ネコハギ 猫萩
Flora of Mikawa
マメ科 Fabaceae ハギ属
中国名 | 铁马鞭 tie ma bian |
学 名 | Lespedeza pilosa (Thunb.) Sieb. et Zucc. |
花 期 | 9~10月 |
高 さ | 地を這う、長さ30~60(100)㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 日当たりのよい草地 |
分 布 | 在来種 本州、四国、九州、朝鮮、中国 |
撮 影 | 幡豆町 11.9.27 |
イヌハギに対してネコハギと名づけられたといわれている。
全体に小さく、軟毛が多く、地を這うのが特徴である。茎にも長毛が生える。葉柄は長さ6~15㎜、軟毛が目立つ。葉は3小葉。小葉は広倒卵形~倒卵形、基部は円形~類円形、先は円形~類円形、又は凹形~ 微突形。頂小葉は長さ1.5~2㎝、幅1~1.5㎝。花は葉腋につき、葉より短い総状花序になる。花柄は短い。萼は5裂し、裂片は披針形、上側の2裂片は基部で合着する。花冠は白色~黄白色。旗弁は楕円形、長さ7~8㎜、旗弁の根元に紅紫色の斑紋がある。翼弁は旗弁や竜骨弁より短い。茎の先の葉腋に柄の短い閉鎖花を1~3個、固まってつける。豆果は広卵形、凸レンズ状、長さ3.5~4.5㎜、密に絨毛があり、種子が1個入る。種子は長さ1.9~3㎜。閉鎖花の果実や種子は小さい。2n=20
変種のタチネコハギ var. erecta は葉が長さ2~4㎝と大きく、茎が斜上する。
シロバナネコハギ form. virginea は旗弁の基部の紅紫色の斑紋を欠く品種。
ツルメドハギ Lespedeza ×intermixta はネコハギとメドハギの雑種と推定されており、メドハギとの中間的な形態を持つ。花がメドハギに似て、葉が倒卵形、茎に毛が多い。
全体に小さく、軟毛が多く、地を這うのが特徴である。茎にも長毛が生える。葉柄は長さ6~15㎜、軟毛が目立つ。葉は3小葉。小葉は広倒卵形~倒卵形、基部は円形~類円形、先は円形~類円形、又は凹形~ 微突形。頂小葉は長さ1.5~2㎝、幅1~1.5㎝。花は葉腋につき、葉より短い総状花序になる。花柄は短い。萼は5裂し、裂片は披針形、上側の2裂片は基部で合着する。花冠は白色~黄白色。旗弁は楕円形、長さ7~8㎜、旗弁の根元に紅紫色の斑紋がある。翼弁は旗弁や竜骨弁より短い。茎の先の葉腋に柄の短い閉鎖花を1~3個、固まってつける。豆果は広卵形、凸レンズ状、長さ3.5~4.5㎜、密に絨毛があり、種子が1個入る。種子は長さ1.9~3㎜。閉鎖花の果実や種子は小さい。2n=20
変種のタチネコハギ var. erecta は葉が長さ2~4㎝と大きく、茎が斜上する。
シロバナネコハギ form. virginea は旗弁の基部の紅紫色の斑紋を欠く品種。
ツルメドハギ Lespedeza ×intermixta はネコハギとメドハギの雑種と推定されており、メドハギとの中間的な形態を持つ。花がメドハギに似て、葉が倒卵形、茎に毛が多い。