ナンカイヌカボ 南海糠穂

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Flora of Mikawa

イネ科 Poaceae ヌカボ属

英 名 Pacific bentgrass, bent grass, blown grass, fairy grass, common blown grass
学 名 Agrostis avenacea J.F.Gmel.
ナンカイヌカボの花序
ナンカイヌカボの小穂
ナンカイヌカボの枝
ナンカイヌカボの果実
ナンカイヌカボ
ナンカイヌカボの枝先
ナンカイヌカボの小花
ナンカイヌカボ芒の基部
ナンカイヌカボの内頴側
花 期 6月
高 さ 15~65㎝
生活型 多年草
生育場所 道端、荒地、造成地
分 布 帰化種 オーストラリア、ニュージーランド、パプアニューギニア原産
撮 影 豊川市 11.6.3
シロツメクサと混成するように生えていた。海岸の造成地の緑化に使用されたものと思われる。
 茎は平滑、叢生して直立する。葉舌は長さ3~5㎜。葉は長さ8~20㎝、幅1~3㎜、ざらつく。長さ7~30㎝の円錐花序を茎の先につける。花序の枝を数本、輪性し、花序は著しく散開する。花序の枝は小刺があり、長く、下部では長さ5~15㎝、枝の基部には小穂をつけない。小穂は1小花のみからなる。苞穎は長さ2.8~3.6㎜、小花より長く、微軟毛が背面にある。護頴は長さ約2㎜、薄膜質、背面や縁に毛が生え、基部にも毛がある。護頴の先には2歯がある。護頴の中部から曲がった長さ4~7.5㎜の芒が出る。内頴は長さ1㎜以上あり、護頴のほぼ1/2長。葯は長さ約0.5㎜。
 類似のバケヌカボは花期が7月、有芒の小穂と無芒の小穂が同じ花序に混じり、内頴が小さく、芒が護頴の基部付近から出る。