べ花序が短く、花序につく花数も15以下。果柄が斜上。
3 Fumaria muralis Sond. ex W.D.J.Koch セイヨウエンゴサク 西洋延胡策
ヨーロッパ、北アフリカ原産。英名はFumaria, wall fumitory。
1年草、全体に無毛。茎は斜上し、高さ約100㎝以下、よく分岐する。葉は互生し、2~4回羽状全裂(pinnatisect)する。葉は長さ約3(~8)㎝×幅1.5~3.5(4~)㎝、平ら、緑色又はわずかに粉白色を帯び、灰緑色~青緑色、小葉は3個以上、長さ約6(3~15)×幅6~8㎜、最終裂片は卵形~三角形、縁が普通、3裂する。花序は総状花序、腋生、花が7~15個。苞は線形、花序柄は真っすぐ、果時に外側に曲がる。花はときに、小さく、自家受粉する。花冠はピンク色、ときに薄ピンク色、先が暗赤色又は紫色、長さ9~12mm、4花弁からなり、外側の上側弁と下側弁は分離し、2個の内側の弁は融合し、先が閉じた筒になる。上側の花弁は基部が長く、距になり、2個のひっくり返った翼をもつ。一方、下側の花弁は2個の狭い、広がった又は直立した翼をもつ。柱頭は3裂し、中央の裂片は他より小さい。萼片は2個、帯白色で中脈が緑色、卵形~広長円形、下部2/3の縁に歯があり、長さ3~5㎜×幅1.5~3㎜。果実は球形~卵形、直径2mm、平滑又はしわがある。果柄は斜上する。花期は3~5月。
花形はニセカラクサケマンとまったく同じであるが、花序が短い。花色はピンク色で先濃紫色、萼片は花の1/3、花の下側に付く、果柄は斜上する。
4 Fumaria officinalis L. カラクサケマン 唐草華鬘
ヨーロッパ、西アジア、コーカサス、ロシア、北アフリカ原産。英名はcommon fumitory , fumitory , wax-dolls 。平地の道端、畑や山裾の明るい場所に生育する。日本を含む暖温帯に広く帰化している。
1年草。茎は長さ10~70㎝、軟弱で、横に這って広がり、分枝し、先は直立又は斜上し、高さ10~20㎝。葉は互生し、葉身は2~3回羽状浅裂~深裂し、小葉は細かく切れ込み、粉白色を帯びる。総状花序に花が多数(20個以上)つく。花序柄は長さ3~7㎝。花柄は真っすぐで、果時に斜上し、長さ約3㎜。小苞は長さが花柄の1/2~同長近くまで。咢片は長さ1.5~3.5㎜。花冠は長さ6~9.5㎜、距は長さ約2.5㎜。花弁は紫ピンク色~基部近くが白色、先は濃赤紫色~栗色。蒴果は類球形、ときにわずかに扁平、直径1.5~2㎜、±いぼ状又は小石状又は浅い穴がある。花期は4~7月。 2n = 32, 48.
よく似たニセカラクサケマンの葉は3回羽状に深裂し、黄緑色で粉白色を帯びない。
5 Fumaria parviflora Lam
ヨーロッパ、西アジア、中央アジア、コーカサス、北アフリカ、カナリア諸島原産。英名はfine-leaf fumitory , Indian fumitory , small-flower fumitory。カリフォルニアに帰化している。
高さ10~60㎝、多数、分枝する。花柄は果時に苞の長さ≦。咢片は長さ0.5~1㎜。花弁は長さ3~6㎜、白色~ピンク色。内側の花弁は先が紫色。果実は竜骨がある。花期は3~5月。
Fumaria
Fumaria capreolata L.
Fumaria
Fumaria capreolata
Fumaria barnolae
Fumaria muralis-Plants of Western New South Wales
1年草(2年草)。茎は控えめに分枝し、広がり、斜上し、葉軸で他に巻き付き、半つる性になり、弱くよじ登り、高さ0.1~1(~2又は3)mになる。葉は互生し、黄緑色、粉白を帯びず、羽状複葉。小葉は約3~9個、最終裂片は平ら、広長円形~卵形、長さ2~9㎜×幅1~4㎜。花序は総状花序、腋生、花序柄を除いて長さ2~3.5㎝、花を(10)14~25 (30)個つける。苞は長さ2~3㎜、長円状披針形。花柄は果時に弓状に下向きに曲がり、長さ約3㎜。花は脱落性、筒形、2唇形、4花弁。花冠は長さ(9~)10~12 (~13) ㎜、距は長さ2~3㎜、外側は白色又はクリーム色で紫色を帯び、先が紫色又は黒赤色、受粉後は次第にピンク色になる。萼片は2個、白色、長さ 4~6㎜×幅2.5~3.5㎜、花弁の長さの約1/2、花の側面に付く。果実は蒴果、球形わずかに扁平、直径2~2.5㎜、平滑又はほぼ平滑。2n = 64 , c. 70。花期は(2)3~7月。
セイヨウエンゴサク(Fumaria murali)は花がよく似るが、長い花序柄に比べ花序が短く、花序につく花数も15以下。果柄が斜上する。
カラクサケマン属
family: Papaveraceae - genus Fumaria1年草、有茎、直根があり、普通、無毛、草汁は無色。茎は直立~寄りかかり、分枝し、長さ10~70㎝。葉は茎葉、長さ2~6㎝、ときに、また、根生葉がある。葉身は3~4列の小葉と裂片があり、縁は全縁、表面は無毛。花序は主茎に頂生し、葉に対生する枝があり、総状花序。花は左右相称、約1平面。咢片は2個、花弁状、基部付近につき、卵形、基部は円形、縁は±ギザギザに切り裂かれ、先は鋭形又は尖鋭形、花後に枯れる。花弁は4個、クリーム色~紫色、花後に宿存する。外側の2個の花弁は離生上側の花弁の基部に距がある。内側の2個の花弁は先端につき、倒披針形、背にとさかがある。雄しべは6個、花糸が完全に合着して、2セットの束になり、外側の花弁に対生して、花弁の基部につく。子房はほぼ球形~卵形。花柱は1本、花後にすぐ落ち、長い。柱頭は点状、±2裂。果実は±堅果(蒴果は不裂開)、±球形。種子は1個、 エライオソーム は無い。
世界に約50種あり、ユーラシア、アフリカ、大西洋諸島に分布し、地中海沿岸地域に様々ある。
カラクサケマン属の主な種と園芸品種
1 Fumaria barnolae Sennen et Pau セイヨウムラサキケマン 西洋紫華鬘synonym Fumaria officinalis var. major Moris
地中海地域原産。英名はBaronola's fumitory
1年草。総状花序に花が10~25個つき、上部の花序はしばしば花序柄より極短い。苞はほぼ直立する花柄とほぼ同長。咢片は長さ3~3.5㎜×幅1.5~2㎜、不規則に湾入する歯状。花冠は長さ12~14㎜、ピンク色、内側の花弁の先と上側の翼は暗紫色。下側の花弁は縁が広く、開出する。果実は長さ2.5~3㎜×幅2.5~3㎜、類球形~倒卵形、わずかに竜骨があり、乾くと密にいぼ状のしわがあり、先は鈍形間らは類切形。 2n=80。花期は3~6月。
2 Fumaria capreolata L. ニセカラクサケマン 偽唐草華鬘
ヨーロッパ、西アジア、コーカサス、ロシア、北アフリカ原産。英名はclimbing fumitory , ramping fumitory , white fumitory , white ramping fumitory , white-flower fumitory 。オー ストラリア、ニュージーランド、北アメリカ、南アメリカなど、世界中に帰化している。
1年草(2年草)。茎は控えめに分枝し、広がり、斜上し、葉軸で他に巻き付き、半つる性になり、弱くよじ登り、高さ0.1~1(~2又は3)mになる。葉は互生し、黄緑色、粉白を帯びず、羽状複葉。小葉は約3~9個、最終裂片は平ら、広長円形~卵形、長さ2~9㎜×幅1~4㎜。花序は総状花序、腋生、花序柄を除いて長さ2~3.5㎝、花を(10)14~25 (30)個つける。苞は長さ2~3㎜、長円状披針形。花柄は果時に弓状に下向きに曲がり、長さ約3㎜。花は脱落性、筒形、2唇形、4花弁。花冠は長さ(9~)10~12 (~13) ㎜、距は長さ2~3㎜、外側は白色又はクリーム色で紫色を帯び、先が紫色又は黒赤色、受粉後は次第にピンク色になる。萼片は2個、白色、長さ 4~6㎜×幅2.5~3.5㎜、花弁の長さの約1/2、花の側面に付く。果実は蒴果、球形わずかに扁平、直径2~2.5㎜、平滑又はほぼ平滑。2n = 64 , c. 70。花期は(2)3~7月。
セイヨウエンゴサク(Fumaria murali)は花がよく似るが、長い花序柄に比べ花序が短く、花序につく花数も15以下。果柄が斜上。
3 Fumaria muralis Sond. ex W.D.J.Koch セイヨウエンゴサク 西洋延胡策
ヨーロッパ、北アフリカ原産。英名はFumaria, wall fumitory。
1年草、全体に無毛。茎は斜上し、高さ約100㎝以下、よく分岐する。葉は互生し、2~4回羽状全裂(pinnatisect)する。葉は長さ約3(~8)㎝×幅1.5~3.5(4~)㎝、平ら、緑色又はわずかに粉白色を帯び、灰緑色~青緑色、小葉は3個以上、長さ約6(3~15)×幅6~8㎜、最終裂片は卵形~三角形、縁が普通、3裂する。花序は総状花序、腋生、花が7~15個。苞は線形、花序柄は真っすぐ、果時に外側に曲がる。花はときに、小さく、自家受粉する。花冠はピンク色、ときに薄ピンク色、先が暗赤色又は紫色、長さ9~12mm、4花弁からなり、外側の上側弁と下側弁は分離し、2個の内側の弁は融合し、先が閉じた筒になる。上側の花弁は基部が長く、距になり、2個のひっくり返った翼をもつ。一方、下側の花弁は2個の狭い、広がった又は直立した翼をもつ。柱頭は3裂し、中央の裂片は他より小さい。萼片は2個、帯白色で中脈が緑色、卵形~広長円形、下部2/3の縁に歯があり、長さ3~5㎜×幅1.5~3㎜。果実は球形~卵形、直径2mm、平滑又はしわがある。果柄は斜上する。花期は3~5月。
花形はニセカラクサケマンとまったく同じであるが、花序が短い。花色はピンク色で先濃紫色、萼片は花の1/3、花の下側に付く、果柄は斜上する。
4 Fumaria officinalis L. カラクサケマン 唐草華鬘
ヨーロッパ、西アジア、コーカサス、ロシア、北アフリカ原産。英名はcommon fumitory , fumitory , wax-dolls 。平地の道端、畑や山裾の明るい場所に生育する。日本を含む暖温帯に広く帰化している。
1年草。茎は長さ10~70㎝、軟弱で、横に這って広がり、分枝し、先は直立又は斜上し、高さ10~20㎝。葉は互生し、葉身は2~3回羽状浅裂~深裂し、小葉は細かく切れ込み、粉白色を帯びる。総状花序に花が多数(20個以上)つく。花序柄は長さ3~7㎝。花柄は真っすぐで、果時に斜上し、長さ約3㎜。小苞は長さが花柄の1/2~同長近くまで。咢片は長さ1.5~3.5㎜。花冠は長さ6~9.5㎜、距は長さ約2.5㎜。花弁は紫ピンク色~基部近くが白色、先は濃赤紫色~栗色。蒴果は類球形、ときにわずかに扁平、直径1.5~2㎜、±いぼ状又は小石状又は浅い穴がある。花期は4~7月。 2n = 32, 48.
よく似たニセカラクサケマンの葉は3回羽状に深裂し、黄緑色で粉白色を帯びない。
5 Fumaria parviflora Lam
ヨーロッパ、西アジア、中央アジア、コーカサス、北アフリカ、カナリア諸島原産。英名はfine-leaf fumitory , Indian fumitory , small-flower fumitory。カリフォルニアに帰化している。
高さ10~60㎝、多数、分枝する。花柄は果時に苞の長さ≦。咢片は長さ0.5~1㎜。花弁は長さ3~6㎜、白色~ピンク色。内側の花弁は先が紫色。果実は竜骨がある。花期は3~5月。
参考
1) GRINFumaria
https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=4782
2) Acta Plantarum - Flora delle Regioni italianeFumaria capreolata L.
https://www.actaplantarum.org/flora/flora_info.php?id=3304&pid=-1&p=3
3) Flora of North AmericaFumaria
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=1&taxon_id=113071
4) ニセカラクサケマン [ケシ科]
www.zennokyo.co.jp/book/kusa/img/kk2_063.pdf
5) Jepson eFlora: Taxon pageFumaria capreolata
http://ucjeps.berkeley.edu/eflora/eflora_display.php?tid=26193
6) MaltaWildPlants.comFumaria barnolae
http://maltawildflowers.com/FUMR/Fumaria_barnolae.php
7)Plants of Western New South Wales Fumaria muralis-Plants of Western New South Wales
https://keys.lucidcentral.org/keys/v3/scotia/key/Plants%20and%20Fungi%20of%20south%20western%20NSW/Media/Html/Fumaria_muralis.htm