ナツミカン 夏蜜柑
Flora of Mikawa
ミカン科 Rutaceae ミカン属
別 名 | ナツカン(夏柑)、ナツダイダイ(夏橙) |
英 名 | Japanese summer grapefruit , natsudaidai orange |
学 名 | Citrus natsudaidai Hayata Citrus aurantium 'Natsudaidai' |
花 期 | 4~5月 |
高 さ | 3~6m |
生活型 | 常緑低木 |
生育場所 | 栽培種 |
分 布 | 在来種 日本、朝鮮、インドで栽培 |
撮 影 | 蒲郡市 19.5.17 |
山口県で最初に作られた栽培品種であり、現在では新潟・茨城県以南、四国、九州など各地で栽培され、朝鮮、インドでも栽培されている。
江戸時代中期に、山口県長門市の青海島に漂着した文旦系の柑橘の種を播き育てたのが夏蜜柑の起源とされている。原木は現存し、天然記念物に指定されている。現在も 山口県、特に萩市で栽培が盛んである。ただし、現在では甘夏蜜柑へ切り替えられている。
常緑低木。高さ3~6m。幹は直立し、よく分枝し、枝に刺はない。葉は互生、葉柄には狭い翼がある。葉身は楕円形~楕円状披針形、長さ8~12㎝、葉先に浅い鋸歯があり、先は鈍形、質は厚く、脈が盛り上がる。花は葉腋につき、直径30~35㎜、花冠は白色、5弁花、芳香がある。果実はやや扁球形の液果、直径10~15㎝。重さは300~500g。果皮は厚く、でこぼこが多数ある。果肉は酸味が強い。花期は4~5月。果期は10~11月、黄色に熟すが、生食用には翌4~6月まで置き、完熟させてから収穫する。
品種)
'アマナツ(川野ナツダイダイ)'=Citrus natsudaidai f. kawanonatsudaidai :1935年に大分県津久見市の果樹園で発見され、1950年に品種登録された。
'ヒュウガナツ'(日向夏、土佐の小夏、ニューサマーオレンジ)
江戸時代の文政年間に宮崎県宮崎市で発見された偶発実生。ユズの突然変異種と考えられている。
江戸時代中期に、山口県長門市の青海島に漂着した文旦系の柑橘の種を播き育てたのが夏蜜柑の起源とされている。原木は現存し、天然記念物に指定されている。現在も 山口県、特に萩市で栽培が盛んである。ただし、現在では甘夏蜜柑へ切り替えられている。
常緑低木。高さ3~6m。幹は直立し、よく分枝し、枝に刺はない。葉は互生、葉柄には狭い翼がある。葉身は楕円形~楕円状披針形、長さ8~12㎝、葉先に浅い鋸歯があり、先は鈍形、質は厚く、脈が盛り上がる。花は葉腋につき、直径30~35㎜、花冠は白色、5弁花、芳香がある。果実はやや扁球形の液果、直径10~15㎝。重さは300~500g。果皮は厚く、でこぼこが多数ある。果肉は酸味が強い。花期は4~5月。果期は10~11月、黄色に熟すが、生食用には翌4~6月まで置き、完熟させてから収穫する。
品種)
'アマナツ(川野ナツダイダイ)'=Citrus natsudaidai f. kawanonatsudaidai :1935年に大分県津久見市の果樹園で発見され、1950年に品種登録された。
'ヒュウガナツ'(日向夏、土佐の小夏、ニューサマーオレンジ)
江戸時代の文政年間に宮崎県宮崎市で発見された偶発実生。ユズの突然変異種と考えられている。